今日も雨天中止。9月の日程が心配ですが、それはとりあえず置いておいて来週開催されるフレッシュオールスターについて今日は書きたいと思います。あと明日は大瀬良投手と菅野投手の注目の対決ということで最後に試合展望記事も書きましたのでご一読いただけると嬉しいです。
フレッシュオールスター選手選考方法
各球団からの推薦選手を指揮をとることになる前年リーグ優勝チームの監督とリーグ運営に関わる関係者による協議で選抜されるのが1軍のオールスターとの違いです。
各球団からの出場枠も原則決まっていて、21名のうちウエスタンリーグの場合は優勝球団から5人(昨年はカープ!)、その他の球団から4人ずつ選ばれます。
実力だけでなく注目度・話題性も選考基準に入り、ドラフト1・2位で入団した選手を含め、地元出身あるいは話題性のある選手を推薦するように開催要項に規定されているのは面白いですね。
というわけで必然的に前年のドラフト上位の選手や開催地出身の選手(今年は弘前市です)が選ばれやすい傾向が出てきます。
カープからの出場選手は
まずは高橋昂也投手。
1軍では3試合に先発して1勝2敗防御率は7.43ながら、3試合目で好投して1軍で嬉しいプロ初白星を飾ったのは記憶に新しいかと思います。
今後雨天中止がなければ来週1軍で先発してからフレッシュオールスターを迎えることになりそうです。
2軍では10試合に登板して4勝2敗で防御率は2.21。
2完投もしており、1軍で活躍できるだけの力はもう十分にある、そんな2軍での素晴らしい数字ですね。
今年でフレッシュオールスター出場も見納めになるかもしれません。
続いて2人目は今年1軍デビューを果たした長井投手。
1軍では4試合に登板して0勝0敗防御率は13.50。
2軍では15試合に登板して1勝1敗2S防御率は2.55と好成績を残しています。
1軍では150 km/hを超える素晴らしいストレートをバンバン投げ込んでその楽しみな将来性を存分に見せてくれた長井投手。
それでも2軍で見せている高い奪三振力は1軍では見せられず。
球が速いだけでは1軍のバッターからは三振が取れない、そんな良い勉強をして今は2軍で力をつけているはずです。
中継ぎ陣の疲れがさらに出てくるであろう夏場に再び1軍で投げるためにも、しっかり力をつけていってもらいましょう。
そして3人目は塹江(ほりえ)投手です。
昨シーズンに続いて今シーズンもまだ1軍での登板はなし、1軍からは初先発を飾った2016年以来遠ざかっています。
今年は2軍でも12試合に登板しながら1勝4敗防御率は5.45と苦しんでいます。
この成績でも選ばれたのは監督の期待の表れか。
ボールの球威は素晴らしいものがあるだけに、このフレッシュオールスターで他球団の選手とも関わることで何かよいきっかけを掴んでもらいたいですね。
4人目は話題性抜群のドラフト1位の中村奨成選手。
2軍では53試合に出場、打率.210 3本 10打点の成績です。
打撃はまだまだ苦しんでいますが、時折攻守にその光る素材を見せてくれています。
後述する坂倉選手と出場機会を分け合い、捕手あるいは指名打者として試合に出場していく中で経験を少しずつ積んでようやくプロの感覚になじみつつあるといったところでしょうか。
まだまだ高卒でのルーキーイヤー、焦ることなく石原選手が引退する可能性のある数年後の1軍の舞台に向けて、しっかりと土台を築き上げてもらいたいところです。
そして最後の5人目が坂倉選手。
今シーズンは1軍にも帯同して8試合に出場して1安打1打点をマークしています。
2軍では41試合に出場して打率.331 3本 22打点の好成績。
打撃はもはや1軍レベルであることを数字が物語っていますが捕手は何より試合経験が大事なポジション。
1軍で終盤の代打に出場機会が限られるよりも、今は2軍で試合に出す。
そういう決断を首脳陣がしているんだと思いますし、妥当な判断だと思います。
ただやはり分かっていたことながら中村奨成選手とのやりくりは大変そうですね。
フレッシュオールスターとはいえリーグ選抜に同じチームからキャッチャーが2人選ばれているわけですからいかにレベルの高い充実した陣容かがうかがい知れます。
来年は坂倉選手はフルでの1軍帯同へ、少ない試合数かもしれませんが今のうちに密度を高めて経験を積んでもらいましょう!
というわけで楽しみな5選手の紹介でした、当日の活躍に期待しましょう!
蛇足ですがふとウエスタンリーグの選抜選手を見ると外野手登録の選手が2人しか選ばれていませんね…。
内野手登録の選手が外野を守れるんだとは思いますが、ファン投票で外野手3人は少なくとも選ばれる1軍のオールスターでは考えられない選考で、そのあたりも面白いです。
カープ7/6の試合展望
さて、明日からカープは東京ドームに移動してのジャイアンツ戦です。
予告先発はカープが大瀬良投手、ジャイアンツは菅野投手です。
大瀬良投手はここまで14試合に先発して10勝3敗防御率は2.62。
先週のベイスターズ戦では6回1失点の好投ながら、送りバントの際足を釣った影響もあり降板。
その後中継ぎ陣が逆転を許し、勝敗つかずとなっています。
ジャイアンツ相手には1試合に投げて6回2失点で勝利投手となっており悪い印象はないはず。
明日はタイトルを争うであろう菅野投手との直接対決となりました。
ここで直接対決を制すればさらなる自信、そしてタイトル獲得へと一歩大きく近づけるはずです。
変に力まずにこれまで通りのボールを投げられれば結果はついてくるはず、真のエースとしての精神力が試されている気がしますが期待しましょう!
一方、カープ打線の相手は菅野投手です。
今シーズンここまで14試合に先発して8勝5敗防御率は2.38。
先週のカープ戦では5回4失点で敗戦投手となっています。
中5日で回り続ければオールスターまでにあと2試合に登板できましたが中5日では本来のボールの威力がなかったこともあってか方針転換。
今回は中5日で投げ続ける山口投手と順番を入れ替えるために中7日、万全の状態でカープとの初戦にぶつけてきました。
カープ戦は2試合の登板で1勝1敗防御率は3.46。
カープとしては万全の状態の菅野投手相手になりそうですので先週のような展開は期待しにくいですかね。
やることは先週と変わらないはずですが、本来の球威の菅野投手相手にそれをやるのはより困難でしょう。
しかしホームランの出やすい東京ドーム。
菅野投手といえども失投は少なくても必ずやってくるはず。
そこをいかに集中して一球で仕留めきれるか…カープ打線の集中力が試されそうです。
今日の雨天中止は残念でしたがこれで明日は移動ゲームではなくなりました。
そして9連戦は明日からの6連戦に変わって少なからずメリットでしょう。
ジョンソン投手を無理に中5日で起用する必要もなくなっていますし。
9月は厳しい日程になるかもしれませんが、まずは目先の明日の試合です。
エース対決、昨年の薮田投手のように大瀬良投手が菅野投手に投げ勝ってさらなる自身をつける試合になることを祈りつつ、精一杯応援したいと思います!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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