鈴木誠也選手は例年通り内川師匠の下での自主トレ。そこに何と坂倉選手が加わっているようです。鈴木選手に頼み込んで参加にこぎつけたとのことですが、稀代の打者の下で自身の強みである打撃力に磨きをかけて、今シーズンの1軍定着を虎視眈々と狙っています。
期待された2年目も1軍定着はならず
ベストナイン捕手の会澤選手、ベテランでリード力に定評のある石原選手とあと一人。
ルーキーイヤーから2軍でその打撃力を見せつけ、ウエスタンで2位の.298を残して、シーズン終盤には高卒ながら1軍でプロ初ヒットも記録。
その素晴らしい素材・才能を見せ付けて迎えた2018年シーズン。
中村選手という甲子園を沸かせた地元スター、特に捕手というポジションでは異例とも言える同年代同ポジションのライバル加入にも刺激を受け、1軍を狙ったシーズンでもありましたが、1軍では9試合の出場と不本意な結果に。
もちろん1軍でほとんど出場機会のない中で帯同するよりも、2軍で少しでも実戦経験を…そんな首脳陣の目論見はあったでしょう。
ウエスタンでは1軍帯同が増えたことや中村選手と出場機会を分け合ったことで打席数こそ173打席と2017年より減らしましたが、打率は.329。
キャッチャーという守りを優先されるポジションにありながら、2軍レベルの投手であれば打ち崩せる、それは十二分に証明してくれるシーズンでした。
今シーズンの具体的な目標は昨年3番手捕手として起用される場面の多かった磯村選手を超えること。
秋季キャンプでは外野手にも挑戦するなど、1軍への定着と出場機会を増やしていく足がかりとなるシーズンにしたいところです。
そして内川塾への入門成功
自主トレを内川選手の下で行い、内川師匠の打撃理論を参考にすることが鈴木誠也選手が飛躍する一助となったことはカープファンの間では周知の事実です。
そんな内川塾へ鈴木誠也選手を介して入門することが出来た坂倉選手。
あまりに打診が多すぎて、断った例もある超人気自主トレに坂倉選手は念願かなって参加できています。
鈴木誠也選手の口利きも大きかったんでしょうね…しっかりと次世代の有望株の育成にも力になって…鈴木誠也選手のチームの主力としての自覚を感じられるのも嬉しい限りですし、2017年に大怪我を負った右足首の状態も昨年よりかなり良さそうで嬉しいです。
…話は逸れましたが坂倉選手。
同チームの鈴木誠也選手を介してとはいえ、大ベテランの内川選手の下での練習を志願するその積極性は素晴らしい!
高卒3年目の20歳でまだまだ若いですが、昨年の中村選手の加入がよほど刺激になっているのでしょう。
プロとしていきぬくための覚悟を感じて好感が持てます。
そしてチーム内川での自主トレでも早速タイミングのとり方などいくつかアドバイスをもらっているようで、カープの中だけでやるよりも違ったものを見たい、そんな想いで参加した甲斐のある充実した時間を過ごせているようです。
内川選手も1人で自主トレしたほうがやりたい練習に集中できると言いながらも、貪欲にその超一流の技術を吸収したい若手の面倒を見る選択、そして他チームである選手にも間口を広げてくれていてありがたい限り…。
この恩を返すためにも是非坂倉選手にも1軍に定着、飛躍してもらって「内川選手のおかげです」…そうコメントしてもらいたいところです。
とにかくこの得がたい機会に一つでも多くの引き出しを見つけて、キャンプでのアピールに生かしてもらいたい。
キャッチャーとしてやるのであれば守備機会はもちろん大事ですが、首脳陣が配慮したとしても4連覇を目指すシーズンで1軍の真剣勝負の場での守備機会は非常に限定的にならざるを得ないでしょう。
本人の気持ちを考えると代打や大差の場面の起用に限定されるのであれば、外野手としてでもまずは1軍の雰囲気、一流ピッチャーの球に慣れたいと思っているのではないでしょうか。
…長野選手の加入もあって、そうは言っても外野手の層も厚いですからそう簡単にはいかないでしょうが。
チームとしてもドラフト1位で獲った中村選手もいる中で将来的にこの二人をどう起用していくのかは今後当分の間の課題となることでしょう。
どんな形であれ、坂倉選手が飛躍のきっかけを掴むシーズンを送って、チーム力の底上げに貢献してくれることを期待しましょう!
チーム一丸で、今年も頑張ろう、カープ!
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