僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

9/2のカープ 松山に西川 薮田粘投で最多勝に望みをつなぐ 中継ぎ陣には最々敬礼 ヤクルト戦

9/2のカープ試合速報です、スワローズ戦は3-1でカープが勝ちました。

カープは初回、小川投手の立ち上がりを攻め、昨日のヒーロー松山選手が2点タイムリーツーベースを放ち幸先良く2点を先制します。薮田投手は制球に苦しみながらも要所を締め、無失点で6回まで投げると、一方の小川投手も悪いなりにピンチを凌ぎ、試合は膠着状態へ。8回、3連投となった今村投手があわや同点ホームランかという当たりを浴び1点差に迫られますが、直後に代打西川選手のソロアーチで突き放したカープ。最後は中崎投手が抑え、連勝です。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 2 0 0 0 0 0 0 0 1 3 9 0
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 6 0

 

投手情報 

勝利投手 薮田 (13勝3敗0S)

敗戦投手 小川 (7勝7敗0S)

セーブ 中崎 (3勝1敗4S)

広島 薮田、一岡、今村、中崎 - 會澤、石原

ヤクルト 小川、秋吉、松岡 - 中村

本塁打   西川5号(9回表ソロ)

 

試合概要

試合は薮田投手、小川投手の先発で始まります。

 

カープは初回、1アウトから菊池選手がセンター前ヒットで出塁すると、丸選手がフルカウントからフォアボールを選んで1アウト1, 2塁のチャンスを作ります。

打席には昨日のヒーロー、松山選手。

 

初球、内角低め、ややボール気味のストレートを振り抜くと打球は右中間へ。

坂口選手がジャンプしますが届かず、ワンバウンドでフェンスに達する2点タイムリーツーベースとなり、カープが幸先よく2点を先制します。

 

なおもチャンスで安部選手のファーストゴロの後、新井選手はフォアボールを選んで2アウト1, 3塁と攻め立てますが、岩本選手が低めのチェンジアップに空振り三振に倒れて追加点はなりません。

 

対する薮田投手はフォアボール1つ出しますが無失点で立ち上がります。

 

 

 

 

2回のカープは曾澤選手がツーベースで出塁し、チャンスを作りますが、薮田投手はスリーバント失敗で1アウト2塁。

田中選手が内角ストレートに見逃し三振に倒れると、菊池選手は追い込まれてから内角低めのストレートでサードゴロに倒れ、追加点を奪えません。

 

その裏、薮田投手は先頭の坂口選手に外角低め、ボール気味のシュートをバットの先で拾われセンターへ運ばれ出塁を許すと、2アウトから奥村選手にライト前ヒットを許し1, 3塁のピンチを迎えますが、小川投手を外角低めのストレートで見逃し三振に打ち取り、打順の巡り合わせにも助けられ無失点で切り抜けます。

 

さらに3回の裏、薮田投手は先頭の山崎選手にフォアボールを与えると、2アウトから山田選手にもフルカウントからフォアボールを与え、1, 2塁のピンチを招きます。

しかし、リベロ選手を低めのストレートでセカンドゴロに打ち取り、反撃のきっかけを与えません。

 

4回のカープは先頭の岩本選手がショートへの内野安打で出塁すると、曾澤選手が内角低めのチェンジアップを捕らえ、三塁線を破るツーベースを放ち、ノーアウト2, 3塁の絶好のチャンスを作ります。

薮田投手は空振り三振に倒れ、迎えた田中選手。

 

フルカウントから外のストレートを打つと、打球はレフト線へ。

バレンティン選手がファールゾーンで捕球すると、岩本選手はタッチアップでホームを狙いますが、バレンティン選手がまさかのここしかないという素晴らしい返球。

間一髪のタイミングでアウトとなり、追加点を奪えません。

 

カープは5回にも2アウトから松山選手がツーベースを放ちますが、安部選手が内角へのカットボールでシュートゴロに倒れ、ここもチャンスを逃します。

 

中々追加点を取れず、嫌な流れで迎えた6回の裏。

薮田投手は先頭の山田選手にフルカウントからフォアボールを与えると、続く坂口選手にもストレートのフォアボール。

ノーアウト1, 2塁のピンチを招きます。

 

リベロ選手は追い込んでから力のあるストレートで空振り三振に打ち取ると、中村選手も外のカットボールでハーフスイングを奪い連続三振。

2アウトまでこぎつけます。

 

迎えた奥村選手にはボールが先行しますが、2-0からの3球目、やや甘く入ったカットボールを打つと、高いバウンドのショートゴロを田中選手が捌いて、間一髪でアウトを奪いスリーアウト。

ここも無失点で切り抜けます。

 

7回、カープは続投する小川投手から代打の天谷選手がフォアボールを選んで出塁すると、田中選手が送って1アウト2塁のチャンスを作ります。

菊池選手は2-1から低めのチェンジアップを打ち上げシュートフライ、丸選手は内角高めのカットボールでキャッチャーへのファールフライに倒れ、ここも小川投手に踏ん張られます。

 

7回のカープのマウンドには一岡投手。

2アウトから藤井選手に内野安打を打たれますが、無失点に抑えリードを守ります。

 

8回は3連投となる今村投手。

先頭の山田選手にレフトへのヒットを許すと、1アウトからリベロ選手に外のスライダーを打たれると打球はレフトポール際へ。

ジャンプした天谷選手のわずか上、そしてスタンドインまであと数十cm、そんな際どい当たりでツーベースとされ、山田選手がホームイン。

1点際に迫られます。

 

なおも1アウト2塁の同点のピンチで、中村選手をセンターフライに打ち取ると、奥村選手は1-2からの5球目、低めにフォークを落として空振り三振を奪い、同点は許しません。

 

最終回の攻撃は代打の西川選手から。

1ボールからの2球目、松岡投手の外角高めのシュートを流し打つと打球はライナー性でレフトフェンスをぎりぎり超えていく、貴重なソロホームラン。

取られた後にすぐさま再び2点差へと突き放します。

 

最終回のマウンドには中崎投手。

代打の武内選手を内角へのストレートで見逃し三振に仕留めると、山崎選手は外角高めへのスライダーでここも見逃し三振。

最後は代打の大松選手に粘られながらも9球目でファーストゴロに仕留めてゲームセット。

 

 

連夜のロースコアでの接戦を制したカープが連勝です。

 

 

試合感想

 

打線がいつものように得点を奪えない中で、投手陣の粘りが呼び込んだ連勝です。

 

薮田投手は6回112球3安打5四球無失点。

球数とフォアボールの数が示すように、今日は制球にいつも以上に苦しみましたが、ボールには力があった分、要所で抑えきることができました。

 

これで菅野投手に1勝差でついていくリーグ2位の13勝目。

先発だけでもシーズン二けた勝利を達成し、完全にカープ先発陣にとって欠かすことのできないピッチャーに成長しました。

得意とする神宮のマウンドで連敗していた小川投手との対戦にも粘りのピッチングで意地を見せてリベンジを果たし、来週以降の更なる期待につながる登板になったのではないかと思います。

 

一岡投手は中3日空いたこともあってか、前回40球以上投げた影響を感じさせないピッチングを披露。

その一方で今村投手は3連投となり、これまでの登板試合がかさんでいることと相まってか、ボールが高く冷や汗ものの登板となりましたが、何とかリードを守ってくれました。

 

パターン通りでいけばジャクソン投手のところなのでしょうが、昨日の登板の印象が悪かったためでしょう。

ベンチは起用をためらい、結果として今村投手に負担が集中する形となってしまっています。

明日はタイガースとの直接対決に備えて、どんな展開であっても(たとえ延長12回を戦うことになっても)今村投手は投げさせないと決めて試合に臨んでもらいたいところです。

 

中崎投手は経験もあってか最終回でも落ち着いて投げてくれています。

やや高く浮くボールもありましたが、連夜のしびれる最終回をきっちり抑えてチームに白星をもたらしてくれています。

 

とにかく来週いっぱいを凌げば、日程的には余裕ができてきます。

先月、厳しい日程の中で先発陣の不安定と打撃陣の不調が重なり、中継ぎ陣、特に勝ちパターンを担う投手にはかなりの負担を強いています。

何とか乗り切ってもらえるよう、祈りながら応援しています。

 

 

 

 

打線は小川投手の制球の定まらない立ち上がりを攻め、昨日に引き続き松山選手のバットが先制点を叩き出してくれました。

ややボール気味の内角低め、難しいボールでしたが、そこはストレートに強い松山選手。 

 

ためらいなく振り抜き、4番目の打者として、素晴らしい働きを見せてくれました。

その後も調子の上がってこない小川投手を攻め立てますが、バレンティン選手の素晴らしいバックホームもあり、チャンスを作りながらも追加点を奪えない嫌な展開。

 

しかし1点差に迫られた直後、代打の西川選手がまたしてもチームを救う一振り。

美しい流し打ちで放ったライナー性の打球は、カープファンの大声援を受けて本当にギリギリでフェンスを越えていく貴重なソロホームラン。

 

狭い神宮だけに点差と2点差では中崎投手にかかるプレッシャーが段違いだけに、本当に大きな1点をもぎ取ってくれました。

 

苦しい状態の打線ですが、ここにきて松山選手が好調。

西川選手も当たりが止まらないという感じではありませんが、要所でチームを救う一振りを見せてくれており、本当に少しずつですがまた調子を上げてきてくれそうな気配が漂ってきたように思います(願望込みです)。

 

松山選手が好調なことで、打線には失っていた軸ができつつあります。

あとはこの前後がつなぐ意識を持って状態を上げてくれば、また畳みかける攻撃見せてくれるのではないでしょうか。

 

タイガースが負けませんが、今は他のチームを気にするよりも自分たちの状態を立て直して白星を積み重ねていくことです。

 

 明日も勝って、タイガースに負けない勢いをつけて直接対決に臨みましょう!

  

9/3の試合展望

予告先発はカープが岡田投手、スワローズは小川投手です。

 

岡田投手は今シーズンここまで21試合に先発し11勝5敗、防御率は3.64です。

先週のドラゴンズ戦は4回6失点KOで敗戦投手となっています。

 

スワローズ戦はここまで4試合に登板、2勝1敗で防御率は2.30と相性は良さそうですが、2週間前の対戦では7回5失点と打ち込まれました。

 

ここ2試合不本意な投球が続いているだけに、明日は意地を見せられるか。

チームにとっても好調のタイガースとの直接対決を前に、3連戦3連勝でタイガースに負けない勢いをつけるためにもいつも以上に大事な一戦となります。

 

岡田投手自身もクライマックスシリーズの先発4戦手以降を争ううえで、これ以上不安定なピッチングを続けるわけにはいきません。

チームにとっても、岡田投手自身にとっても大事な試合です。

注目しましょう!

 

 

対する打線の相手は山中投手です。

ここまで12試合で先発し、2勝5敗、防御率は4.52。

先週のベイスターズ戦では4回途中5失点KOで敗戦投手となっています。

 

カープ戦はここまで2試合に登板し、勝敗つかず、防御率は4.91ですが2週間前の対戦では6回で1点に抑え込まれています。

右のアンダースローだけに左打者には課題がある山中投手。

好調の松山選手を中心とした左打者が鍵を握りそうです。

 

 

昨日も言いましたが好調のタイガースですが、依然として有利なのはカープです。

タイガースがいかに勝ち続けても、カープも勝てばゲーム差が縮まることはありません。

 

自分たちの状態を取り戻すことが先決です。

 

その良いきっかけにするためにも、後半戦、まだ成し遂げていない3連戦3連勝を決めて勢いに乗りましょう。

  

引き続き連覇に向けて、ファンも含めてチーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!

 

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