7/24のタイガース戦は3-1でカープが勝ちました。
ジョンソン投手が調子があまり良くなさそうなりに要所を締めて好投。菊池選手、鈴木誠也選手の一発で握った主導権。これを最後まで一貫して守りを優先した采配を振るった首脳陣、その期待に応えた選手たちが守り抜きました。これで4連勝で貯金16です。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
投手情報
勝利投手 ジョンソン (7勝2敗0S)
敗戦投手 岩田 (0勝2敗0S)
セーブ 中崎 (0勝0敗24S)
広島 ジョンソン、フランスア、中崎 - 石原
阪神 岩田、望月、岩崎、岡本 - 梅野
本塁打 菊池9号(1回表2ラン)、鈴木14号(6回表ソロ)
試合感想
ジョンソン投手が先発ということでスタメンは守備重視ということなのでしょう、相手先発が左腕にも関わらず安部選手がサードでスタメンとなりました。
これに限らず今日は得点よりも失点を防ぐことを重視した采配が随所に見られました。
結果的にはこれがはまってロースコアの接戦をものにしましたから首脳陣の一貫した采配はお見事でした。
試合は初回、フォアボールで出塁した田中選手をファーストに置いて菊池選手が先制ツーラン。
0-1から内角を狙ったストレートが中に入ってきたところを逃さずに思い切り振り抜きました。
いや、これが初回ノーアウト1塁での2番バッターのバッティングとは…恐れ入りました。
週末の良い流れを今日の試合につなげる大きな一発で試合の主導権を握れましたね。
4回には鈴木誠也選手、新井選手のヒットで1アウト1, 3塁と追加点のチャンスを作りますがここで打順は下位打線。
左腕相手の安部選手、石原選手と並ぶ下位打線ではいつものような打線の破壊力は期待できません…ここも連続三振で残念な結果となりました。
それでも得点力が下がった分、失点も抑えられれば勝てる。
当たり前のことですが、ジョンソン投手 - 石原選手のバッテリーがその期待に応えて今日は調子はあまりよくは見えませんでしたが要所をしっかりと締めてくれました。
初回と6回はノーアウトで得点圏にランナーを背負う場面もありましたがホームは踏ませず。
週末、あれだけポカスカ打ちまくっていたタイガース打線の勢いを止めてくれました。
ジョンソン投手が粘っていた甲斐もあって追加点は6回。
2回以降立ち直っていた岩田投手に代打が出て代わった望月投手から鈴木誠也選手。
2ボールから思い切りよく投げ込んできたストレートが真ん中高めに浮いてきたところを一閃して打った瞬間。
タイミングも打球の角度も完璧の惚れ惚れする当たりが左中間スタンドに突き刺さって貴重な追加点を挙げました。
3点リードで迎えた7回、フォアボール、送りバントから代打の俊介選手にタイムリーを浴びたところでジョンソン投手は降板。
6連戦初戦であまり調子は良くなさそうながらもしっかり7回途中まで投げて試合を作ってくれましたし十分。
ナイスピッチングでした。
この場面で誰が投げるのかと思っていたらフランスア投手。
連続三振できっちり期待に応えて流れを断ち切ってくれたのは良いですが、それじゃあ8回は?
そう思っていたらまさかのイニング跨ぎ。
フランスア投手は続投した8回、相手の中軸を上本選手の好守もあって三者凡退の圧巻ピッチング。
福留・糸井両左打者を連続三振に斬って取って文句なし。
今日の試合だけを考えればベストの采配だったと思います。
7回、つながれて中軸に回るのは嫌。
8回、中軸からでピンチを招く可能性が高い。
どちらも嫌な相手の打順で大事なイニングでした。
いや、それでも今日の試合でこの采配だけはちょっと疑問でした。
8回表のチャンスで左腕の岩貞投手相手に岩本選手の打席で代打下水流選手を使いながら、より打力の劣る(特に左腕相手には)安部選手をそのまま打席に送った采配。
続くチャンスで石原選手に代打を出さずにそのまま打席に送った采配。
これは分かるんです、今日の試合は守備重視で臨んで思惑通りにロースコアに持ち込んでリードしていたんです。
目先の追加点よりリードを守り抜く確率が高い布陣を選択。
采配に一貫性がありますし、万が一逆転負けを食らっていたとしても狙いが明確なだけに納得がいきます。
それでもこのフランスア投手の起用だけは何とも…これでオールスター明け7試合中6試合に登板。
それだけですごい負担をかけているところ2度目のイニング跨ぎですか…
今一番中継ぎ陣で頼りになると言って良い投手ですが、明らかな登板過多です。
最終回を抑えてくれた中崎投手も同じく6試合に投げていますがこちらはきっちり1イニングずつ。
チームが勝っている時に勝ちパターンの中継ぎ投手の登板がかさむのは仕方ありません。
ここまでは3連投を上限としてよく我慢して起用しているとも思います。
ただ、それだけに今日の試合展開はどうしてもフランスア投手をイニング跨ぎさせないといけないような展開ではなかったように思います。
首脳陣の中で今日の試合は絶対何があっても落とせない、そんな位置づけじゃないと説明できないような起用だったような…
すぐに影響が出てくる類の話ではないと思いますが、フランスア投手も大事に使ってほしいですね。
あの球威、奪三振力は非常に華がありますし相手の勢いを寸断できる可能性に溢れた魅力的な投手ですから。
さて、何はともあれ首脳陣の徹底した守りを重視した采配に選手がきっちり応えて4連勝で貯金は16。
一人旅の体勢を着々と整えていますがこの先何があるか分かりません。
更なる離脱者が出る可能性もありますし、そうじゃなくても交流戦の時のように投打のかみ合わせが悪くなる時はくるでしょう。
どこかのチームが何かのきっかけですさまじい勢いで追撃してくるかもしれません。
チーム状態が良いとき、勝てるときに勝っておく。
この勢いで明日の試合も勝ちましょう!
カープ7/25の試合展望
予告先発はカープが九里投手、タイガースは才木投手です。
九里投手はここまで14試合に登板、うち9試合で先発して4勝2敗防御率は3.90。
先週のドラゴンズ戦ではピンチで降板しながらも救援陣の助けを借りて7回途中1失点の好投で勝利投手となっています。
今シーズンタイガース相手には中継ぎで1試合に投げたのみ。
2イニングを無失点に抑えていますが、そこまで参考にはならないでしょう。
ここまで自身3連勝中、80球を過ぎた辺りから球威が落ちて打ち込まれる傾向にありますが、きっちり6イニング以上を安定して投げきってくれています。
いや、4番手・5番手を争う投手がここまでイニングを投げてくれるとチームにとって大きいです。
被打率は高いですが余計なフォアボールを減らしたことで安定感は増しています。
明日も打たせて取るピッチングでしっかりと試合を作ってもらいましょう!
一方、カープ打線の相手は才木投手です。
今シーズンは7試合に登板、うち4試合に先発して2勝3敗防御率は3.95。
先週のジャイアンツ戦では5回3失点で敗戦投手となっています。
カープとは今シーズン初対戦となる高卒2年目右腕が明日の相手です。
今シーズンプロ初勝利を挙げるなど伸び盛りの右腕。
2勝はジャイアンツ、スワローズの得点力ある打線を相手にいずれも6回無失点ピッチングで挙げており、カープとしても油断は出来ません。
制球には荒さもありますが高い奪三振力を誇るタイプの投手でハマると相手を押さえ込めるポテンシャルがあることは過去の2勝で証明済み。
ただここまでは左打者に苦労している結果が残っていますのでレフトに松山選手、ファーストスタメンで安部選手、あるかもしれませんね。
もしあったとしたら右投手相手のスタメンになりますから今後の安部選手を占う大事な試合となりそうです。
あと、才木投手は負け試合では立ち上がりの失点が目立ちます。
カープの左打者には好打者が揃いますから、今日のように初回からしっかり点を取って主導権を握りましょう。
今のチーム状態なら明日もきっと勝てる!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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