僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

課題の左腕を指名せず カープの2017年ドラフト その理由とは?【閑話休題】

昨日に引き続きカープの最大の補強となるドラフトについて書きたいと思います。

なぜチームの課題である左腕を指名しなかったのか。

今日はその理由について考察してみます。

 

ドラフト1位の中村選手からドラフト6位の平岡投手まで、今年のカープは高校生投手2人、大学生投手2人、高校生外野手1人、高校生捕手1人の計6人の指名となりました。

育成での指名となった高校生投手3人を入れても指名した投手は全員右腕。

(詳しくは昨日の記事を一読ください。 )

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今年、一軍で活躍した左腕と言えば2度の長期離脱のあった助っ人のジョンソン投手くらい。

日本人左腕では床田投手が開幕ローテーションンに食い込みましたが、ケガで3試合の登板に留まりました。

期待された戸田投手も先発のチャンスを1度もらいましたが炎上すると、あとは中継ぎでシーズン終盤に2試合に投げたのみ。

 

飯田投手はシーズン序盤にビハインドの場面で起用されましたが打ち込まれ、シーズン終盤に同様のポジションで上がってきた佐藤投手は好投も見せましたが登板機会は非常に限られ、6試合の登板で最終的な成績はパッとしません。

オスカル投手も5月に2試合で登板したのみ。

 

高橋樹也投手が先発1度を含むシーズン10試合に登板しましたが、戦力としての登板というよりも来年以降につなげるための経験としての起用でした。

あらためてシーズン成績を眺めてみてもやはり今シーズン、左腕不足に悩まされたのは間違いないですね。

 

 

 

 

いまだにFAで選手を獲得したことがないカープにとってはドラフトでの補強が最大の補強の機会となります。

他には新外国人の獲得くらいでしょうか。

 

厳密にはトレードも補強の選択肢としてありますが、日本球界では大物選手のトレードがほとんどないことを考えると、あまり有効な手段にはなり得なさそうです。

 

ここまでカープが強くなったのは確かなスカウティングによる新人選手の発掘、2軍と3軍での選手の育成や再生、そして主力選手の故障の確率を下げるコンディショニングがかみ合ったからと言えそうです。

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そんな中でなぜカープはチームの課題である左腕を補強しなかったのか。

 

一つ目の理由はやはり中村選手の存在でしょう。

チームの戦力事情だけから考えれば即戦力左腕の指名が筆頭候補だったのでしょうが、地元出身の甲子園の大スターが誕生したことで、連覇を達成し戦力としては充実している今年、あまりに魅力的な選手で見逃すことはできませんでした。

 

その結果、2巡目指名が12番目だったカープのドラフト2位指名時には即戦力として期待できる左腕が残っていませんでした。

 

それではなぜ育成型・素材型でも左腕を指名しなかったのか。

左腕を指名しなかった2つめの理由は左腕投手の年齢分布にあると思います。

 

カープのスカウトが常に持ち歩いていることで有名な年齢別選手表ではありませんが、そのマネごとで現在のカープの左腕の年齢を見てみると、

 

・大卒未満の21歳以下の投手3人(2014年3位塹江投手、2015年3位高橋 樹也投手、2016年2位高橋 昂也投手)

・22歳以上25歳以下の投手2人(2011年3位戸田投手、2016年3位床田投手)

・26歳以上29歳以下の投手4人(2014年6位飯田投手、2015年6位オスカル投手、トレード佐藤投手、2010年2位中村恭平投手)

・30歳以上0人(江草投手引退により)

 

 

 

 

こうしてみると2014年以降3年連続で高卒左腕を上位で指名しており、素材型の左腕であれば無理に今年も指名する必要性はなかったこと分かります。

 

特に高橋 樹也投手が今年は1軍でも経験を積み、高橋 昂也投手はファーム日本選手権で好投を見せてくれています。

こうした期待の素材型で獲得した左腕投手が順調に伸びてくれていることを考えても、素材型の左腕高校生投手を今年はどうしても補強しなければならない状況ではなかったと言えるでしょう。

 

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そして3つ目の理由は推測でしかありませんが、リストアップされている新外国人の中に期待できそうな左腕がいるからではないでしょうか、いや、是非そうであってもらいたい!

まだチーム残留が流動的と報道のあったジャクソン投手には是が非でも残ってもらいたいですが、ヘーゲンズ投手、ブレイシア投手の退団が既定路線となっている中、投手で新外国人選手が加わるのは間違いないでしょう。

それが即戦力左腕であれば、今年のドラフトで左腕を補強しなかった理由として十分ですがどうなるでしょうか…こればかりは分かりませんね。

 

来シーズンは若手左腕の中で一軍での実績がある戸田投手の復活に最大の期待をかけつつ、今年チャンスをものにしきれなかった床田投手に加えて、塹江投手、高橋樹也投手に高橋昂也投手の高卒左腕たち。

こうした25歳以下の若手左腕たちの成長・飛躍に大きな期待がかかりますね!

 

 

現有戦力の底上げがなければ3連覇達成は厳しくなるであろう来シーズン、チームの最も足りない部分である左腕台頭が待ち望まれます。

充実のオフを過ごして、出てこい期待の左腕たち!

 

以上、拙い考察でしたが改めて若手左腕を見渡すと期待の投手が多く在籍していることが分かって個人的にも面白く、勝手に昨日のドラフトはそういうことかと納得してしまいました。

皆さんはどうでしょうか?

 

 

来年の日本一へ向けて、頑張ろう、カープ!

  

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