4/4のスワローズ戦は5-8でカープが敗れました。
プロ初登板初先発の高橋昂也投手は粘りの投球を見せましたが4回5失点。3本のホームランで5点差を追いつきましたが、今日は中継ぎ陣が踏ん張れず、開幕からの連勝は4でストップです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4 | 0 |
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 2 | X | 8 | 13 | 1 |
投手情報
勝利投手 秋吉 (1勝0敗0S)
敗戦投手 九里 (0勝1敗0S)
セーブ カラシティー (0勝0敗2S)
広島 高橋昂、九里、一岡、中田、アドゥワ - 石原、磯村
ヤクルト ハフ、秋吉、石山、カラシティー - 中村
本塁打 バレンティン2号(4回裏3ラン)、磯村1号(6回表ソロ)、エルドレッド3号(6回表3ラン)、松山1号(6回表ソロ)
試合感想
今日は試合前に激震が走りましたね。
鈴木誠也選手の出場選手登録抹消。
高橋昂也投手を登録するために誰かを抹消する必要があったのですが鈴木誠也選手とは…。
長期離脱を一番心配しましたが、どうも去年の手術した箇所ではなく足の別の箇所の張りが原因であることが示唆されています。
緒方監督も最短の10日間で再登録するための措置、他の野手にチャンスを与えるためでもあるとコメントしています。
また松原チーフトレーナーは一軍で試合レベルでの動きの中でのコンディショニングが困難なためとコメントしており、最悪の長期離脱は今の段階では避けられそうな情勢です。
ホッと一息ついた一方で、やはりまだ完治までは遠く、復帰時期にありがちな患部をかばって別の箇所に負担がくる現象に陥ってしまっているようです。
今シーズンの起用はかなり慎重にならなければいけないという警鐘ですね、首脳陣の采配、そして代わりに外野で出場する選手のアピールに注目です。
さて、試合の方ですが、今日は高橋昂也投手の1軍デビュー戦。
序盤3回まではランナーを出しながらも無失点に抑えていましたが4回に一気に捕まってしまいましたね。
結果は4回75球8安打2四球5失点とプロの洗礼を浴びてしまいました。
捕まった4回、3本の長打を浴びましたが、どれも全て石原選手が構えたところと逆、あるいは真ん中よりに投げてしまった失投を捕らえられたものでした。
特にもったいなかったのは、1点を失って西浦選手への投球です。
2アウト1, 2塁、0-2と追い込んで何とかしのげればというところで内角を狙ったストレートが高めに浮いた分、詰まらせながらもレフト前に落とされてしまいました。
直後のバレンティン選手の3ランも追い込んでから勝負にいった外角を狙ったストレートが中に入ったところを捕らえられてしまいましたね。
これも勉強と言ったところでしょうか、追い込んでいて投手有利な状況でも、少しでも甘く入ると逃してもらえない、1軍のレベルを肌で感じてくれたことでしょう。
この経験、得た課題をどのように今後の長くなるであろうプロ生活に生かしてくれるか。
プロ2年目の期待の若手を開幕ローテーションに入れてチャンスは1度だけということはないと思いますので来週の登板で特に追い込んでからのピッチングに注目したいと思います。
そんなこんなで5点のビハインドを背負った打線ですが、5回まで初対戦となるハフ投手の前にノーヒット。
高橋昂也投手を援護するどころかヒットすら打たせてもらえない重苦しい展開となってしまいました。
ハフ投手は初めて見ましたが、思っていたよりも球持ちがよく、カープのバッターが中々タイミングを取れませんでしたね。
あそこまで三振を取られるとは正直思っていませんでした。
そんな中で、5回裏の守備から入っていた磯村選手の6回表の初打席、ハフ投手の投じた初球カットボールが高めに浮いてきたところを逃さず振り抜いて反撃のソロホームラン。
磯村選手の一発は去年からですが流れを変えてくれますね。
キクマルコンビで再びチャンスを作ると打席にはエルドレッド選手。
内角の厳しいボールをファールで粘って7球目、外のストレートが高めに浮いたところをやや遅れ気味ながらも打ち返すと打球はライトポール直撃の3ラン。
あっという間に1点差に!
そう思っていたところ今度は松山選手。
2球目、真ん中高めに甘く入ってきたカットボールを会心の一撃!
打った瞬間それと分かる右中間スタンドへのソロホームランで気が付いたら同点。
スタンドのボルテージも最高潮でしたね。
しかし今日は中継ぎ陣が踏ん張り切れませんでした。
5回から登板していた九里投手が同点直後、イニングをまたいだ6回に先頭のスリーベースをきっかけにあっさり勝ち越しを許してしまいました。
勝ち越しを許した、その後のノーアウト1, 3塁でクリーンアップを相手に無失点でしのいで、最少失点で切り抜けたところでまだまだいける、そんな雰囲気にはなりましたが毎回毎回上手くはいきませんね。
7回、8回の2イニングを18球でパーフェクトに抑えた相手の石山投手が見事でした。
8回に中田投手が青木選手のタイムリーとワイルドピッチで2点を失ってダメ押しをされてしまいました。
その8回、2アウトからアドゥワ投手が起用され、こちらもプロ初登板を果たしました。
これで今日の試合は2人の高卒2年目の若鯉の記念すべきプロ初登板日となりましたね。
緊張からか、ボールを低めに引っかける場面も見られましたが、フォアボール後に中村選手をストレートでショートゴロに打ち取り、無失点でプロ初登板を終えました。
上背がある分、まだ画面越しではかなり細い印象を受けましたが、プロ入り後に励んでいる体作りの成果は少しずつ出ています。
今後に大いに期待が持てる投手の一人ですね!
最後はカラシティー投手に抑えられて5-8でゲームセット。
集中打を発揮して一気に5点を追いついたのは見事でしたが結局ヒットが出たのはこの6回のみ。
7回、8回でヒット1本出ていれば雰囲気も変わったであろうだけに残念でしたが、こういう日もあります。
カープの連勝は4でストップです。
カープ4/5の試合予定
明日のスワローズ戦、カープ先発は岡田投手、スワローズは館山投手です。
岡田投手は昨シーズン24試合に登板して12勝5敗防御率は4.00。
今シーズン、オープン戦で打球直撃を受けて一時離脱を経て実戦復帰した先週の2軍戦では5回7失点と炎上、不安を残しての今シーズン初登板となります。
昨シーズンのヤクルト戦は5戦3勝1敗、防御率は2.43と好相性、神宮でも1勝1敗ながら防御率は2.25と結果を残しています。
昨年も春先は先発陣をけん引する素晴らしい投球を見せてくれていましたし、スワローズとの好相性を生かして、試合を作るピッチングを期待しましょう!
一方打線の相手は館山投手。
昨年はわずか2試合の先発で0勝1敗防御率は12.00と良いところなく2年連続で不本意なシーズンを終えました。
今シーズンはローテーション入りを期待された投手の故障もあり、開幕ローテーションに滑り込んでいる37歳の大ベテランがどんなピッチングを見せるのか。
カープとしては手も足も出ずに抑え込まれる姿は想像しにくいので、いかに粘りを許すことなくチャンスを生かしていけるかが注目となりそうです。
今日で連勝が止まったカープですが、切り替えて連敗をしないことが大事です。
昨日今日で先発が計9回しか投げられていませんので、中継ぎ陣を少しでも休ませるためにも岡田投手には最低でも6回まで投げ切ってもらいたいところです。
今日は負けましたが、ただでは負けないというところを見せてくれました。
明日は明日でまた別の試合です。
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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