大瀬良選手が契約更改を終え、8200万円アップと倍増委譲で年棒は1億4500万円(推定)となりました。丸選手の移籍で来年は投手陣も今年以上に頑張らないと4連覇は見えてこない状況で、来年の大瀬良投手には大きな期待がかかります。
来年の大瀬良は心配無用!?
27試合の先発で15勝7敗防御率2.62で182イニングと獅子奮迅の働きを見せてくれた大瀬良投手。
以下の過去記事でも2段モーションの解禁が良く飛躍の一因として挙げられていますが、それだけではありません。
今シーズンの大瀬良投手は安定感抜群。
シーズンの疲れが見えて調子を落とすことが多かった夏場もしっかりと乗り切り、不調に苦しんでもそれを次の試合には持ち越さない調整力も見せてくれました。
今年は昨年チームの救世主として大車輪の働きを見せた薮田投手が開幕以来不調でわずか4度の先発に終わったことから来年の大瀬良投手にも同じようなことが起こらないかと不安になる部分もありますが、実質2年目のジンクスに苦しんだ薮田投手との違いは大瀬良投手の実績です。
2014年、2017年そして今年2018年と既に3シーズン先発ローテーションでシーズンを戦った経験、そして今年で3度目となった2桁勝利。
これらの経験を裏づけに、怪我さえなければ来年大幅に数字を落とす確率は低いと思っています。
となれば、是非継いで欲しいのがカープの日本人エースの系譜。
ジョンソン投手も非常に安定した投球を見せてくれていますが、外国人投手はシーズン中のみの日本駐在。
オフの自主トレなどでチームの底上げを図れる確率が高いのは日本人でしょう。
2016年の野村投手、昨年の薮田投手と1年素晴らしい成績を残しても2年連続の2桁勝利には中々届かなかった中で、今年の大瀬良投手はそれをクリア。
カープのエースとして君臨する下地は整っていると言えるでしょう。
若手投手の見本となって底上げを図れるか
奇しくも今年は大学の後輩の島内投手がカープに入団。
来春キャンプでのキャッチボールの約束や、入団発表でのトーク力を磨くようにというアドバイスなど、やはり大学の後輩だけあってかなり気にかけているような印象です。
前田健太投手が黒田投手から、大瀬良投手・野村投手が前田健太投手から多くを吸収したように、球団のエースとなるにはもはや自分だけでなく、若手投手陣にアドバイスを送り生きた見本となる役割も求められます。
最多勝のタイトルも獲得して、その自覚が芽生えつつあった大瀬良投手にとっても、大学の後輩の島内投手の入団は良いきっかけになってくれるのではないかと期待しています。
シーズン中は何かを変えるには勇気がいるということで気がついていてもあまりアドバイスはしていなかったという大瀬良投手ですが、オフはその絶好のチャンス。
各投手が気がついている自身の課題に取り組むでしょうが、そこに投手コーチだけでなく1軍で結果を残している現役投手からのアドバイスが加われば、課題を解決するための糸口は増えるはず。
それを消化して能力の底上げにつなげられるかどうかは色々な要素が絡み合うのでしょうが、やはり投手陣をそういう形でも引っ張ってくれる選手がいるかどうかは底上げ急務のカープ投手陣にとっては大きいでしょう。
1億円プレーヤーの仲間入りどころか、中崎投手に次いで現役投手で2位の年棒になったことも控えめな性格の大瀬良投手がその役割を担っていく上では大きな自信になっているはず。
そして球団からはそういう役割も期待されての本人も驚く倍増以上の大幅アップ提示だったのではないでしょうか。
若手投手陣にアドバイスを送る、そして言うからには自身の成績を落とさずに結果を継続して残す。
来年の大瀬良投手がそれをできたときには、黒田投手、前田健太投手の系譜を受け継ぐエース誕生と言えそうです。
根拠はありませんが、これまでの大瀬良投手の成長、経緯を見ていたら十二分にやってくれそうな気がします!
来シーズンに向けて、一歩一歩準備を進めていこう、カープ!
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