8/13のカープ試合速報です、ジャイアンツ戦は4-1でカープが勝ちました。
岡田投手が初回のピンチを凌ぐと打線は今季初先発となる今村投手を攻め立て、菊池選手のタイムリー、松山選手の犠牲フライ、西川選手のタイムリーで3点を先制します。5回にも松山選手のダブルプレーの間に追加点を奪ったカープ。投げては昨日の薮田投手に刺激を受けたか岡田投手が6回1失点に抑えると、勝ち継投で逃げ切り連勝のカープ。カード勝ち越しを決めました。阿部選手が最終回に今村投手からライト前へヒットを放ち2000本安打を達成しています、阿部選手おめでとうございます。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 |
広島 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 9 | 1 |
投手情報
勝利投手 岡田 (11勝4敗0S)
敗戦投手 今村 (0勝2敗0S)
セーブ 今村 (1勝3敗21S)
巨人 今村、中川、田原 - 小林、宇佐見
広島 岡田、一岡、中崎、今村 - 會澤
本塁打 なし
試合概要
試合は岡田投手、今村投手の先発で始まります。
初回、岡田投手は陽選手に粘られてフルカウントからの9球目、甘く入ったストレートをセンターへフェンス直撃のスリーベースを許し、いきなりノーアウト3塁のピンチを迎えます。
しかし、続くマギー選手をストレート勝負で空振り三振に打ち取ると、坂本選手にもストレートで勝負を挑み空振り三振に仕留め2アウトまでこぎつけます。
最後、2000本安打に王手をかけている阿部選手も初球のストレートで詰まらせてセカンドゴロ。
150km/hを超えるストレートを信じ切り、先制のピンチを切り抜けました。
すると岡田投手を援護したい打線は今村投手に襲い掛かります。
先頭の田中選手がショートへの高いバウンドの内野安打で出塁すると、菊池選手の打席で二盗を成功させノーアウトランナー2塁のチャンスを作ります。
菊池選手はフルカウントからの7球目、外のフォークに食らいついてライト前に落とすヒットを放つと、ホームに返球しようとした長野選手がまさかの転倒。
これを見てサードで止まりかけていた田中選手が再加速、先制点を奪います。
さらに丸選手のライト前ヒットの後、鈴木誠也選手がフォアボールを選んでノーアウト満塁と攻め立てます。
松山選手は粘ってフルカウントからの8球目、内角ストレートにやや差し込まれますがレフトへ運ぶ犠牲フライで1点を追加します。
新井選手が空振り三振に倒れますが、西川選手が1-1から真ん中に入ってくるスライダーをライトへはじき返すタイムリーで3点目。
さらに曾澤選手がデッドボールを受け、再び満塁としますが、岡田投手がセカンドゴロに倒れてさらなる追加点とはなりませんでしたが初回に3点を先制します。
岡田投手は2回以降も快調なピッチングを披露し、5回まで得点圏にランナーを背負うことなく0に抑え続けます。
打線は4回、西川選手、曾澤選手の連打でノーアウト1, 3塁のチャンスを作りますが岡田投手の送りバント失敗、田中選手空振り三振、菊池選手センターフライで後続が続かず、突き放すことができません。
しかし5回。代わった中川投手から丸選手がライトへのヒットを放つと中川投手のボークで二塁に進み、追加点のチャンスを迎えます。
鈴木誠也選手がレフト前ヒットでつないでノーアウト1,3塁。
ここで松山選手が高めのストレートでセカンドゴロダブルプレーに倒れる間に1点を追加して4-0とリードを広げます。
6回の岡田投手。
先頭の陽選手にライトへのヒットを許すと、鈴木誠也選手がこれを後逸する間に3塁まで進まれノーアウト3塁のピンチを迎えます。
ここでマギー選手を追い込みながらも外角高めのストレートをセンターへはじき返されるタイムリーヒットで1点を返されます。
なおもノーアウト1塁でクリーンアップでしたが坂本選手を初球のチェンジアップで
レフトフライに仕留めると、阿部選手を低めのストレートでセカンドゴロダブルプレーに打ち取り、最少失点で切り抜けます。
7回から継投に入ったカープは一岡投手が先頭の村田選手にヒットを許しながらも後続をフライ2つと三振に打ち取り無失点。
8回は中崎投手が先頭の宇佐見選手にストレートのフォアボールを与えながらも陽選手センターフライ、マギー選手セカンドゴロダブルプレーでしのいで無失点。
最後は今村投手が阿部選手に2000本安打達成となるメモリアルヒットを許しながらも、後続を打ち取り無失点で締めたカープ。
連勝でカード勝ち越しを決めました。
試合感想
初回に打線が見事に機能しました。
今月は初回に得点を奪える試合が増えてきています。
特に上位打線が好調というわけでもないのですが、ただの巡り合わせなのでしょうか。
今日は今シーズン初先発で6月以来の久々の1軍マウンドとなった今村投手の立ち上がりを見事に突きました。
田中選手の内野安打を皮切りに3連打にフォアボール・犠牲フライであっという間に2点を先制。
さらに昨日の一撃でスタメンの座を大きく手繰り寄せた西川選手が今日も貴重なタイムリーを放ち、2アウトから3点目を奪いました。
腰の違和感を抱える安部選手に無理をさせたくないという側面もあるのかもしれませんが、その穴を埋めてあまりあるほどの活躍を西川選手が見せてくれていますね。
今日も2安打で猛烈なアピールを続ける西川選手がこのままいくと、スタメンの座を奪ってしまうかもしれませんね。
規定打席に達して3割を超えている選手がケガで数試合欠場している間にスタメン落ちの危機に瀕するまでにカープの選手層が厚くなっているのは嬉しい限りです。
今後もこの二人のレギュラー争いから目が離せませんね。
安部選手がファーストをこなすことで、松山選手やエルドレッド選手のようにファーストとレフトを兼ねる選手も多いことからレフトも絡めての競争になってきそうです。
いずれにしても相手投手やその日その日の選手の調子・体調に合わせた起用の幅が広がっていくことはチームの力に直結します。
疲労の見える野手陣を上手くやりくりできるか、選択肢を見事にここまで広げた首脳陣の采配、今後はそれを生かした起用法の手腕が問われていきます。
期待しましょう!
投げては岡田投手が6回86球4安打1四球1失点で薮田投手に続いて11勝目を挙げました。
今日の起用法を見る限りはシーズン序盤よりも、突然崩れるパターンの印象が強く、信頼度としてはかなり低くなってしまっているような感じを受けましたが、それでも先発ローテーションをきっちり守っての11勝は非常に価値があります。
シーズン終わるまでに少しでも安定したピッチングを見せて、7回以降も任せてもらえるようなポジションに戻ってもらいたいですね。
試合展開、中継ぎ陣の疲労感を考えても今日の7回に上れる地力は十分に持っているピッチャーです。
春先であれば間違いなくいっていたと思いますが、シーズン終盤に差し掛かり一戦一戦の重みが増す中で首脳陣は継投の決断を下しました。
この采配を受けて感じるものがあったはずの岡田投手。
次回以降、さらなる飛躍に期待しましょう。
中継ぎ陣は今日も言うことなしです。
先頭は出していましたが、今月既に7試合目で防御率1.80の一岡投手、同じく8試合目防御率0.97と0点台に突入した中崎投手、同じく8試合目、やや調子を落としながらも2.40の今村投手。
本当に頭が下がります。
来週はこの三人の登板を3試合以下に、できれば2試合に抑えたいところですが、それをチームの勝ちと同時に達成するためには打線の爆発、もしくは先発陣の頑張りが欠かせません。
後半戦フル回転を続ける中継ぎ陣の起用法は6連戦が続いていく今後も大きな注目点です。
来週からのカープの戦いに期待しましょう!
ジャイアンツの阿部選手が2000本安打を達成しました。
長年にわたりキャッチャーと言う守備の負担、体の負担が大きいポジションを務めながらもその驚異的な打棒を発揮し続けてきた結果です(阿部選手という打撃面の成績だけで見てもリーグ屈指の強打の捕手がいたことはジャイアンツの間違いなく大きなストロングポイントでした)。
おめでとうございます。
カープ今後の試合予定
来週は京セラドーム大阪での2位タイガースとの3連戦の後、マツダスタジアムでのスワローズとの3連戦です。
タイガースとはここまで8勝8敗1分、スワローズとは11勝5敗1分です。
タイガースとの3連戦では1つでも勝てばマジックが再点灯するはずです。
残りが40試合を切ってきた中での直接対決で勝利することは優勝に大きく近づくことを意味します。
特に今のように大きくゲーム差が空いている時はなおさらです。
カープが失速しなければ捕らえるのが難しいタイガースにとっては、直接対決でたたき続けることが絶対条件と言って良いでしょう。
ポイントはやはり初戦でしょうか。
初戦の展望はいつも通り、予告先発が発表されてから書きたいと思います。
チーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!
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