5/25のドラゴンズ戦は6-3でカープが勝ちました。
丸選手の一軍復帰を祝うかのように2回に打線がつながり一気に6点を奪ったカープ。投げては大瀬良投手が今シーズン2度目の完投でリーグトップタイの7勝目。投打がかみ合いがっちりと白星を掴みました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | 5 | 0 |
広島 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 9 | 1 |
投手情報
勝利投手 大瀬良 (7勝2敗0S)
敗戦投手 柳 (2勝4敗0S)
セーブ なし
中日 柳、藤嶋、福谷 - 松井雅、武山
広島 大瀬良 - 會澤
本塁打 鈴木5号(2回裏ソロ)、高橋3号(8回表ソロ)、アルモンテ8号(9回表ソロ)
試合感想
今日は投打かみ合っての快勝でしたが、何といっても大瀬良投手です。
シーズン序盤こそ早いイニングで降板する機会が続きましたが、野村投手の負傷、薮田投手の不調で柱として期待された投手が相次いで一軍から抹消されたのと入れ替わるかのように安定したピッチングを継続。
これで7試合連続のQS、うち3度HQSに2完投と素晴らしいピッチングを続けて先発陣を引っ張ってくれています。
ここまでのカープの躍進は大瀬良投手あってこそ、緒方監督がオールスターに推すだけの十分な理由がありますね。
今日も序盤から快調なピッチングを披露。
味方にエラーが出ても動じず、5回まで1安打ピッチング。
2つのダブルプレーもあって3人ずつで相手の攻撃を終わらせて、試合に素晴らしいリズムを作り出しました。
6点リードの6回には2アウト1塁から京田選手に内角低めのストレートを上手く右中間を破られるタイムリーを許して初失点、8回には高橋周平選手へ外を狙ったフォークが真ん中に入ってきたのを捕らえられるソロホームランで2点目を失いますが、序盤のリードを生かしてテンポよくストライクで勝負しましたね。
8回まで投げて102球4安打無四球2失点はエースと呼ぶにふさわしい内容も結果も伴った素晴らしいピッチング、その裏の打席当然のように立って9回のマウンドへ。
2アウトからアルモンテ選手にソロを被弾しますが、きっちり投げ切って116球無四球完投勝利。
味方の大量援護の後、フォアボールを絡めて失点を重ねる去年の悪い時期のパターンが今年は見られません。
被本塁打の多さは相変わらずですが、ランナーを貯めての一発は少ないのが去年との決定的な違いです。
今日も打たれたホームランはソロが2本ですし、7試合連続QS中の被本塁打6本は全てソロ。
そこまで被本塁打の多さが気にならないのもそのせいでしょう。
後はこの勢いがどこまで続くか。
昨年はここまで長いイニングを投げる登板が続く好調期がなかったため、昨年より進化しているのは明らかですが、この後不調に陥るタイミングはあるでしょう。
ここまでローテーションを守ったルーキーイヤーと昨年の2回、共に暑い時期には少し成績を落とす傾向がありましたし、そこを乗り越えてシーズンのパフォーマンス平均をグッと押し上げてくれるのか、本当に楽しみですね!
打つ方では丸選手、西川選手が1軍に復帰。
堂林選手も2軍で好調ですが、丸選手が上がる外野手よりもサードのてこ入れが優先ということで西川選手が昇格となったのでしょうね。
堂林選手は巡ってくるであろうチャンスを腐らずに待ってほしいです。
それにしても丸選手の昇格には驚きました、早くても交流戦だろうと勝手に思っていたのですが異例の2軍での実戦調整なし。
当面は代打での起用となるようですが、それでもどうしても上げたい、それだけの選手ということなのでしょう。
焦ってケガの再発が最悪なのは首脳陣も分かっているでしょうから当面は慎重な起用をしてくれるはずです。
実戦での打席に立っていないのでいきなり結果を出すのは難しいでしょうが、それでもいざというときに切れる頼もしい代打のカードが増えたのはチームとしても大きいですね。
そんな丸選手の復帰を粋に感じたか、序盤に打線がつながりました。
2回、先週ナゴヤドームで8回途中まで2失点に抑えられた柳投手相手に襲い掛かりました。
4番の鈴木誠也選手が外角高めに浮いてきたスライダーに強引にならずにセンター返し、見事なバックスクリーンへの先制ホームランで1点を取ると、好調の野間選手、會澤選手がつながって1アウト1, 3塁で昇格即スタメンの西川選手。
3-1からの5球目、内角寄り低めへのスライダーを芸術的な流し打ちでレフト線を破る2点タイムリーツーベースヒットでリードは2点に。
さらに1アウト2, 3塁のチャンスで大瀬良投手が2ボールからストレートを振り抜くと打球はセンターの頭を超える試合展開的に大きな大きな2点タイムリーツーベース。
止まらないカープ打線は田中選手が初球のカーブにタイミングをやや狂わされながらも上手くバットで拾ってライト線へのタイムリースリーベース。
大瀬良投手がゆっくりホームに帰れる当たりで追加点と素晴らしい仕事でした。
そして最後は菊池選手がこれまた初球、外角のボール気味の難しいスライダーでしたが高かった分だけバットで拾えてレフト前へのタイムリー。
4連続タイムリーと打線がつながり、序盤で大量6点を奪って試合の主導権を握りました。
その後追加点を取れなかったのは課題ですが、それでもこれだけ得点を取れていれば心配ないでしょう。
丸選手の復帰でポジションを譲りたくない野間選手が今日も内野安打2本とマルチヒットを記録。
今シーズンの野間選手は追い込まれても簡単に三振せずに粘ることができています。
フォアボールもしっかり選んでいますし、足は文句なし。
相手からしたらかなり嫌なバッターに成長しているだけに、丸選手が復帰してもレフトでのスタメン起用も十分にありそうです。
鈴木誠也選手を休ませたい時にも野間選手が代わりになれますから、チームとして選択の幅が大きく広がる嬉しい嬉しい成長です。
こうやって選手同士が競争して高めあう環境にあるのもカープの強さを支えていますよね。
松山選手やバティスタ選手もファーストに追いやられるようだと新井選手もエルドレッド選手もいる中で、出場機会は減りますから打席で必死にアピールしないといけません。
外野守備では野間選手に遠く及びませんから、打席で打つしかない。
主軸を張れる選手たちにこれだけの危機感を維持させられる選手層の厚さは素晴らしいの一言。
サードの西川選手、安部選手もそう。
安部選手も西川選手に刺激を受けて復調のきっかけを是非掴んでもらいたい。
チーム一丸、お互いに支え合い、高めあいながら交流戦に向けて上昇気流に乗りましょう!
カープ5/26の試合展望
予告先発はカープがフランスア投手、ドラゴンズはガルシア投手となります。
首脳陣はジョンソン投手の一時帰国で空いた先発枠で先週支配下登録したフランスア投手を起用する決断を下しました。
フランスア投手は2軍で8試合に登板して2勝1敗防御率は2.57。
先週のナゴヤでのドラゴンズ戦で打ち込まれて防御率が上がりましたが、それまでは1点台と目を見張る数字を残していました。
久々にカープアカデミー出身投手の一軍登板となります。
2016年に四国独立リーグへ派遣されていた頃には制球力に大きな課題を抱えていましたが、今年のキャンプでアピールに成功して勝ち取った育成契約で2軍での登板を重ねた今シーズン、ストライクゾーンの中で勝負できるようになってきたということでついに支配下登録、今回の一軍初登板を勝ち取りました。
明日の初登板で結果を残せば、今後のジョンソン投手、ジャクソン投手に万が一があった際のファーストオプションになれるはず。
また、来年以降の外国人投手編成にも影響を与える、チームにとっても楽しみな登板となります。
今日の快勝の勢いに乗って、ストレートとチェンジアップの緩急で相手打線を翻弄する、そんな好投に期待です!
一方、カープ打線の相手はガルシア投手です。
今シーズンここまで8試合、うち7試合に先発して5勝1敗防御率は1.71と素晴らしい成績。
先週のタイガース戦も7回1失点の好投で勝利投手となっています。
カープとは今シーズン4月に1度対戦しておりその時は7回2失点で勝利投手となっています。
前回はナゴヤドームで好投されましたが、今回カープはマツダスタジアムでのリベンジを期します。
対左に被打率.087と異常な成績を残す一方で右打者相手には.248。
この数字を見せられると右打者を並べたくなるでしょうね…。
ガルシア投手の制球が良く、フォアボールでランナーをもらえなければ連打を早々期待できる投手ではないだけに苦戦は免れないでしょう。
逆に言うと、カープとしてはいかに相手を揺さぶってフォアボールをもぎ取っていくか。
好投手が相手ですがランナーが出た時にはカープファンが作る雰囲気にもチームを後押ししてもらって、初登板のフランスア投手を援護してもらいましょう!
マツダスタジアムの地の利をいかしてどんどん連勝といきましょう!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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