8/18のベイスターズ戦は4-1でカープが勝ちました。
8回も続投した大瀬良投手ピンチを招いて昨日と同じような嫌な展開…それでも今日はフランスア投手が見事な火消しを見せてくれました。自身初タイトルとなる最多勝を狙う大瀬良投手に大きな白星。チームも連敗を止めてマジック30が再点灯しました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 9 | 0 |
DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
投手情報
勝利投手 大瀬良(13勝5敗0S)
敗戦投手 濱口 (1勝5敗0S)
セーブ 中崎(1勝0敗27S)
広島 大瀬良、フランスア 、中崎 - 磯村、石原
DeNA 濱口、三上、砂田、三嶋、エスコバー - 嶺井
本塁打 なし
試合感想
今日は1番野間選手、7番田中選手。
先日の8番菊池選手もそうですが、タナキクマルを基本形としつつも調子が底の時には下位に下げる。
柔軟な采配の余地が残っているのを見ると安心しますね。
田中選手、コンディションを上げてまた1番で早く戻ってきてくださいね!
大瀬良投手は立ち上がり良かったのですが、2回、筒香選手の高く上がったライトフライを鈴木誠也選手が見失って不運なツーベースとして少し流れが悪くなりました。
ノーアウト2塁から宮崎選手、ソト選手がきっちり進塁打となる内野ゴロ2本で先制点を許すと、3回には1アウトからヒットと2つのフォアボールで満塁のピンチ。
柴田選手に上手くカウントを作られていった辺りから、自分の投げたいボールを投げられなくなってしまっていたようなところでしたが、高めのストレートを打った筒香選手の強い当たりはショート正面のゴロでダブルプレー。
いや、崩れてもおかしくなかった展開で今日は少し運も味方に付いたような気がします。
直後に味方が逆転したこともあって気持ちを入れなおせたか、以降はしっかり立ち直って危なげなく中盤を乗り切ると、7回は少しコントロールをまた乱れましたが抑えきって102球4安打2四球1失点。
昨日の今日だけに8回はどうするかというところでしたが判断は続投。
結果的には連打を浴びて裏目に出て、残念でしたがこれは理解できます。
今は中継ぎ陣の登板がかさんで苦しい状況。
まだゲーム差がある中で、こういう展開になってしまったとしても1人でも多く投げてもらいたい。
ましてや今日は大瀬良投手です、前のイニング、少し嫌な感じだったのはありますが…
長いシーズン佳境での我慢…個人的には評価したい采配でした。
それでもどうにか勝ちたい今日の試合。
昨日の今日で同じような流れで巡ってきた厳しい場面で今日はフランスア投手。
いや、狭い横浜スタジアムで一発出れば同点の場面、ベイスターズの中軸相手は嫌ですよ…。
やはり投げすぎの影響か、ボールが高かった。
それでもボールの勢いが勝って桑原選手は三振に打ち取って、ロペス選手には粘られながらもフルカウントからの8球目のスライダーでショートフライ。
いや、良くフォアボールを出しませんでした。
左打者に強いフランスア投手だけに続く筒香選手を打ち取りたかったですがやはりボールが高くストレートのフォアボールで満塁…。
宮崎選手にはストレートが高めに浮くも1ボールからのボール球のストレートをハーフスイングしてくれたのが大きく、センターフライで無失点リリーフ。
いや、最敬礼!
しかし今日のフランスア投手のストレートがほとんだ高めに抜けていたのを見る限り確実にここまでの異常な登板ペースの影響は出ています…それだけに8回を大瀬良投手に託してあわよくば温存しようとした首脳陣の判断は奇しくも正しかったことが証明されたと思います。
いよいよ今のペースでいけば数週間後にはフランスア投手に頼れなくなっている可能性が高くなってきました…
今から打てる手がないものか…今村投手・一岡投手の勇気ある併用が必要な時が来ているような気がします。
最後は中崎投手が下位に向かう打線をきっちり抑えて27セーブ目。
久々に安心して最終回を見ることができましたね。
初タイトルを目指す中崎投手、大瀬良投手に大きなセーブ・勝ちがつきました。
打線の方は序盤、濱口投手の気持ちのこもったボールを捕らえられずに3回までパーフェクト5三振。
それでも55球を投げさせていたことがジワジワ効いていましたね。
パーフェクト9人で攻撃を終えて55球、一人平均6球以上を投げさせたわけですからいかに追い込まれてもボールを見極めて、ファールで粘って攻撃できていたかが分かります。
4回に菊池選手が初ヒットで口火を切ると、ここから4連打で一気に試合をひっくり返しました。
鈴木誠也選手の同点タイムリーの場面では丸選手がホームタッチアウト。
タイミングはアウトでしたが上手くタッチをかいくぐったようにも見えてリクエスト。
うーん、VTRで見える範囲ではセーフにも見えたんですが判定は覆らずにアウトとなって少し嫌な流れになりかけましたが、松山選手がタイムリーを放って振り払ってくれました。
その後は6回、キクマルのヒットとフォアボールでノーアウト1, 2塁を作ったんですが110球を超えていた濱口投手に踏ん張られました。
いや、今日の濱口投手は敵ながら気持ちが入っていましたね。
それでも1点リードの8回。
丸選手、松山選手のヒットで1アウト1, 3塁とすると、砂田投手をリリーフした三嶋投手が西川選手を追い込みながらも暴投。
貴重な1点をもらうと、西川選手がタイムリーを放って3点差に突き放しました。
野間選手も代役1番でヒットこそ出ませんでしたが2四球2盗塁の活躍。
田中選手の調子が上がってこないだけに明日もこの形になりそうですね…フルイニング出場さえ続いていなければ休ませた方が良いくらいの状態の悪さだけに、どこか痛めていないか心配です…が、本人が出ると言っている以上は復調を信じて応援するしかないですね!
とにかく今日は大きな勝ちでした!
カープ8/19の試合展望
予告先発はカープが戸田投手、ベイスターズは今永投手です。
戸田投手は今シーズン1軍初登板となります。
2016年以来の白星を目指しての登板となりますね。
返す返すもプロ初完封勝利を挙げた直後の自身の不注意での負傷離脱が悔やまれますが、本人が一番後悔しているのではないでしょうか。
2軍戦では17試合に登板して1勝1敗2S、防御率は4.70。
今シーズン主に中継ぎで投げているだけに先発としては正直、未知数です。
いや、もちろん2年前の実績はあるので長いイニングは投げられる能力があるのは間違いないですが、今シーズンは中継ぎでの調整がメインだったでしょうからどこまで適応できるか、という意味合いです。
直近の2軍戦での登板となった8/14のドラゴンズ戦では5回から登板して4イニングを50球5安打無四球1失点。
2塁打3本を浴びて少し不安の残るピッチングでしたが、先発テストで結果は残しての明日の登板ということになります。
期待の若手左腕も気がつけば25歳。
本人が一番この1軍でのチャンスを生かしたいと思っているはずです。
まずは5回を投げきって試合を作ることを目標に、欲を出すのはそこからで十分です。
久々に見られるその勇姿に期待してますよ!
一方、カープ打線の相手は今永投手です。
今シーズン11試合に先発して3勝6敗防御率は6.56。
先週のベイスターズ戦では8回途中5失点ながら大量リードに守られ勝利投手となっています。
カープとは2度の対戦で0勝1敗防御率は5.40。
2週前の対戦では5回3失点で勝敗つかず。
その時1ホームランを含む3-3で猛打賞だった菊池選手に明日も期待したいですね。
1番が流動的になるかもしれない中で、中軸の破壊力を生かすためにも菊池選手の役割は大事になります。
明日勝てば嫌な流れになりかけた敵地6連戦を五分で終えられます。
野手陣の皆さん、お願いばかりで申し訳ないですが戸田投手を早めに援護して、少しでも楽に投げさせてあげてください!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!