僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

永川にフランスア!好リリーフで大きな連勝!…野間途中交代だけが心配 7/21のカープ 巨人戦

7/21のジャイアンツ戦は7-5でカープが勝ちました。

大瀬良、菅野両投手の先発も乱打戦の展開になりましたがカープが継投でしのぎきりました。8回の守備でファインプレーを見せた野間選手が怪我で途中交代…負傷箇所はひねった左足首だと思いますが鈴木誠也選手スタメン復帰の試合でまた別の心配ごとが出てきてしまいました…

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 0 0 1 3 0 0 0 0 1 5 8 0
広島 2 0 0 1 3 0 0 1 X 7 12 3

 

投手情報 

勝利投手 大瀬良 (11勝4敗0S)

敗戦投手 菅野 (9勝6敗0S)

セーブ 中崎 (0勝0敗22S)

巨人 菅野、野上、田原 - 大城

広島 大瀬良、永川、一岡、フランスア、中崎 - 會澤

本塁打   なし

 

 

試合感想

大瀬良投手と菅野投手の両先発で5回までに両チーム合わせて10点入る展開になるとはほとんどの人が予想していなかったのではないでしょうか。

夏の暑さのせいなのかなんなのか…。

それにしても当たり前のようで忘れがちになってしまいますがカープ打線の粘り強い攻撃、隙の無い走塁には最敬礼です。

特に野間選手、西川選手、會澤選手の元気な下位打線が本当に良い働きを見せてくれています。

 

ただ8回のファインプレーの際に左足首をひねったように見えた野間選手…途中交代しましたが長期離脱にならないと良いのですが…

せっかく落ちていた打撃の状態がリーグ再開後再び上向いてきていたところ…苦労して、本当に苦労してせっかく掴んだレギュラーの座は誰にも渡したくないでしょう。

走攻守にわたって存在感をしっかりと出してくれていた選手だけに軽症であることを祈りましょう…。 

 

しかし鈴木誠也選手のスタメン復帰に喜んでいたらすぐに今度は別の心配事…ジャクソン投手も抹消されましたしやはり過去2年の連覇でチームに確実に勤続疲労の色が見えます。

今後も理想のメンバーで戦えることはないと思っておいた方が良さそうです…それだけに2軍も含めたチーム力が今後も上手く機能すると良いのですが…

 

試合の方ですが大瀬良投手は4失点したとはいえ、なんでそんなに取られたんだろうというのが正直な感想ですね。

吉川選手に浴びたタイムリーはコースにいったボールを上手く打たれた…というよりは完全に投げ勝っていましたが飛んだコースが悪かった。

 

4回の3失点は松山選手のエラー(強襲安打でもおかしくはないような当たりでしたが)で2アウトランナー無しが0アウト2, 3塁に変わったところを粘り切れませんでしたね。

野間選手の台頭でファーストでの出場機会が増えている松山選手のファースト守備があまり上手くないのはカープファンならご存じのはず、そもそもファーストもできるとはいえ昨年まではほとんどレフトで出ていたような印象なので実戦での守備経験が少ないですからね。

野間選手でレフトの守備力が格段に上がった分、ファースト守備は我慢しないといけないといったところでしょうか。

 

このピンチで陽選手の犠牲フライは力んでボールが高くなったところをきっちり打たれました。 

続く田中俊太選手にも追い込んでから投げ込んだストレートが力みからか真ん中高めに入ったところを弾き返されました。

この辺りはエラーの後、カバーしないといけないという気持ちが強すぎましたかね…どうも意識しすぎて力みにつながってしまっているような。

 

この後の菅野投手のスクイズでの追加点は初球素直に入りすぎたでしょうか。

ジャイアンツサイドとしては1アウト1, 3塁の場面で基本は送りバント、転がったところが良ければサードランナースタートということだったのでしょうが、菅野投手のバントは素晴らしいコースに転がりましたね。

 

反撃ムードになった5回は上位打線を三人で抑えて意地を見せましたが、再逆転直後の6回途中2アウト1, 2塁の場面で降板で永川投手にリレー。

1アウト1, 2塁の3-0から大城選手を何とか三振に打ち取った、疲れが見えていた中でさらに最後の力を振り絞って何とか打ち取ったように見えた場面だっただけにここは首脳陣の好判断でした。

 

永川投手がこのピンチをピッチャーゴロに打ち取って脱してくれました。

しかし連覇を引っ張ってくれた中継ぎ陣に疲労の色が見える中で頼れる大ベテランの復活は心強い限りです。

一時は怪我がちで引退もささやかれましたが続けていてくれて本当に良かった。

黒田投手引退後ベテランの少ないカープ投手陣にとっては精神的にも大きなプラスをもたらしてくれるでしょう。

このまま、調整中の中継ぎ投手達が戻ってくるまで好調を維持してもらいましょう!

 

そして7回は一岡投手。

フランスア投手だと思いましたがどういう意図だったんでしょうかね…相手が1番からということで実績のある一岡投手に任せたいということで順番を入れ替えたのか、今後も入れ替えるつもりなのか。

後者ならよいのですが前者だとしたらあまり良い考えではない気がします…準備のリズムはおそらく中継ぎ投手にとってはかなり大事なもののはず。

7回か8回どちらかね、では両投手とも負担は増すばかりでしょう…。

 

今日は一岡投手はは2安打1四球で1アウト満塁の同点のピンチを作ってフランスア投手に継投。

しかし本当にフランスア投手は頼りになります、あっという間にチームにとって欠かせない投手になりました。

この場面でファールフライと三振で無失点に切り抜けてくれるんですから最敬礼の一言。

さらに8回もイニングをまたいで味方の好守2つに助けられたとはいえ三者凡退。

いや、言うことなしですよ。

何とか登板ペースを抑えて今シーズンで使いつぶさないような采配を期待します…そのためにも他の中継ぎ投手陣の復調が本当に望まれます…。

 

 

 

打線の方は菅野投手から5回までに6点を奪いました。

調子が悪そうだっとはいえ、逆転されて立ち直ってもおかしくない展開だった中で本当に粘り強く攻撃してくれましたね。

 

初回は田中選手がいきなりヒットで出塁。

送りバントの後丸選手が三振で2アウト2塁となってスタメン復帰の鈴木誠也選手に打席が回りました。

1ボールから外角のカットボールを積極的に打ってフェンス直撃のタイムリーツーベース、いきなり復帰した4番の存在感を発揮する一打で先制すると松山選手がフォアボールでつないで野間選手。

追い込まれながらもフォークに食らいつくと打球は左中間にポトリと落ちるタイムリーツーベース。

いきなり2点を先制します。

 

逆転を許した直後の4回には西川選手、會澤選手の恐怖の下位打線の連打でチャンスを作って田中選手の犠牲フライで反撃。

流れを渡さなかったこの1点は非常に大きかったですね。

 

5回には丸選手、野間選手のヒットで2アウト1, 3塁から西川選手にお手本のような流し打ちでのタイムリーが飛び出し同点。

ここでファーストランナーの野間選手の足ですよ。

2アウトで自動的にスタートが切れるとはいえレフトへの強い当たりでのヒットでサードを陥れました。

この間に西川選手も2塁に進んで2, 3塁。

 

続く會澤選手は詰まらされながらセンター前に落とす勝ち越しの2点タイムリーでしたが野間選手以外のランナーなら1, 2塁で1点の追加に留まったでしょう…。

今日のようなピンチの連続だった6回以降で1点差か2点差かは雲泥の差。

素晴らしい野間選手の走塁でした…それだけに8回の守備でひねった左足首の状態が気がかりです…数字には表れにくい貢献が大きい選手なので何とか軽症ですぐにスタメンに戻ってこれると良いのですが…。

 

8回には2アウトランナー無しから代打バティスタ選手のヒット、代走上本選手の盗塁でチャンスを作って、田中選手のタイムリーでダメ押しの7点目。

 

これで中崎投手が出てきてすんなり終わるはず…でした。

先頭の長野選手の何でもないレフトフライを下水流選手がまさかの落球でノーアウト3塁。

続く吉川選手のサードゴロを上本選手がファンブル。

まさかの連続エラーで1点を失いなおのノーアウト1塁。

さすがに嫌なムードが漂いました…。

 

しかしここからが中崎投手の頼もしさ。

気持ちを切らさずマギー選手をレフトフライ、岡本選手にはお見事としか形容できない外角低めの糸を引くようなストレートで見逃し三振。

最後は亀井選手を少しヒヤッとする逆球にはなりましたがセカンドゴロに打ち取りゲームセット。

 

得意の暑くなる季節、チームの3連覇、そして自身初のタイトルへ向けてボールが走り始めているような感じがしました。

 

 

色々と不安要素が出た試合ではありますがとにかく大事な3連戦で最初2戦を連勝という結果は大きい!

この勢いで明日も勝って、ますます勢いづいていきましょう!

 

 

カープ7/22の試合展望

予告先発はカープが高橋昂也投手、ジャイアンツは今村投手です。

 

高橋昂也投手はここまで3試合に先発して1勝1敗防御率は7.43。

前回登板となった6/28のジャイアンツ戦では6回2失点に抑えて見事にプロ初勝利を挙げました。

2軍では4勝2敗防御率は2.05と圧倒的な数字を残しており、あとは1軍で継続して結果を残すだけ。

 

普段どおりのキレの良いボールが投げられればジャイアンツ打線相手といえど簡単にはつかまらないはずです。

ここまでは1軍の舞台になじみきれていないのか、1軍の打者を警戒してコースをより慎重に突こうとしているのかは分かりませんが、2軍で見せている制球力の良さをいま一つ見せられていません。

 

伸びのあるストレートを軸にストライク先行で投げきれるか、1軍の首位攻防戦の雰囲気を味わえるだけでさらなる成長の糧となりそうですが是非そこで勝って自信を手に入れてもらいましょう!

 

一方、カープ打線の相手は今村投手です。

今シーズンは4試合に先発して2勝2敗防御率は3.42。

7/8のカープ戦では5回2失点で勝利投手となっています。

 

前回対戦では四死球を5つもらいながら適度に荒れるボールを捕らえきれずに5回まで放ったヒットはバティスタ選手のホームランの1本のみとやられましたが2度続けてやられるわけにはいきません。

前回のカープもやられましたが今シーズンの今村投手の4登板の結果を見る限りでは序盤はボールの勢いもあり中々相手打線が捕らえるのに苦労しているようですが中盤以降のチャンスがありそう。

 

前回はその中盤でスパッと代えられてしまいましたし、今回もその可能性はあるので序盤に捕まえたいところですが…2度目の対戦となる分、早い回に捕まえてくれることを期待しましょう!

  

チームは連勝で良い形で明日の3戦目を迎えられます。

追い込まれているのは間違いなくジャイアンツです。

 

高橋昂也投手先発の3戦目を前に余計なプレッシャーは先輩たちが最低限にして舞台をおぜん立てしてくれました。

相手のジャイアンツ打線は好調ですがあとは思い切り投げるだけ、期待してますよ!

  

明日も勝って少しでも暑さ厳しい過酷な夏の戦いを楽にしましょう!

 球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!

 

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