9/29のジャイアンツ戦は8-7でカープが勝ちました。
久々に見慣れたオーダーとなった打線が効果的に得点を重ねました。投手陣はいろいろと試しながら、勝ちパターンの投手の連投を避けて疲労を抜きながらといったところでしょうが、最後は一岡投手が抑えて接戦を制しました。
試合感想
打線は3試合ぶりに菊池選手、鈴木誠也選手がスタメンに戻って久々に見慣れた形となりました。
相手が左腕ということもありファーストはバティスタ選手、サードには小窪選手が入りましたね。
左腕相手の安部選手は今シーズンもなかなか厳しそうな数字が残っていますから、これまた短期決戦を見据えたオプションとしてのお試しといったところでしょう。
そして小窪選手が流し打ちのきれいなツーベースと引っ張ってのレフトへのヒット、マルチ安打を達成してその期待に今日は見事に応えてくれましたね。
先発は戸田投手。
今シーズン3度目の先発で久々に5回まで投げ切ったのは一つ収穫でしょう。
3失点、それも初回の先制点と打線が逆転した直後に再逆転を許す2点ととられ方はかなり悪かったですが、打線の援護もあり勝ち投手の権利を得るところまではいきました。
残念ながら2年ぶりの白星とはなりませんでしたが、5回を投げ切れたことは一つ自信になったのではないかと思います。
25歳となりそろそろ飛躍するシーズンを作りたい戸田投手。
一昨年、プロ初完封を飾ってそうなりかけたところを自身の不注意で不意にしてしまってから早くも2年が経ちます。
期待は大いにしていますが、その分見ていてももどかしさも感じる中で本人が一番もどかしさを感じているでしょう。
何とか今日の自信を糧に、もう一度戻ってきてもらいたいところです。
6回のピンチであとを継いだヘルウェグ投手ですが1イニング限定ならいよいよいけそうです。
球速のある動くボールはやはり相手も打ちにくそうですよね。
ここにきての猛アピールで来年の残留まであるかもしれません。
7回のアドゥワ投手は良い経験を積めているでしょう。
今シーズンビハインドの場面が多かったですから、勝ちパターンの7回を経験させているのは来年につながりそうです。
かかる重圧も違うでしょうし、今日はボロボロだったわけですが。
久々の白星がつくかもしれない先発投手の勝ちを守り抜くのがいかに大変か。
将来先発をやるかもしれませんが、その場合にも間違いなく生きてくるはずです。
簡単に交代しなかった首脳陣の我慢の采配にも拍手を送りたいと思います。
久々1軍登板の永川投手も結果を残して、最終回は一岡投手がヒヤヒヤながらきっちり抑えました。
中崎投手もセーブ王は厳しそうということで連投を避けてCSに向けての調整を優先する形たなったでしょうか。
シーズンフル回転で来ているだけに、勤続疲労も考えれば1試合でも登板を少なくできるのであればそれに越したことはないですからね。
来年以降を見据えて、そしてCSに向けての試合という意味では今日も良い試合だったのではないでしょうか。
打線は久々に見慣れた上位打線。
菊池選手が250犠打の節目を達成、さらに2四球とある程度結果を残してくれたのは良かったです。
それにしても250犠打ですか、成功率も高いですし打撃の状態が悪くてもきっちりつなぐ選択肢があるのは素晴らしいことです。
あとは昨年より打率は落ちて自己ワーストに近い成績ですが、その分早打ちを自制しているのかフォアボールは昨年より増やしており、出塁率で言えばぎりぎり3割を超える水準は維持しています。
右打ちで犠牲を強いている部分もありますし、守備での貢献は言うに及ばず。
やはり中心選手と言われるだけのことはありますよ。
同じく3試合ぶりに出場した鈴木誠也選手も勝ち越しタイムリーに同点の押し出しフォアボールとしっかり4番の仕事。
CSに向けて状態が上向いていそうなのは頼もしい限りです。
あとはやはり西川選手。
途中出場ながら9回の勝ち越しタイムリーを含む2打点と打撃面ではやはり素晴らしい仕事をしています。
CSに向けて負けられないジャイアンツとの真剣勝負の中で、きっちりと来年以降に向けた収穫と課題を持ち帰る試合をできたカープ。
おまけと言っては何ですが勝ち切れたのも良いですね。
どのようなCSに向けた新戦力・新オプションが見つかるか。
明日もそれは楽しみですが、とにかく大瀬良投手の最多勝へ向けて、明日はきっちり勝ちにこだわりたいですね。
今日温存できたフランスア投手、中崎投手も大瀬良投手に勝ちがつく展開であれば惜しみなく投入するはず。
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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