10/4のジャイアンツ戦は0-4でカープが敗れました。
今日は天谷選手の引退セレモニーが執り行われました。試合の方は菅野投手に完封負け。野村投手も負けじと粘りましたが、菅野投手が一枚上手でした。40年ぶりのシーズン8完封の偉業を達成され、大瀬良投手は15勝で並ばれました。
試合感想
1番センター天谷 宗一郎。
今シーズン最初で最後の1軍での試合出場をスタメンで飾った天谷選手。
引退を決意したのは丸選手、そして野間選手が負傷離脱したときに1軍に呼ばれなかったことだと言います。
1軍の戦力になれないのであれば身を引く。
潔い決断だったと思います。
1回の守備で2つの打球を処理して、カープファンの大声援に包まれたプロ最後の打席は菅野投手のスライダーにキャッチャーゴロに倒れましたが積極的にスイングしている姿を目に焼き付けさせてもらいました。
信じられないようなスーパープレーも、信じられないような凡ミスもどちらもやる可能性のある身体能力に優れた印象に残る選手でした。
カープの苦しい時期を支えてくれた選手がまた一人いなくなるのは寂しいですが、ドラフト9位入団から引退セレモニーを行えるところまで本当によく頑張ってくれました。
広島に来てくれて本当にありがとうございました。
プロ17年間お疲れさまでした。
そんな天谷選手の引退試合を勝利で飾りたかったカープでしたが、菅野投手が圧巻のピッチング。
何とこれで3試合連続完封勝利でまさに獅子奮迅の働き。
ついに勝利数でも大瀬良投手が並ばれることとなりましたが、ちょっと異次元のピッチングをされています。
40年ぶりのシーズン8完封、今の時代にセリーグでシーズン10完投もものすごいですがそのうち8割が完封とは…。
カープも相性の良い田中選手がヒットで出ては2盗塁を決め、足を絡めてチャンスは作りました。
これで田中選手は31盗塁として、山田選手に1つ差まできました。
タイトルの可能性が出てきましたし、今日の2盗塁は菅野投手攻略の糸口になりえる価値ある盗塁でした。
またシーズン初めて2番に入り、新たな形を模索しているようにも見えましたね。
得点にはつながりませんでしたが、CSで1番野間選手、2番田中選手の形もありそうです。
それにしても無四球ピッチングをされて完全にやられました。
今日は相手が絶好調だったで済みますがCSでは絶好調だからと言って簡単やられるわけにはいきません。
今日のように足を絡めるオプションを見せられたのは良かったですが、打線の状態を2週間後に向けて上げられるか…シーズン最終戦でその兆しを見たいですよね…。
投げては野村投手がしびれる試合を経験して感覚を呼び覚ますきっかけにしてくれればという感じでしょうか。
4回まで菅野投手相手に0-0の投手戦を披露。
菅野投手とは違い、ランナーを背負いながらもなんとか粘る持ち味を見せてくれましたが、5回に岡本選手に先制タイムリーを浴びると、6回にも菅野投手のスクイズで追加点を失いました。
特に粘りを見せてほしかった6回の失点、長野選手の当たりも小林選手の当たりも打ち取った当たりだっただけに責めるのは酷な気もしますが、今日の菅野投手相手に2点目が持つ意味は大きかった…。
8回には今村投手が2球で2発打たれて万事休す。
今村投手のストレートが140 km/hも出ないのはちょっと信じられません…短期決戦に向けてチームとしては厳しいですが今年は休んでもらうのも視野に入れないといけない気がします…。
やはり中継ぎ投手で3年以上連続してコンスタントに成績を残せる投手はお化けですね…。
大瀬良投手のシーズン最多勝がかかってきそうな最終戦で中継ぎテストをどこまでやるのか、また別の気になる視点も出てきました。
ジャクソン投手、岡田投手、ヘルウェグ投手はもう一度中継ぎで見たい気がしますが、それを可能にする試合展開になるかどうか…。
ジャイアンツがCS進出が決まっていなかったとしてもCS初戦を見据えると菅野投手の中4日起用は相当勇気がいると思いますが(個人的にはやらないと思ってますが)可能性としては捨てきれません。
リリーフ大気は十分あり得るでしょうし、やはり最多勝をさらわれる可能性を否定できない以上、自力で大瀬良投手には最終戦で白星をつけたいところ。
CSに向けて最終戦は勝って終わりたいでしょうし、日曜日の試合はCS予行演習くらいの勢いでその時のベストメンバーで臨むかもしれませんね。
連戦の疲れを癒して、日曜日の最終戦は収穫の多い試合にしてもらいましょう!
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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