僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

9/30のカープ 若鯉躍動 来シーズンにつながる明るい材料に溢れた一戦 DeNA戦

9/30のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は5-1でカープが勝ちました。

カープは2回、メヒア選手の初打点となるタイムリーで先制に成功しますが、5回にジョンソン投手が宮崎選手にソロホームランを浴びて同点に。カープはプロ初登板となった藤井投手や戸田投手などで継投しますが見事に期待に応えて試合は延長へ。10回、代打・新井選手が見事に勝ち越し打を放つと坂倉選手にもプロ初ヒット初打点となるタイムリーが飛び出し4点を勝ち越したカープが白星。明日の試合でベイスターズ戦の勝ち越しをかけます。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
広島 0 1 0 0 0 0 0 0 0 4 5 9 0
DeNA 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 5 0

 

投手情報 

勝利投手 今村 (3勝5敗23S)

敗戦投手 田中 (1勝3敗0S)

セーブ なし

広島 ジョンソン、九里、藤井、戸田、今村、中崎 - 會澤、坂倉

DeNA 今永、三上、砂田、パットン、山崎康、田中健 - 嶺井、戸柱

本塁打   宮崎14号(5回裏ソロ)

 

試合概要

 

試合はジョンソン投手、今永投手の先発で始まります。

 

カープは最多安打のかかる丸選手に1打席でも多く回すため、初めて1番に丸選手、3番に田中選手を起用しますが初回は三者凡退。

対するジョンソン投手もロペス選手にフォアボールを与えますが無失点で立ち上がります。

 

2回のカープは先頭の松山選手が追い込まれながらも低めのボール気味のチェンジアップに食らいついてライトへのツーベースで出塁すると、1アウトからメヒア選手が外のチェンジアップをセンターへ運ぶタイムリーヒット。

メヒア選手の来日初打点でカープが先制に成功します。

 

さらに小窪選手がセンターへのヒットでつないで1アウト1, 2塁としますが曾澤選手、ジョンソン投手が凡退して追加点は奪えません。

 

 

 

 

試合はジョンソン投手、今永投手が好投を見せ膠着状態に。

ジョンソン投手は4回までわずか1安打ピッチングを披露して得点圏にもランナーを進ませません。

 

しかし5回、先頭の宮崎選手に初球、甘く入ったシュートを捕らえられライトスタンドに運ばれる痛恨の同点ソロホームラン。

さらに1アウトから梶谷選手のヒットと送りバントで2アウト2塁のピンチを迎えますがここは倉本選手を内角高めへのシュートで詰まらせてサードフライに抑え、ピンチを脱します。

 

6回のカープは2アウトから小窪選手のフォアボールと曾澤選手のサードへの内野安打で1, 2塁のチャンスを作ると代打は岩本選手。

曾澤選手の打席から代わっていた三上投手の高めに浮いたシンカーを引っ張りますが柴田選手の好守に阻まれセカンドゴロに倒れて勝ち越し点を奪えません。

 

その裏、九里投手が登板してヒット1本こそ許しますが無失点。

7回の攻撃で勝ち越せば九里投手に10勝目の権利が入るところでしたが砂田投手に1番からの攻撃を三者凡退に抑えられ、そのチャンスを逸します。

 

その裏のマウンドにはプロ初登板となる藤井投手、キャッチャーも1軍で初めてマスクをかぶる坂倉選手に交代します。

そしてこの若いバッテリーが5番からの攻撃を三者凡退に切り抜けます。

 

8回裏のマウンドには戸田投手。

7/7以来、今シーズン2試合目の登板できっちり三者凡退に抑えます。

 

9回のマウンドには久々の1軍マウンドとなった今村投手。

2番からのベイスターズ上位打線を三者凡退に仕留めて、試合は延長戦に入ります。

 

10回のカープは1番からの攻撃、マウンドには田中投手。

先頭の丸選手が粘ってフルカウントからの7球目、内角のカーブを見送ってフォアボールを選んで出塁すると、庄司選手がきっちり送って1アウト2塁の勝ち越しのチャンスを作ります。

 

田中選手がフォアボールを選んで1, 2塁とチャンスを広げると、ピッチャーの打席で代打は新井選手。

1-1からの3球目、外角低めへのカーブを踏み込んでしっかりバットでとらえると打球は左中間を真っ二つに破る2点タイムリーツーベースヒット。

カープが値千金の一振りで2点を勝ち越します。

 

さらにバティスタ選手が敬遠気味のフォアボールで歩いて再び1, 2塁。

西川選手が倒れて2アウトとなりますが、上本選手が粘って2-2からの低めのストレートを三遊間を破る今シーズン初ヒットとして満塁にチャンスを広げます。

 

打席には坂倉選手。

2-2からの5球目、ワンバウンドしようかという外角低めへのカーブを身を乗り出して何とかバットですくい上げると、これがセンター前にポトリと落ちる2点タイムリーヒットとなり、プロ初安打、初打点をマーク。

 

これでこの回一気に4点を勝ち越し、5-1とリードを奪います。

 

その裏を中崎投手がヒットとフォアボールを与えながらもダブルプレーもあり、得点圏にはランナーを進ませることなく無失点で締めてゲームセット。

 

 カープがベイスターズとの対戦成績を五分に戻しています。

 

 

 

 

 

 

試合感想

 

ジョンソン投手がクライマックスシリーズに向けて頼もしい投球内容を見せてくれました。

5回を3安打1四球5奪三振で1失点。

ボールの球威も良い時に近いところまで戻ってきているように感じました。

制球もテンポも良く、クライマックスシリーズに向けて間に合った、十分にそう感じられる登板でした。

 

3年契約1年目の今シーズンは2度の長期離脱で不完全燃焼のシーズンだったと思いますが、短期決戦での活躍で埋め合わせてくれるはずです。

頼もしい投手が万全の状態で臨めそうなことは大きなプラス材料でしょう。

 

そして藤井投手がプロ初登板。

2014年ドラフト3位入団の21歳、プロ3年目の投手がいよいよ1軍デビューを飾りました。

しかも1-1の試合終盤という緊迫した場面でしたが坂倉選手との慣れ親しんだバッテリーで1回を三者凡退に抑えてプロ初ホールドをマークするおまけつき。

これを自信にして、オフシーズンに来シーズンに向けた飛躍の土台を作ってもらいたいところです。

 

戸田投手も7月以来の久々の1軍マウンドとなりましたが、本人も言っていたと通り、自力での昇格というよりも「上げてもらった」機会。

それでもここを生かして、三者凡退で自信を取り戻すきっかけにしてもらいたいところです。

チームに足りない貴重な左腕。

 

先発でも中継ぎでも去年までにそれなりに実績を作っていますし何よりまだ24歳です。

去年、ブレイクの大チャンスを自らの不注意による負傷で棒に振ってしまい、今シーズンも期待されていながらも春先に再び負傷で出遅れ、取り戻すことができませんでした。

 

来年こそはシーズンを通して1軍に帯同してほしいピッチャーの一人です。

期待しています。

 

九里投手は10勝目のチャンスはあったんですが残念でしたね。

きっちり抑えてできることはやってくれたのでこればかりは仕方ありません。

 

 

 

打つ方では最多安打を争う丸選手を1番に起用。

残念ながらノーヒットに終わりましたが、10回には先頭打者としてきっちりフォアボールで出塁して勝ち越しのきっかけを作ってくれました。

 

代打の新井選手の一振りはさすがの一言。

若手主体のメンバーだっただけに、丸選手、田中選手が作ったあのチャンスをものにしていなければ11回も無得点の可能性が高かったように思います。

一球で仕留めてくれるベテランがベンチで控えているのは頼もしいの一言ですね。

 

今日はメヒア選手の初打点、坂倉選手の初ヒット初打点と素晴らしい試合なりました。

途中から田中選手と丸選手以外はほぼ由宇のメンバーに切り替わりました。

それでも3位争いを繰り広げるベイスターズ相手にアウェーの横浜での延長戦を勝てた。

これを自信にして、今日活躍した選手たちには来年以降の飛躍のきっかけにしてもらいたいところです。

 

大満足の試合でした。

 

10/1の試合展望

予告先発はカープが岡田投手、ベイスターズはウィーランド投手です。

 

岡田投手は今シーズンここまで23試合に先発し12勝5敗、防御率は3.63です。

9/9のドラゴンズ戦で4回4失点KOされて以来、約3週間ぶりの1軍マウンドとなります。

 

ベイスターズ戦はここまで4試合に登板して2勝1敗ですが、防御率は4.71。

相性は良くありませんが、あと4 1/3回に迫っている規定投球回数の達成に向けて、最後の最後にチャンスをもらうことができました。

 

自信の失速でここまで達成することができていませんが、もらった最後のチャンスをきっちり生かせるか。

ここで打ち込まれるようだとクライマックスシリーズでの先発機会はもらえないでしょうから、自身の生き残りをかけたマウンドにもなります。

 

シーズン序盤、ジョンソン投手の離脱の影響を最小限に留めてられたのは間違いなく岡田投手の働きが大きかったです。

もう一度、あの球威抜群、安定した岡田投手のピッチングを見せてもらいたいところです、期待しましょう!

 

対する打線の相手はウィーランド投手です。

ここまで20試合で先発、9勝2敗防御率は2.67。

先週のタイガース戦では9回無失点、来日初完封を飾って見事に勝利投手となっています。

 

カープとはここまで4度対戦し、2勝0敗ながら防御率は4.09とある程度打てています。

来日1年目での2桁勝利、そして何よりチームがジャイアンツと0.5ゲーム差、し烈なクライマックスシリーズ進出争いの真っただ中。

 

死力を尽くして向かってくるのは間違いありません。

 

カープ打線としても来年以降も残るであろう助っ人投手、そして何よりクライマックスシリーズで当たる可能性のある相手だけに、黒星をつけておきたいところですね。

また、明日勝てばベイスターズにも勝ち越しが決まって、リーグ内全チームに勝ち越しての優勝となるだけに、カープにとっても意味のある試合です。

 

日本一に向けて、ファンも含めてチーム一丸で一戦一戦頑張ろう、カープ!

 

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