5/26のドラゴンズ戦は6-7でカープが敗れました。
1軍デビューのフランスア投手は4回3失点。中継ぎ陣が粘り切れずに突き放されますがそのたびに打線は反撃。粘り強い攻撃で1点差までは何度か迫りましたがあと一歩およばず、マツダで5月初黒星です。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
中日 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 7 | 10 | 1 |
広島 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 6 | 10 | 2 |
投手情報
勝利投手 ガルシア (6勝1敗0S)
敗戦投手 フランスア (0勝1敗0S)
セーブ 田島 (0勝2敗10S)
中日 ガルシア、鈴木博、岩瀬、田島 - 大野奨
広島 フランスア、アドゥワ、一岡、ジャクソン、藤井皓 - 會澤
本塁打 野間2号(8回裏ソロ)
試合感想
投手陣が踏ん張り切れずにミスも絡んで重ねた失点が最後の1点としてのしかかりましたね。
打線は良く粘りましたので明日の試合には期待が持てる、そう思いたいところです。
期待されたフランスア投手ですが、今日はボールが高かったですね。
序盤3回、いずれもノーアウトでランナーを3塁に背負う苦しいピッチング。
それでもストレートで相手を差し込む場面は見られましたので、一軍で通用するボールは持っていそうです。
後は制球面を磨けば…楽しみな投手ですが、まだ少し一軍には早かったか。
タイミングとして好調期から少し調子を落とし気味の中でのチャンスという巡り合わせもありましたかね。
2回はスクイズで間に合わないタイミングでホームに投げて悪送球するなど、投球面以外の課題も見えて本人にとっては良い経験になったのではないでしょうか。
この後中継ぎ陣が踏ん張れれば…というところでしたが、今日は踏ん張れませんでしたね。
1点ビハインドの6回、5回から投げていたアドゥワ投手が先頭へのフォアボールから2アウトまでこぎつけるもののタイムリーを浴びて突き放されました。
打たれたストレートは外角低めのコースには来ていましたがボール一個分構えたところより中に入ったか、いずれにしても悪いボールではなかっただけに悔やまれるのは先頭打者へのフォアボールの方でしょう。
ここまでよく投げてくれていますが、良い防御率の裏でフォアボールの多さは課題。
まだ体の出来上がっていない高卒2年目の投手ですから、これからの課題としてオフにみっちり取り組んでもらいたいですね!
まぁ一番の誤算は8回のジャクソン投手だったわけですが…。
再び1点差の8回、先頭にフォアボールを与えて転がってきた送りバントを後逸するまさかのエラー。
堂上選手にタイムリーを浴びると、スクイズをホーム返球もフィルダースチョイス。
京田選手にもタイムリーを浴びて3失点で試合をほぼ決められてしまいました。
結果的には送りバントをしっかりと処理していれば…という展開になっただけに残念でしたね。
今シーズンは結果は残していますが、制球面で去年までの2シーズンより明らかに不安定になっています。
今日のフォアボールで早くも今シーズン10個目。
過去2年は大体3回に1個のペースでしたが今年は2回に1個ペース。
不調に陥ると失点を重ねる傾向のある投手ですから次回登板で立て直せるか、そこも心配です。
今日は今シーズン初めてビハインドの場面での登板で気持ちの入れ方が難しかった部分もあるのかもしれませんが…次回登板に期待です。
打撃陣は粘りを見せましたが、あと一本およばず。
特に今日は菊池選手がブレーキとなってしまいました。
制球が今一つ安定しないガルシア投手に粘られ3点ビハインドで迎えた4回。
先頭の鈴木誠也選手がヒットで出塁するとエルドレッド選手の痛烈な三塁線のゴロを福田選手がファンブルしてチャンスが広がって、會澤選手がフルカウントからフォアボール。
ノーアウト満塁と最高のチャンスを作ります。
しかし野間選手、美間選手が連続三振。
フランスア投手の打席で序盤から新井選手を代打に送る勝負手を繰り出して、新井選手もそれに応えて見事な初球をセンターへはじき返す2点タイムリー。
1点差に迫ってガルシア投手相手でもまだいける、そんな雰囲気を作り出してくれました。
2点差に突き放された6回には野間選手がレフトへのヒットで快足飛ばしてセカンドを陥れチャンスを作ると2アウト3塁から代打の下水流選手がサードへのタイムリー内野安打。
再び1点差に迫りました。
この2度の反撃、いずれもその後田中選手がつないで菊池選手に一打同点、逆転のチャンスが巡ってきたのですが、今日はここで打線が切れてしまいました。
ここで一本出ていれば確実に違う展開の試合になったでしょうが、こういう日もあります。
丸選手離脱後打線を引っ張ったタナキクコンビ。
田中選手が一度状態を落として復調気味ですが、今度は菊池選手に状態が落ちる波がきたということなのかもしれません…。
4点差に突き放されてもめげずに打線は野間選手が岩瀬投手からソロホームランを放って3点差。
最後は田島投手相手に田中選手が粘って11球目でフォアボールを選んで出塁すると、凡退こそしますが、丸選手が代打で出場して久々にタナキクマルも見られました。
鈴木誠也選手がフォアボールでつないで代打の松山選手が、同点ホームランまであとほんのちょっとというフェンス直撃の2点タイムリーツーベースで1点差。
一打同点のチャンスで會澤選手は良い当たりでしたがライトフライに倒れてゲームセットとなりましたが、打線は最後の最後まで雰囲気を作ってくれましたね。
主力野手はスタメンではまだ無理ですが、ようやく今シーズン初のそろい踏み。
丸選手もぶっつけ本番の打席で、三振には倒れましたが際どいフォークを見極める選球眼の良さを見せてくれました。
マツダスタジアムでは得点を取れる雰囲気をしっかり作ってくれているだけに、明日は後手を踏まない展開に期待したいと思います。
カープ5/26の試合展望
予告先発はカープが九里投手、ドラゴンズは大野投手となります。
九里投手はここまで8試合に登板、うち3試合に先発して1勝1敗防御率は3.20。
先週のスワローズ戦では8回無失点の好投で勝利投手となっています。
先発のチャンスを与えられてここ2戦スワローズ相手に素晴らしいピッチングをみせている九里投手。
今回スワローズ以外の相手にも好投を披露して更なる首脳陣の信頼を掴むことができるか。
昨シーズンのドラゴンズ戦では8試合計23 1/3回を投げて防御率は2.70と好成績を残しており期待は持てそうです。
要注意はスタメンで出てきた場合に、5割超を記録されている藤井選手か。
苦手とするゲレーロ選手がジャイアンツへ移籍したことのはプラス材料ですが、ここでしっかりと結果を継続して残して先発枠をがっちりと確保してもらいましょう!
一方、カープ打線の相手は大野投手です。
松坂投手の可能性もありましたが、中6日で回し続けるのはまだ無理ということですかね。
今シーズンここまで1度の先発で0勝1敗防御率は11.25です。
4/25に一度先発していますが、4回5失点と結果を残せず。
不本意な内容に終わった過去2シーズンからの復調を期している今シーズンですが、ここまで苦戦しています。
昨シーズンはカープ相手に1度だけ登板しており、その際は6回1失点で勝利投手となっています。
2軍で好投を続けたものの制球を乱して崩れた前回のリベンジを期す大野投手。
実績は十分ある投手ですが、今シーズンまだ1軍で良いピッチングをできていないだけに、立ち上がりにつけいる隙はありそうです。
交流戦前の最終戦、勝ってよい流れで交流戦に入りましょう!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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