後半戦が始まりいよいよカープ史上初のリーグ3連覇へ向けた戦いが佳境を迎えつつあるわけですが、その可能性はどれくらいなのか。昨年との成績の比較や首位折り返しチームがどうなったかを参考にまとめておきたいと思います。最後に明日の試合展望も書きましたのでお付き合いください。
カープ前半戦の成績比較と過去首位折り返しチームのシーズン成績
今回、この記事を書くきっかけとなった記事がこちら。
広島1位は変わらずも、2位以下混戦…2017-2018年の前半戦成績比較【セ編】 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
息つく間もなく後半戦!近年の“首位ターン”チームのその後は…? | BASEBALL KING
後半戦が始まりいよいよカープ史上初のリーグ3連覇へ向けた戦いが佳境を迎えつつあるわけですが、その可能性がどれくらいなのか。
昨年との成績の比較や首位折り返しチームがどうなったかを参考にまとめておきたいと思います。
まず連覇を達成した昨年との比較ですが、試合数こそ違いますが去年が83試合で52勝29敗2分。
一方今年は76試合で43勝32敗1分。
スタートダッシュを決め、5月までに僅差を競り勝ちながら作った貯金を維持して追えた今年は、貯金を着実に上積みしていって前半を終えた昨年とは明らかに違う戦いとなっています。
昨年までほどの圧倒的な安定感は今年のチームにはないことが成績にも表れています。
それでも不調や故障する選手がいてもそこに代わって他の誰かが出てきて穴を埋めるチーム力、選手層の厚さはカープの強み。
それが前面に出て今年も首位を走っていることは素直に素晴らしいことだと評価すべきでしょう。
セリーグは過去5年、首位で折り返したチームがそのまま優勝しているのは4例。
貯金を上積みできればそのまま優勝しているという結果があります。
今年もジャイアンツと6ゲーム差で折り返していますので、カープが大崩れしなければ2位以下のチームが追いつくのは難しい有利な立場にいるとは間違いなく言えるでしょうが、あくまで勝負は決まるまで分かりません。
特に今はジャイアンツのチーム状態がよく、連勝を続けて2位以下の混戦から抜け出してきそうな気配です。
これはカープにとっては後半戦の出足としてはいきなり嫌な展開だと思います。
しかも抜け出しそうなのが先発の柱がしっかりしていて打線も得点力がある、選手層も厚いと対抗馬として厳しい相手です。
明日からの直接対決でたたいてまた2位以下の混戦に戻ってもらうことはカープにとってはかなり有利に働くと思います。
4位以下のチームがカープに対してでなく、2位・3位チームに対してエース格をぶつけたくなるような展開になれば楽になりますが、そうは簡単に行かないでしょうね。
早速ジャイアンツは明日からの3連戦で菅野投手、山口投手をぶつけてきそうですし、他のチームもそう易々とカープに3連覇はさせたくないでしょう。
昨年は厳しい移動を強いられながらも後半戦を36勝22敗2分で駆け抜けたわけですが今年はどうなるか。
移動ゲームが減ったのは喜ぶべきですがそれと裏返しで当然敵地6連戦が増えて、昨年のように敵地で勢いを失ってもマツダスタジアムの力を借りて盛り返す流れは期待できません。
あとは昨年より雨天中止でかなり多くの試合を流しているのが吉と出るか凶と出るか…終盤日程が空く可能性のある他球団がエース格をぶつけられるのに対してカープは6人できっちりローテーションを回さないといけない中での対戦となることは十分に想定されます。
早めに優勝を決められていればCSに向けて試合間隔が空かないメリットはあるかもしれませんが、もつれるようだとこれも大きな要素になってくる可能性はありますね…。
色々と不安要素は挙げればキリはないですが、とにかく目の前の一戦一戦。
白星を着実に上積みしていくことが優勝への近道なのは間違いありません。
まずは明日からのジャイアンツ戦、マツダスタジアムでの試合ですしエースが来ようがなんだろうが直接たたいて首位を磐石のものにしましょう!
カープ3連覇の確率予想
さて、難しいですが思い切って数字を出そうと思います。
まずここ5年のセリーグ首位折り返しチームは4度の優勝、単純にこれで80%です。
ただ今年のカープは連覇した2シーズンと比べて苦労しているのは周知の通りですした2位とのゲーム差も去年より近いです。
それを加味して80%から差し引いて現状はカープがそのまま逃げ切る可能性60%、他球団がひっくり返す可能性合計で40%程度でしょうか。
明日からのジャイアンツ3連戦でカープが3連勝できれば可能性80%、2勝1敗で70%、1勝2敗で55%、3連敗で45%としておきたいと思います。
それくらい明日からの3連戦はカープの後半戦を占ううえで重要です。
7連勝中の2位のチーム、それもエース格2枚と当たる3連戦で勝ち越せればゴールが遠く遠くに見えてきた、そんな雰囲気にはなると思います。
一方で3連敗すればジャイアンツとは2ゲーム差。
夏場のドーム球場の優位性、9月の日程でジャイアンツに優位性がありますからカープがそれでもにわずかに有利ではあるでしょうがジャイアンツ優勝の目もかなり出てくるでしょう。
他4球団とのゲーム差も詰まるでしょうから50%をほんの少し割るくらいとしておきます。
ただの数字遊びですし大した根拠もありませんが、明日からの3連戦勝ち越してリーグ優勝へ向けて突っ走りましょう!
カープ7/20の試合展望
予告先発はカープが野村投手、ジャイアンツは山口投手です。
大瀬良投手、菅野投手はともに初戦を回避、駆け引きが始まっている感じがしますね。
野村投手はここまで8試合に先発して4勝2敗防御率は3.78。
前回登板となった7/7のジャイアンツ戦では7回無失点の今シーズン一番のピッチングを披露して勝利投手となっています。
今シーズンのジャイアンツ戦は2試合で1勝1敗防御率は4.50。
素晴らしい好投と3本のホームランを浴びての8失点。
両極端な登板が結果として残っており、明日はどちらに転ぶか…。
とは言うものの、6月末に復帰して以降は安定した内容のピッチングを見せてくれていますから、大崩れするのではなく試合を作ってくれる可能性のほうが高いと思います。
多少たまり始めていた疲れも2週間登板間隔が空いたことで抜けたはず。
大事な首位攻防戦の初戦に起用された期待に応えて2週間前の好投の再現を期待しましょう!
一方、カープ打線の相手は山口投手です。
今シーズンは15試合に先発して7勝6敗防御率は3.28。
7/11のスワローズ戦では6回3失点で勝利投手となっています。
カープ相手には2試合に登板して1勝1敗防御率は3.29。
こちらも完封、そして5回途中6失点KOと両極端な成績が残っています。
7月は中5日でフル回転していたこともあってか成績をやや落としていますが、明日は休養十分で向かってくるでしょう。
スタミナは十分ですからリードを奪って代打で降板してもらうような展開にもっていきたいですね。
左打者の方が打てそうな成績が残っているので初回の田中選手、丸選手に期待しましょう。
あとは大事な初戦に鈴木誠也選手の名前がスタメンにあるかどうか。
それで今の鈴木誠也選手の状態も分かりそうですからそちらも注目ですね。
とにかくどちらにとっても大事な大事な初戦。
今シーズンの行方を左右しそうな3連戦が始まります。
気合を入れて応援しましょう!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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