8/6のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は9-4でカープが勝ちました。
4回、西川選手と岡田投手のタイムリーで3点を先制しますが、その裏に岡田投手が3四球と制球を乱して2点を返されます。しかし鈴木誠也選手、バティスタ選手の一発などで直後に突き放すと、中継ぎ投手陣がベイスターズの反撃を何とかしのぎます。先発全員安打で9点を奪い、岡田投手も2桁勝利を達成したカープ、連勝でカード勝ち越しです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 9 | 14 | 1 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 6 | 1 |
投手情報
勝利投手 岡田 (10勝4敗0S)
敗戦投手 エスコバー (0勝1敗0S)
セーブ なし
広島 岡田、ジャクソン、一岡、中崎、今村 - 會澤
DeNA エスコバー、三嶋、平田、田中健、加賀 - 戸柱
本塁打 鈴木23号(5回表2ラン)、バティスタ9号(5回表ソロ)、倉本2号(5回裏ソロ)、エルドレッド24号(9回表ソロ)
試合概要
試合は岡田投手、エスコバー投手の先発で始まります。
エスコバー投手の立ち上がり。
先頭の田中選手がデッドボールで塁に出ると、1アウトから丸選手の打席で二盗に成功。
丸選手もフォアボールで歩いて1アウト1, 2塁のチャンスを作ります。
しかしここは鈴木誠也選手が外のストレートに、エルドレッド選手も真ん中付近のストレートにタイミングが合わず空振り三振に倒れて先制機を逸します。
2回以降もエスコバー選手のストレート中心のピッチングにタイミングが合わず序盤は無得点。
対する岡田投手もベイスターズ打線の早いカウントで打ってきたことにも助けられ、球数少なく序盤3回までを無失点に抑えます。
試合が動いたのは4回でした。
先頭のエルドレッド選手がフルカウントから内角高めのストレートに詰まりながらもセンター前に運ぶと、バティスタ選手は1-2からショート、三遊間よりへのゴロ。
これを倉本選手が追いつきセカンドへジャンピングスローを試みますが、送球はファースト側へ逸れてノーアウト1, 2塁とチャンスが広がります。
ここで西川選手。
1-2から外角高めのストレートをコンパクトに流し打つと打球はショート頭上を抜けていく先制のタイムリーヒット。
さらにノーアウト1, 2塁で會澤選手の打席でベイスターズにパスボールが出て2, 3塁とチャンスが広がります。
會澤選手が粘りながらもフルカウントからの9球目で空振り三振に倒れて1アウト。
岡田投手の打席、初球でした。
高めのストレートに押し負けずに打ち返すと打球はレフトへライナーで飛んでいく2点タイムリーヒット。
自らを援護する貴重なタイムリーでカープは3点を先制します。
しかしその裏の岡田投手。
先頭の柴田選手にヒットを許すと、筒香選手・ロペス選手相手にストライクが入らずに連続四球を与えてノーアウト満塁のピンチを招きます。
宮崎選手にはフルカウントまで持っていきますが、外のスライダーを見送られ押し出しのフォアボールで1点を返され、なおもノーアウト満塁。
続く戸柱選手にはストレートを続け、1-1からの外角ストレート、これがセカンドゴロダブルプレーとなる間にさらに1点を取られますが2アウト3塁と場面は変わります。
梶谷選手にもストレートで押すと、1-2から外角低めに手が出ずに見逃し三振、何とかリードを保ってこの回を終えます。
すると打線は5回の表。
続投するエスコバー投手から先頭の丸選手がツーベースでチャンスを作ると打席には鈴木誠也選手。
初球、外角寄りのストレートに踏み込んで振り抜くと、打球は高く舞い上がりカープファンで埋まる左中間スタンドに飛び込むツーランホームラン、再び点差を3点に広げます。
さらに1アウトからバティスタ選手。
1ボールから真ん中付近に入ってきたストレートを振り抜くと打った瞬間それと分かるレフトボール際への特大のソロアーチ。
さらに1点を追加します。
さらに西川選手がフォアボールを選んで出塁すると、會澤選手がサードゴロに倒れる間にセカンドに進んで2アウト2塁。
岡田投手が1ストライクからの内角ストレートにつまり気味のハーフライナー。
これがセカンドの柴田選手の直前でバウンドすると、かかっていた回転でバウンドが変わり柴田選手が後逸する間にさらに1点を追加して7-2と5点差までリードを広げます。
その裏、岡田投手は1アウトから倉本選手にソロホームランを浴びて1点を返されますが勝ち投手の権利を得て5回を投げ切ります。
6回からはジャクソン投手が登板。
2イニングをストライク先行のピッチングで3三振を含むパーフェクトに抑えます。
カープは8回の攻撃。
代打堂林選手が空振り三振に倒れて1アウトから、田中選手がレフト線へのツーベースでチャンスを作ると菊池選手が1-1から真ん中付近に入ってくるスライダーをレフトへはじき返して追加点を奪って8-3。
その裏、一岡投手がマウンドに上がります。
先頭の倉本選手のバットを折りながらもファーストへの内野安打を許すと2アウトから筒香選手に内角高めのストレートをライトフェンス直撃のタイムリーツーベースを許して1点を返されます。
さらにロペス選手を2-2から外のストレートでショートゴロ…かと思いましたが田中選手がこれを悪送球して1, 3塁となったところで中崎投手へ交代。
宮崎選手に粘られますがフルカウントからの7球目、外のストレートでセカンドゴロに打ち取りスリーアウトを取りました。
9回の表、カープはエルドレッド選手が加賀投手から外角のスライダーをレフトスタンドに運ぶソロホームランで9-4と再び5点差に引き離します。
最後は今村投手が1安打を許しながらも無失点で締めくくりました。
カープ、連勝でカード勝ち越しを決めました。
試合感想
昨日と途中交代した松山選手、安部選手はそれぞれ右肩関節痛と腰痛症とのことのようですが、登録抹消されていないことからもとりあえずは軽症なのかなという感じでしょうか。
ただ試合前の練習は回避したようですので、影響なくプレーできる状態というわけでもなさそうです。
今日と明日の休養でどうなるか。
今後思うように症状が改善せずに抹消という可能性もありますが、とりあえずは一安心でしょうか。
二人を欠いた打線でしたが、代わりに入った西川選手が3-1、1四球で2得点、バティスタ選手は昨日に引き続き一発を含む4-2と見事に活躍してその穴を感じさせませんでした。
首脳陣のリーグ序盤から選手層を確保するための起用、リスクヘッジが実を結んだと言えそうです。
西川選手の先制打はもちろんでしたが、岡田投手の2点タイムリーが試合展開的に大きかったですね。
あのまま1点で終わっていたら、違った試合展開だったかもしれません。
序盤エスコバー投手のストレートと分かっていてもなかなかタイミングが合わずに抑えられましたが、球数を投げさせて球威が少しずつ落ちてきていたのと、カープの各打者の対応力で3巡目には完璧にとらえました。
鈴木誠也選手、そしてバティスタ選手の一発。
終盤には乗り遅れていた菊池選手のタイムリーが出て先発全員安打を達成すると、エルドレッド選手にも一発が飛び出して締めくくり。
打つ方は層の厚さを如何なく発揮し、今日もピリッとしなかった先発投手陣をカバーしてくれました。
本当に投手陣の苦しいところでの野手陣の頑張りには頭が上がりませんね。
投げては岡田投手。
序盤は球威もあり、ベイスターズ打線の早打ちにも助けられて快投を予感させる立ち上がりになりましたが先制点を取った直後から暗転。
急に制球を乱す悪癖が今日も顔を出して3連続四球で押し出し。
戸柱選手のダブルプレーに助けられる形となり何とかリードを守って5回まで投げ切り自身初の二けた勝利を挙げました。
そのこと自体は素晴らしいことなのですが、今日に限って言えばチーム状況的にも試合展開的にも球数的にも7回までは投げてほしかったところ。
春先の岡田投手であれば間違いなく6回は続投していたと思います。
というよりも中継ぎ陣が登板過多だったチーム状況で4点リード、5回75球で降ろされるのは相当4回の印象が悪かったんだと思います。
これが岡田投手の現状ということでしょう。
それでも後半戦3連勝。
まだ2年目で初めて1年を通して先発ローテーションを守っている投手だということを忘れてはいけません(春先のあまりの頼もしさに、忘れそうになってしまいますが…)。
2年目でここまできっちり先発ローテーションを守っての2桁勝利。
本当に素晴らしいです。
今後もローテーションを最後まで守り通しながら、一つ一つ課題をクリアしてステップアップしてくれることを期待しています。
投手陣の起用についてですが…今日の最終回の起用は解せませんでした。
なぜ中田投手ではダメだったのか。
試合展開的に8回の時点で今村投手が肩を作っていたのは間違いないでしょうが、5点リードの最終回に信頼できる中田投手がいるにも関わらず、今村投手を起用しなくてはならなかったのか。
8回に引きずり出された中崎投手もですが、今村投手は今日で6連戦5試合目の登板。
明らかに投げすぎです。
対して中田投手は今週火曜日のタイガース戦に投げたきり。
登板間隔も十分すぎるほど開いていました。
何かファンには分からない裏事情がないのであれば、やや疑問の残る投手起用でした。
中崎投手登板の場面は、2アウトからのエラーですから一岡投手が気持ち的に一度切れたであろう難しさと、相手が好調の宮崎選手ですから、あの場面は最も信頼できる中崎投手に任せるという最善手だったということで納得できましたが…
しかし、外野がうだうだ言ってもしょうがないですね。
ジャクソン投手が2イニングを完全に抑えてくれるなどポジティブな要素もたくさんあったゲームでした。
春先のようにストライク先行攻めていける球威が戻ってきたようで何よりです。
6連戦が続く苦しい日程で信頼できる中継ぎ投手が増えたのは喜ばしい限りです、何とか間に合ったという感じでしょうか。
とにかく今週、2位と3位との6連戦を3勝2敗1分と勝ち越せました。
後半戦いまだにカード負け越しすら無し。
何も悲観することはありません。
選手の体調面だけが心配ですが、それは他のチームも同じはずです。
とにかくその日のベストを尽くし、チーム一丸となって一歩一歩前進あるのみ。
そんなチームをこれからも一生懸命応援したいと思います。
カープ次週の日程
来週カープは火曜日からナゴヤドームでドラゴンズと3連戦の後、金曜日からはマツダスタジアムでジャイアンツとの3連戦が予定されています。
ドラゴンズとはここまで10勝4敗1分、ジャイアンツとは13勝4敗と相性の良い相手との対戦が続きます。
しかし前回のナゴヤドームではチーム状態が落ちていた5月中旬だったこともありますが3連敗を喫していますし、ジャイアンツとの前回マツダスタジアムでの対戦時は2戦連続零封負けを含む負け越しを喫しています。
ドラゴンズは今週2勝2敗1分、ジャイアンツは3勝3敗と良くも悪くもないチーム状態のようですが、来週も週を通して勝ち越せると良いですね。
いつも通り、火曜日の試合展望は予告先発が発表されてから書きたいと思います。
来週もチーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!
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