オープン戦の開幕戦から約1週間、いよいよ今週末から本格的にオープン戦を戦うことになるカープ。週末のライオンズとの連戦から、来週は4試合、再来週5試合、そして最終週は6連戦。開幕までいよいよあと1ヶ月です！
2/25 対イーグルス練習試合 1-4
月曜日に行われたイーグルスとの練習試合には敗れましたが、野村投手がかなり良い仕上がりを披露。
最速140km/hながら3回を4奪三振で内野安打1本に押さえ込み、緒方監督をしてキレキレだったと言わしめる抜群の内容。
規定投球回数にも到達できず不本意な成績に終わった昨年からの巻き返しに向け、3本柱の一角が素晴らしい投球をしてくれました。
トレード移籍した福井投手との投げ合いだったのも良い方向に作用したでしょうか。
とにかく制球力で勝負する投手ですから、早い段階で全部の球種を制球良くストライク先行で投げられたのは良かった。
昨年からの底上げという意味では長期離脱もあっただけに期待がかかる投手ですから、まずは一安心といったところでしょう。
中継ぎで期待がかかるレグナルト投手、島内投手も無失点に抑えてまずまずのアピール。
アドゥワ投手、菊池投手は失点し不安を残していますが投手陣としては収穫の多い試合だったのではないでしょうか。
特に菊池投手は古巣相手に結果を残したかったところでしょうが、ストレートを打ち込まれてしまいました。
一方の野手陣ですが、得点は堂林選手のライトへの一発による1点のみ。
打撃面では順調にアピールを重ねる堂林選手ですが、再挑戦中のサードの守備では痛烈なゴロをファンブルする場面があるなど、やはり守備面では不安な一面を見せています。
安部選手一人では層が薄く心配、そんなチーム事情も踏まえて堂林選手もサードに活路を見出そうとしているはず。
勝負はこれからという本人の言葉を信じて、見守りましょう。
キャンプ打ち上げ！
緒方監督が選手が課題を持って一日一日練習した結果、力はさらについた印象と語ったように充実したキャンプとなったようです。
ただ複数ポジションを守る選手も、本職ではないポジションの成熟度はまだまだ。
打順の問題もポジションの組み合わせの問題も3月のオープン戦を通して形をある程度固められるかどうか。
例年以上に首脳陣にとっては忙しい、そしてチームにとっても大事な3月となりそうです。
会澤選手会長の〆の挨拶でもあったようですが、過信・慢心は最大の敵。
インフルエンザや下水流選手の離脱、2軍では中村奨選手が離脱するなどハプニングもありました。
投手陣では薮田投手、ローレンス投手、中村祐太投手の状態が上がらず2軍へ。
代わりに今村投手が週末のオープン戦に投げるなど、1軍、2軍を入れ替えながら開幕へ向けてチームの形を模索していくことになります。
主力選手が抜けたシーズンなので選手も過信・慢心はないはずですが、それでも3連覇しているという自信は一歩間違えればそういう類の気持ちにつながりかねません。
これまで通り、選手の競争を上手く促しながら、チームを一つにまとめていく、そんな首脳陣の手腕に期待がかかります。
さあ、開幕まであと1ヶ月！
球団記録をさらに更新するリーグ4連覇へ、チーム一丸で今年も頑張ろう、カープ！
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