10/3のタイガース戦は4-3でカープが勝ちました。
先発の九里投手が5回2失点で降板。そこから怒涛の中継ぎ陣のサバイバルテストが行われました。結果的には同点にこそ追いつかれましたが、中継ぎ7投手をつぎ込んで勝ち越しは許さず。延長11回裏に鈴木誠也選手にサヨナラタイムリーツーベースが飛び出し、タイガースに競り勝ちました。
試合感想
ジョンソン投手、バティスタ選手、一岡投手を抹消し、岡田投手、ジャクソン投手、メヒア選手を登録した今日の試合はますますCSに向けたテスト色を増していましたね。
中崎投手もベンチから外し、連投させるつもりがないことを明示、そしてその分チャンスを別の投手に回す采配もはっきりしていて素晴らしいと思いました。
そんな中で今日上がってきた3選手はきっちりとアピールに成功しました。
まずメヒア選手ですが5番ファーストでスタメン起用されると5回に同点2ランを放って強烈なアピール。
2軍で4冠王(打率・本塁打・打点・出塁率)に輝いたその実力を見せつけてくれました。
追い込まれたあの場面で高めに外しに来たストレートが少しだけストライクゾーンに近づいてきたのを逃さずに上から叩いて、ライナー性の打球でスタンドまでもっていくパワーはやはり驚異的です。
バティスタ選手より弾道が低い打球が多い分、ホームランは少なくなるかもしれませんがパワーがないわけでは決してないことがよくわかる一撃でしたね。
残る2試合、CSそして来シーズンに向けてのアピールを続けてもらいましょう!
確実性ではメヒア選手の方に分が上がりそうですが、残り2試合でそういった結果を残せると良いですね。
岡田投手は1点リードの6回に今シーズン初めて中継ぎで登板して1回を三者凡退。
ルーキーイヤーだった2016年以来2年ぶりの中継ぎで結果を残しましたね。
ただCSで中継ぎに回るとなると先発5番手が誰になるのか…いずれにしても来シーズン岡田投手に中継ぎに回ってもらうオプションはボールの球威を考えれば十二分にあり得そうです。
大瀬良投手のように、先発投手として一皮むけるきっかけになる可能性もありますしね。
そしてジャクソン投手は同点の8回に登板。
こちらもストライク先行で相手打者にバッティングをさせず、圧倒した好内容で三者凡退に抑えました。
ジャクソン投手が本来のボールを投げられるようになっているのであればこれほどCSに向けて心強いことはありません。
明日は連投テストになりそうな気がしますが、そこでもきっちり内容を残してくれるようであればジャクソン投手のCSメンバー入りの確率はグッと上がりそうです。
激化する競争からまだまだ目が離せませんね。
先発した九里投手ですが、先週の優勝を決めた登板から比べると内容としては何段階か落ちる感じでしたが、悪いなりに試合を作ってくれたことは評価できるのではないでしょうか。
CSの先発枠入りは確定視される中で、不安は残しましたがある程度の結果が残ったことは本人にはよかったのではないでしょうか。
野手の好守に助けてもらった部分もかなりありましたが、CSでも味方の守備には助けてもらえるでしょうし、気持ちは強い投手ですから大舞台でも自分の投球はしてくれるはずです。
期待したいと思います!
打線の方は昨日より少し心配度合いが増しました。
昨日に続いて今日も序盤は相手先発のメッセンジャー投手に抑え込まれました。
5回に鈴木誠也選手の初ヒットから、メヒア選手の同点アーチ。
安部選手のヒットに曾澤選手の勝ち越しタイムリーツーベースの4連打で一気に逆転したのは見事でしたが、9回でヒットが出たのがこの5回のみでした。
それでも点を取れるのはさすがというべきなんでしょうが、さすがに寂しい結果ですよね…
チャンスであと一本が出ないのは今のカープ打線の力を考えればそこまで気になりませんが、チャンスの数自体が減ってしまっているのは気になります。
涼しくなってきた分、夏場に比べれば打者優位が薄れているのは織り込まないといけないとは思いますが、間違いなく打ち勝ってきたチームだけに、投手戦の展開には不安を覚えるのもまた事実。
何とかCS本番では早いイニングで先発投手を楽にしてあげる展開に持ち込みたいですが、そこまでに状態を上げられるか。
…それと同点に追いつかれる押し出し四球を与えてしまったヘルウェグ投手ですが、ちょっと試された感じがありますね。
少し苦手なランナーを背負った場面で、少し苦手な左打者との対戦が続きそうな打順での起用となりました。
そんな中でもよく投げたとは思いますが、島田選手相手にストレート系であればストライクがある程度獲れていたところで3球続けてのスライダーの要求、そしてストライクを投げられずのフォアボール。
これは意図的に試したとみるべきでしょう。
ただ満塁になってからの福留選手には追い込んでからストレート系の要求でもストライクを取れずに3連続ボールで押し出しましたから、制球面に不安があるのは2軍の成績を見てもまず間違いありません。
それでもあれだけ速く動くボールはシーズンでの対戦が乏しいCSの対戦相手にとってはやっかいになるはず。
今日抜群の内容を見せたジャクソン投手とどちらを選ぶのか、シーズン最後のベイスターズ戦まで悩むことになりそうです。
中々ヒットも出ない重苦しい試合でしたが最後は鈴木誠也選手のサヨナラタイムリーツーベースで昨日に引き続き接戦を競り勝ちましたね。
マツダスタジアムでの勝ち癖を忘れずにいることはCSに向けて大事になると思いますので、結果としては良かったです。
明日は大瀬良投手と最多勝を争う菅野投手ですか、何としても白星を献上するわけにはいきません。
CSに向けて好投手からどのように得点をもぎ取るのか、その予行演習にもなりそうです。
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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