僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

カープの優良助っ人の活躍を支える裏方さん 国際業務課に通訳さん 【閑話休題】

ジョンソン投手、ジャクソン投手、ブレイシア投手、エルドレッド選手、バティスタ選手…今シーズンも助っ人外国人たちが活躍してカープの連覇に大きく貢献してくれました。

その助っ人外国人たちの活躍を支える裏方さんに今日はスポットライトを当てたいと思います。

 今回もとになった記事がこちら。

【広島】助っ人の家族を支える「編成部国際業務課」のお仕事 | 文春オンライン

 

 

2007年の球団内組織改編で誕生した編成グループ編成部国際業務課。

編成グループの中には編成部の他にスカウト部があり、編成部の中にはトレードなどの交渉窓口である編成課も含まれます。

それまで編成を考えるうえで個人に頼っていた部分を組織改編により情報共有を促進する狙いがあったようです。

 

国際業務課の仕事は助っ人外国人たちの家族の相談相手になること。

やりたいことや困ったことがあれば何でも対応する。

家族で行けるレストランの手配や病気になれば病院へ付き添うことも。

旅行の手配や家族の来日時には東京まで迎えに行くこともあるそうです。

そして時には助っ人外国人選手へのプレゼントを一緒に探しに行くことも。

まさに何でもサポートと言えるでしょう。

 

 

  

他球団では通訳がその役割を担っており、専門のサポート担当を置いている例はないと言います。

これもカープ独自の取り組みと言えそうですね。

 

 

記事ではこれを異国の地で働く助っ人外国人への「誠意」であり「愛情」と表現していました。

松田オーナーの言葉を借りると「多くの年俸を出せない中で家族を大切にする、その手助けは大切なこと」という意思の表れとなります。

 

紹介した記事からは離れますがもちろんカープにも通訳さんがいます。

 

通訳と言えば今シーズン注目を集めたのはバティスタ選手の片言通訳で一躍人気者になったクレートさんですよね。

本職はブルペンキャッチャーでカープアカデミー出身で来日して10年になるベテランさん。

 

ドミニカ時代に勉強を始め、来日後広島市内の専門学校で勉強したことでさらに向上。

普段はもっと流暢な日本語を喋れて、しぐさや挨拶などは日本人よりも日本人らしいそうです。

あれは初めてのマツダスタジアムでのお立ち台、緊張しすぎてカタコトになっちゃったとのこと。

 

当然ですがあれだけのカタコトの表現はバティスタ選手の発言のうち、日本語になったのは60%くらいのようで、ドミニカ駐在のカープ職員さん曰く、その通訳の正確さは「まぁまぁ」との評価。

それでも今やクレート節は一つの名になりましたし結果オーライでしょうか。

 

クレートさんは本職ではありませんが、カープにはもちろん通訳を本職としているスタッフさんがいます。

 

そんな通訳さんから見て、成功する助っ人外国人の特徴は

・日本に興味を持つ選手

・日本食が食べられる選手

・自分の力で切り拓こうとする選手

とのこと。

 

やはり普段の生活から少しでも日本になじんで、ストレスを感じる機会が減ることが本職でのパフォーマンスに影響すると言えそうですね。

 

そして当然ながら通訳さんも言語面以外でも外国人選手をサポートしています。

別の記事で読んだのは試合前、ジャクソン投手がスタンドのファンのサインの求めに応じる際に付き添っていた通訳さんはスタンドに背を向けたそうです。

ジャクソン投手がサインを終えるまで5分以上そのまま。

 

思う存分ファンサービスに集中できるように、グラウンドでの打撃練習のボールがジャクソン投手の方に飛んでこないかを確認していたとのこと。

打撃練習中の負傷はたまに聞きますし、こういう地味ながらもきっちりしたサポートがカープの選手を支えています。

 

助っ人外国人たちがストレスなく持てる力を発揮するためには、本人や帯同する家族が不自由なく暮らせる環境が必要。

何よりも大きいのはやはり言語の壁でそれを緩和しているのが通訳さん。

次に大きい文化の違いを緩和しているのが国際業務課の職員さん。

 

自分が今、海外生活中なのでこういった壁からくるストレスは地味に蓄積していくことを身をもって経験しています。

現地の人でないと欲しいものが安く手に入る場所や、知名度はそれほど高くないものの安くておいしいレストランの情報は分からないとは言いませんが、相当頑張って調べないと入ってきませんし、1つ調べ物をするだけでかなり疲労感があります。

こういった裏方さんが助っ人外国人が本職の野球に集中できる環境を整えてくれている、チームの戦力アップに貢献する大きな役割だと思います。

 

そして最後になりますが…カープの助っ人外国人よく聞く「カープファンのような素晴らしいファンは世界中どこにいってもいない」という言葉。

雨の中でも、試合に負けていても、試合が深夜まで及んでも応援してくれる、カープファンの声援をそう感じてくれていて、助っ人外国人の支えに少しでもなれていれば嬉しいですよね。

 

これからもカープを元気づける応援が少しでもできるよう、頑張りたいと思います!

日本一へ向けて、まずはクライマックスシリーズファイナルです。

ファンも含めて、チーム一丸で一戦一戦頑張ろう、カープ!

  

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