4/20のドラゴンズ戦は7-11でカープが敗れました。
2点ビハインドの5回、下位打線が作ったチャンスを上位打線がきっちり生かして一気に5点を奪って試合をひっくり返したカープ。しかしその裏、2アウトから四球を挟んで7連打を浴び7失点で大逆転負けです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 7 | 10 | 0 |
中日 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0 | X | 11 | 20 | 1 |
投手情報
勝利投手 伊藤 (1勝0敗0S)
敗戦投手 中田 (0勝1敗0S)
セーブ なし
広島 野村、中田、アドゥワ - 會澤
中日 小笠原、伊藤準、鈴木博、田島 - 大野奨、松井雅
本塁打 菊池4号(1回表ソロ)、安部1号(2回表ソロ)
試合感想
今日のポイントは7回の継投に尽きると思います。
個人的には擁護派、長いシーズンを考えると妥当だったと考えています(理由は後ほど詳しく書きますが中崎投手、ジャクソン投手休養優先に納得しているからです)。
もちろん今日のような展開での逆転負けは悔しいですが…忘れてはいけないのが一番悔しい想いをしているのは絶対に中田投手です。
そしてそれを見るしかなかったジャクソン投手、中崎投手も感じるものがあったはずです。
きっと長いシーズン、これをバネにして中田投手がいてよかった、そう振り返れるシーズンにしてくれると信じて応援しています。
さて、前置きはこれくらいにして先発の野村投手は6回104球11安打2四球4失点。
フラフラながらも最後の一線で踏みとどまり、ギリギリ試合を作ることに成功しました。
ドラゴンズの拙攻になるのか、野村投手の粘り勝ちになるのかといった感じですが、早い回に大量失点しても全くおかしくない投球に見えましたので、よく踏ん張ったとは言えそうです。
初回、味方に先制してもらうも先週と同じようにすぐに逆転を許す嫌な立ち上がり。
京田選手のヒットと盗塁、そして好調アルモンテ選手にタイムリーと想定される典型的な嫌な点の取られ方そのもので同点に追いつかれると、平田選手に外のカーブをレフト前に落とされる逆転タイムリーを許します。
同点に追いついてもらうものの、3回には大島選手のヒットとアルモンテ選手のフォアボールで1アウト1, 2塁とすると米国に一時帰国したビシエド選手に代わってモヤ選手にはバットを折りながらもボールが高かった分、ライトに運ばれるタイムリーで勝ち越しを許します。
5回にはアルモンテ選手、モヤ選手に連打を浴びてピンチを作ると平田選手にタイムリーを浴びて1点を追加され2点差に突き放されます。
…とこんな感じで点を小刻みに取られていったわけですが、点を取られた後、3回は1アウト満塁、5回の1アウト1, 3塁を踏ん張り最少失点で切り抜けたのが打線の粘りを呼び込みましたね。
調子は悪いながらも何とか先週の二の舞を避けて、6回まで投げてくれたことはこれまでの経験も感じさせてくれました。
長いシーズン必ずこういう時期はやってきます。
来週はもう少し調子を上げていてくれるでしょう。
逆転して3点リードの7回は中田投手。
ジャクソン投手、中崎投手が3連投(月曜日の休養日前も含めるとそれぞれ4連投、5連投)と登板がかさんでいる影響で今日は二人はお休みで中田投手、一岡投手、今村投手のリレーを予定していたのでしょう。
先頭のアルモンテ選手は打ち取りますが、モヤ選手にツーベースを許すと2アウトから高橋周平選手、福田選手に連続タイムリーを浴びてあっという間に1点差。
打たれたボールはどちらも外角低めに来ていてコースは良かったのですが、相手が上手くコースに逆らわずにセンターから逆に打ち返されてしまいました。
さらにここで止まらずに藤井選手、亀澤選手の代打勢に連打でつながれて2アウト満塁とされると、大島選手に甘く入ったストレートをライトへはじき返される2点タイムリーで逆転。
京田選手にもライト前にタイムリーを打たれ6連打で、ベンチはここで我慢できずにアドゥワ投手に継投。
火曜日から中継ぎ陣を注ぎ込んで、とどめは昨日の全員出場の総力戦。
中継ぎに余裕があればもっと早く、1点リードで満塁にされた辺りで代えていたと思いますが、今日は仕方ありません。
ビハインドになったタイミングでの交代もあったかとは思いますが 2アウトでしたからね…。
5連勝のツケが回ってきたということでしょう。
6連打を浴びたボールのコースは悪くないものもかなりあっただけにそれでもこれだけ打たれたのは心配です…勤続疲労で長期化するものでなければ良いのですが…。
2アウト1, 2塁で登板したアドゥワ投手はアルモンテ選手にフォアボール、モヤ選手に高めのストレートをレフト前に落とされる2点タイムリーを浴び、この回何と7失点。
表に5点取った後だけにその落差がすさまじかったですね…。
打たれるも打たれたり、20安打。
5連勝の反動がこれで済めばよいのですが…
さて、打つ方では初回、調子上向きの菊池選手が1-2と追い込まれてから内角低め、ボール気味厳しいコースのストレートを上手く回転でさばいてレフトスタンド中段に持っていくホームランで先制すると、逆転された直後の2回には今度は安部選手が内角のストレートを上手くさばいてライトスタンドに運ぶホームランで同点。
序盤は一発攻勢で野村投手を援護しました。
中盤小笠原投手を捕らえられずに苦しみますが7回。
先頭の堂林選手がアルモンテ選手の前にポトリと落とすヒット、アルモンテ選手の緩慢な守備を見て一気にセカンドを陥れます。
続く安部選手は三塁線への絶妙なバントヒットでノーアウト1, 3塁とすると1アウトから代打の鈴木誠也選手がフォアボールを選んで満塁。
ここで先頭の田中選手が内角高めのストレートを右中間へのクリーンヒットとなる2点タイムリーで同点。
続く菊池選手が2ボールから甘く入ってきたチェンジアップをセンター左にポトリと落とすタイムリーツーベースヒット。
相手中継プレーの乱れの間に田中選手がホームイン、菊池選手も三塁へ。
一気に2点を勝ち越します。
さらに丸選手がフォアボールで1アウト1, 3塁からバティスタ選手がレフトへの犠牲フライで1点追加。
一気に5点を奪って試合をひっくり返すことに成功しました。
…が後の展開は上で書いた通りです。
野手はできることをしっかりやってくれました。
明日も腐らず、粘り強い攻撃に期待です。
カープ4/21の試合展望
予告先発はカープがジョンソン投手、ドラゴンズはジー投手です。
ジョンソン投手は今シーズン3試合に先発し、2勝1敗防御率は2.57。
先週のジャイアンツ戦は8回2失点の好投で勝利投手となっています。
中継ぎ陣の登板が重なり、苦しいチーム状況の中でテンポよく8回まで投げ切ってくれたのは非常に大きかったですよね。
開幕2戦目でドラゴンズに投げた時には7回1失点の好投。
福田選手に浴びたソロホームランの1点だけで見事にドラゴンズ打線を抑えてくれています。
開幕から好調を維持しているジョンソン投手ですので、明日もテンポ良いピッチングでリズムを呼び込んでくれそうですね。
こういう大味な試合の後、打線が沈黙するのはよくあるパターンです。
逆にそうならないようだと昨年もあったナゴヤドーム悪夢の3連敗も現実味を帯びてしまいます。
ジョンソン投手にはやってもらわないといけません!
注意したいのが前回3安打を浴びた京田選手。
後を打つアルモンテ選手が好調なだけに、足も使える京田選手に何度も出塁を許すようだとやっかいです。
さらにビシエド選手の代わりに昇格してきたモヤ選手が本日大暴れ。
2本の長打を含む4安打3打点の大活躍でアルモンテ選手と合わせて打線に好調な核ができてしまったのが非常にやっかいです。
日曜日にも試合はあるので、ジョンソン投手お得意の内角の出し入れを上手く使ってフォームを崩してくれると良いのですが…
とにかく中継ぎ陣を休ませてくれるエースのピッチングに期待大です!
対する打線の相手はジー投手。
今シーズンはここまで3試合に登板して3連敗も防御率は3.68。
先週のベイスターズ戦では8回2失点完投も打線の援護がなく敗戦投手となっています。
その前のタイガース戦も8回3失点で完投負け。
記録上は0勝3敗ですが、好投を続けているだけに要警戒です。
前回カープと対戦した際は6回6失点。
石原選手やジョンソン投手にタイムリーが飛び出し、打線がつながって得点を重ねることができました。
そう、石原選手が猛打賞を記録した、あの試合です。
前回は下位打線が出来過ぎだったと思いますので、同じような展開に期待するのは楽観的過ぎるか。
足を絡めていきたいところですが、これまでジー投手は相手に盗塁を許していません。
好投してもホームランでの失点が目立っているので、連打よりも長打をきっかけにして得点を重ねる展開に期待でしょうか。
きれいな長打でなくとも広いナゴヤドームですので今日のようにポトリと落ちるあたりでも足を使えば長打にできます。
一つ先の塁を常に狙うお得意の姿勢で得点につなげていきましょう!
大型連勝のあとは次の1勝が大事。
今日のような相手に勢いがつきそうな試合をしてしまった後にはなおさらです。
昨日の延長12回の総力戦、今日の移動ゲームの後明日はデーゲーム。
苦しい戦いが予想されますが、明日は絶対に勝って選手もファンもすっきりしましょう!
中田投手他カープ中継ぎ投手陣の踏ん張りにも期待します!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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