昨年は試合消化が例年より早かったこともありCSへ向け2週間以上日程が空いたことも影響してか、打線が本来の破壊力を発揮できずに敗れ去ったのは記憶に新しいところです。
昨年の二の舞は御免、ということで今年はどのような調整を予定しているのか、書いていきたいと思います。
みやざきフェニックス・リーグとは
毎年開催される秋季教育リーグです。
2軍戦が終わっても若手選手たちに実戦経験を少しでも多く積ませたいのはどの球団も同じ。
そういうことで毎年10月に宮崎県で行われています。
参加チームは日本の12球団に加えて韓国プロ野球からも3球団。
四国アイランドリーグ選抜も加えて、今年は全16チームが参加しています。
フェニックスリーグと銘打ったのは2004年からで当時はイースタン6球団での開催でした(ウエスタン6球団は高知県で別のリーグを開催)。
2005年に12球団で開催する形となり、翌2006年からは韓国プロ野球からも参加が始まりました。
2007年から四国アイランドリーグ選抜が加わり、今の形につながっています。
今年で第15回とのことで秋のお馴染みのリーグ戦として定着していますね。
今年も主力組は派遣せず 昨年とのCSまでの間隔の差は?
昨年は雨天中止が非常に少なく、試合消化が順調すぎてリーグ最終戦からCS初戦まで実に中16日も空いてしまったことで実戦感覚が失われてしまったことがCS敗退の一因として挙げられました。
今年はそれに比べるとまだマシで10/7が最終戦でしたので10/17のCSファイナルステージ初戦まで中9日となります。
昨年より1週間も短いことになり、これはカープにとってはプラスに働くはずです。
フェニックスリーグが先日開幕したわけですが、CSファイナルステージ初戦まで1週間強ということで、移動の負担も考えて今年も昨年に引き続いて主力組は派遣しない方向でカープは決断を下しています。
試合が雨天中止となった場合にも宮崎では練習環境が限られるということで、マツダスタジアムに留まることを決断したわけですが、懸案の実戦感覚は実戦形式の練習を重ねることで補う方針だとか。
昨年と同じようなリーグ最終戦からCSファイナルステージ初戦までの過ごし方を選択したわけですが、これが吉と出るか凶と出るか…
スワローズとジャイアンツで争うCSファーストステージを勝ち抜いてくるチームは真剣勝負をした直後、しかも勝ち抜いて勢いに乗ってくるわけです。
それを受け止めないといけないのはリーグ優勝チームの宿命ではあるわけですが、昨年が昨年だけにいささか不安はありますね…。
フェニックスリーグ参加選手でCSファイナルに出場しそうな選手は?
間違いなくCSファイナルステージで出場選手登録されるであろう選手の中では野手だと西川選手、バティスタ選手がフェニックスリーグに参加しています。
西川選手はファーストとして守備についているようで、この辺りはCSだけでなく来年も見据えた上での派遣といえそうですね。
投手ではフランスア投手が派遣されています。
バティスタ選手、フランスア投手の二人は優勝が決まってから早めに登録抹消されていたこともあって、最終戦を待たずして宮崎へ移動できたこと、実戦感覚を取り戻してもらうための派遣といえそうですね。
他にも曽根選手、高橋樹也投手、中村祐太投手、堂林選手、下水流選手といった当落線上の面々もフェニックスリーグに参加しています。
この中からCSに出場、活躍する選手が出れば来年以降の優勝チームの調整の際にフェニックスリーグがより有力な選択肢になるかもしれませんね。
昨年カープのCS初戦を託された薮田投手も今年はフェニックスリーグに参加しています。
一年でここまで劇的に立場が変わるプロの世界…あらためて怖さを感じますが、来年の復活に期待したいと思います。
それにしてもフェニックスリーグに派遣されていない中に高橋昂也投手の名前があります。
岡田投手の中継ぎ起用が予想される中で大瀬良、ジョンソン、野村、九里各投手に続く先発5番手がいない状態。
果たしてこれが先発5番手起用を意味するのか、それとも別の理由なのか。
個人的には中村祐太投手との争いかなとおもっているわけですが、昨年一発勝負のファーム日本選手権で結果を出しているように、高橋昂也投手も十分有力候補といえそうです。
そこまで勝負がもつれなければ一番良いですが、そうそう簡単にはいかないでしょうしね…。
スワローズ、ジャイアンツどちらが相手になるとしても今年は昨年と違った戦いを見せてくれるはずです。
今年こそ地力をしっかり発揮できる万全の調整をしてくれると信じて…。
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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