9/30のジャイアンツ戦は4-5でカープが敗れました。
大瀬良投手は序盤、制球が安定しないながらも中盤以降立ち直り、打線の援護もあって何とか16勝目の権利を獲得。逃げ切って最多勝のタイトルを確定させたいところでしたが、最後は中崎投手が逆転サヨナラを許して今シーズン初黒星。シーズン最後までいろいろ起こりますね…。
試合感想
試合前にフランスア投手が登録抹消。
CSにまで影響が及ぶような大事ではないということでしたが、体が大丈夫であればCSへ向けての調整登板はさせたいでしょうから何かはあったということでしょう。
オールスター明けからあれだけ投げさせていたわけですから何も不思議はありませんね…。
もっと長期的な影響を心配していましたが、短期的にも影響が出てしまいましたか…。
今は休んでもらってまたCSで大車輪の働きをしてもらえると信じて待つしかありませんね。
そしてまずはうれしいニュースからですが松山選手がついに規定打席に到達しましたね!
11年目、33歳にしてようやく…カープの選手層でなければ昨シーズンには間違いなく達成していたはず。
それでも腐らず、さらに打撃面での飛躍を遂げてつかみ取ってくれました。
昨年に負けず劣らずの勝負強い打撃と高い出塁率でカープ打線の爆発力に貢献してくれた松山選手。
今シーズンオフのFAの動向が注目される一人ですが、どうなるか…
とにかく目標としていた規定打席に到達できたのは素晴らしい!
おめでとうございます!
試合の方ですが、大瀬良投手は序盤本当に苦しみました。
3回までに5安打1四球で初回に先制点を取られて、打線が安部選手のタイムリーで追いついた後も2点を勝ち越されて試合の主導権はジャイアンツに握られました。
それでも5回に自らのバットで魅せましたね。
2球で簡単に追い込まれながらもそこから粘って8球目のスライダーをライト前に落として出塁すると、田中選手の2年ぶりの2桁ホームランとなるツーランで同点。
セリーグの先発投手は投げるだけではないというところをバットでしっかりと見せてくれました。
送りバントも決めましたし、9打点も稼いでいるだけのバッティングを今日も見せてくれました。
最多勝を争うくらい勝てる投手は投げるだけではないですね。
6回を投げ終えて109球に達していたわけですが、続投。
7回を見事に三者凡退に抑えると、直後の8回。
鈴木誠也選手のスリーベースをきっかけに松山選手の勝ち越し犠牲フライで大瀬良投手に勝利投手の権利が発生しました。
あとは逃げ切るだけ。
フランスア投手のいない8回には一岡投手が連投。
少し調子を落としつつあって2アウト満塁のピンチを背負いましたが何とか無失点。
一岡投手はここ数試合でちょうど調子が落ちてきた感じなのでCSまでに調子が上向くかちょっと怪しいですね…。
7回に誰を起用するのか、首脳陣の判断は短期決戦の行方を左右しそうです…。
追加点の欲しい打線は9回、山口投手相手に1アウト満塁のチャンスを作りますが、キクマルコンビで点を取れずに裏へ…。
結果的にはここでもう1点取れなかったのが響きましたが仕方ありません。
CSへ向けてこのキクマルコンビが上向いてくるかもポイントになりそうですね。
タナキクマルの上位打線で臨めれば良いですが果たして…。
そして1点を逃げ切りに行った9回。
今シーズン負けのなかった中崎投手についに負けがついてしまいました。
中継ぎ転向の経験がある大瀬良投手が中崎投手を責めることはないでしょうが、中崎投手は一岡投手を連投させてまで守ろうとした、最多勝を確定したであろうこの1勝の持つ意味を知っているだけに気にしているでしょうね。
上手く切り替えてくれると良いのですが…。
先頭の坂本選手に浴びたヒットも痛かったですが、続く田中俊太選手に与えたフォアボールが痛恨でした。
バントに行こうとしていただけにきわどいボールもきっちり見極められてしまいました。
今日は終始ボール先行の苦しいピッチング。
9月に入って上り調子だっただけに意外な内容となりましたが、どんなに調子が良くても今月11試合に投げてればこういう日もありますよね…。
その日が大瀬良投手の試合だったという運の悪さはありますが、これで配置転換云々はあり得ません。
次やり返すしかないんです。
期待しましょう。
怒涛の追い上げ、鬼気迫るピッチングを連発してついに最多勝を1勝差で争う菅野投手ですがあと2戦投げようと思えば投げられる状態です。
中5日で10/4のカープとの最終戦、そして中4日でタイガースとのシーズン最終戦。
ただタイガース戦に投げるとCS初戦の起用が難しくなりますが、もしCS出場が最後までもつれていればなりふり構わず起用してくる可能性は十分です。
一方の大瀬良投手はベイスターズとの10/7のシーズン最終戦に中6日で投げるでしょうから登板はあと1試合でしょう。
1勝リードしている分、まだまだ優位な大瀬良投手ですし、菅野投手とカープの対戦もあります。
最後まで目が離せない展開となる可能性も十分ですが、とにかくまずは10/4の対戦で菅野投手に勝ちをつけなければ少なくとも同率での最多勝が確定します。
ここまでカープを引っ張ってきてくれた大瀬良投手です。
最優秀防御率のタイトルは厳しくなりましたが、何としても最多勝のタイトルは取ってもらいましょう!
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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