7/27のカープ試合速報です、ジャイアンツ戦は3-4でカープが敗れました。
初回坂本選手に一発で先制を許しますが、3回、4回とツーベースを含めた連打が飛び出し逆転に成功します。しかし逆転した直後、中村祐太投手は3連打を浴び逆転を許すと、続くピンチで踏ん張れず、この回4本目のヒットを浴びたところで降板。ヘーゲンズ投手、ジャクソン投手が無失点でつなぎますが、7回に1点を返すのがやっと。ジャイアンツの継投にかわされ、連勝は4でストップです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
巨人 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 |
投手情報
勝利投手 田口 (9勝2敗0S)
敗戦投手 中村祐 (3勝2敗0S)
セーブ カミネロ (0勝3敗19S)
広島 中村祐、ヘーゲンズ、ジャクソン - 會澤
巨人 田口、マシソン、カミネロ - 小林
本塁打 坂本勇11号(1回裏ソロ)
試合概要
試合は中村祐太投手、田口投手の先発で始まります。
初回、カープは菊池選手にヒット1本出ますが無得点に終わります。
その裏の中村祐太投手の立ち上がり。
簡単に2アウトを取りますが坂本選手に1-1からの内角高めのストレートをレフトスタンドに運ばれて先制点を許します。
2回をともに三者凡退に抑えると、3回表のカープ。
2アウトから田中選手がレフトへのヒットで出塁すると、菊池選手が1ボールから甘く入ってきたスライダーを捕らえました。
ライトへ流し打つと打球はフェンス直撃、田中選手が長躯ホームインで同点に追いつきます。
なおも2アウト2塁のチャンスでしたが、丸選手は初球内角のストレートをセンターフライで逆転はなりません。
3回裏を中村祐太投手が三者連続三振に仕留めると4回表のカープ。
1アウトからこの日スタメン起用のバティスタ選手がレフトフェンス直撃のツーベースでチャンスを作ると、打席にはエルドレッド選手。
2-2から外の低め、ボール気味のチェンジアップに食らいつくと打球はセンターへの勝ち越しタイムリーツーベースとなり2-1とリードを奪います。
なおも1アウト2塁のチャンスは西川選手がセンターフライ、會澤選手が敬遠のフォアボールの後、中村祐太投手をセカンドフライに打ち取られ追加点はなりません。
その裏の中村祐太投手。
先頭のマギー選手に1ボールから外のスライダーをセンター前に運ばれると坂本選手にフルカウントから外のスライダーに上手く合わせられ、ノーアウト1, 3塁のピンチを迎えます。
ここで打席には阿部選手。
2-2から勝負にいったストレートが真ん中付近に甘く入ったところを捕らえられました、
打球はライトフェンスを直撃する逆転の2点タイムリーツーベースヒット。
さらに村田選手センターフライで1アウト3塁から陽選手に高く浮いたスライダーをセンターにタイムリーを浴び、1点を追加されたところでベンチはヘーゲンズ投手への交代を決断。
ヘーゲンズ投手は牽制タッチアウトと三振でこの回を抑えます。
反撃に出たい打線ですが5回、6回を三者凡退に抑えられます。
ヘーゲンズ投手は6回に3本の単打で1アウト満塁のピンチを迎えますが、陽選手をセカンドゴロダブルプレーに打ち取り、ピンチを脱します。
すると打線は7回。
1アウトから會澤選手がレフト前ヒットで出塁すると、打席には代打の新井選手。
初球の内角低めへのスライダーを振り抜くと打球はあわやホームランというフェンス直撃のヒットとなり、1アウト1, 3塁のチャンスを作ります。
ここで田中選手が1ボールから内角低めのストレートをレフトへ打ち上げ、犠牲フライで1点を返して、3-4と1点差に迫ります。
8回のカープはマシソン投手の前に三者凡退。
ジャクソン投手が7回を三者凡退、8回に自らのエラーとフォアボール2つでピンチを招きますが、何とか無失点に抑えて1点差で9回を迎えます。
何とか追いつきたいカープでしたがカミネロ投手の前に三者凡退でゲームセット。
連勝が4でストップしました。
試合感想
打線は田口投手から連打を3度放ち、そのいずれもを得点につなげることができました。
前回は完全に抑え込まれましたが、今回はそれなりに点を奪うことができ、連続してやられなかったことは評価できると思います。
バティスタ選手を久々にスタメン起用。
相手が左投手の田口投手だったことと、真夏にデーゲームは期待できないためか、前回ボールを見失った慣れない薄暮の中で守らせるよりは、一定の明るさのあるドーム球場で起用しようという意図だったでしょうか。
バティスタ選手も本当に久しぶりのスタメン出場で持ち前の長打力を見せてくれましたね。
課題の屋外でのナイトゲームとドーム球場での守備に慣れれば、もっとスタメン起用が増えそうな楽しみなバッティングでした。
投げては中村祐太投手。
前回は粘りのピッチングを見せる中、チームが同点に追いついてくれた直後にピンチを迎えて降板。
今回はどんなピッチングを見せてくれるかと期待していましたが、勝ち越してもらった直後に再び4安打を浴びて乱れてしまいました。
上位打線だった打順の巡り合わせもあるのでしょうが、悔やまれるのは阿部選手への1球でしょうか。
2-2からの勝負球が真ん中に入ってしまいましたね。
今日はある程度ゲームを作ってくれそうな雰囲気があっただけに、前回と似たような形で味方の援護の直後に降板したのは残念でした。
あとほんの少し、技術というより精神面のような気がします。
あの回の先頭、マギー選手の打ち取ったような当たりがアウトになっていれば…そんなほんの少しのきっかけで変わるような気はしますが、そのほんの少しの差がプロ野球の世界では致命的になりがちです。
それが何なのか、試行錯誤して、もがいてその何かを掴むしかないですね。
ヘーゲンズ投手、ジャクソン投手がそれぞれ2イニング以上を無失点に抑えて試合は作ってくれました。
6連戦が続く中で中継ぎは6人体制。
4回途中で先発がマウンドを降りる厳しい展開の中で、この二人だけで試合を終わらせられたのはまだ救いがありました。
ヘーゲンズ投手もきっちりロングリリーフの役割を果たしてくれそうですね。
最後まで同点の希望が持てたのはこの二人のおかげです。
引き続き期待しましょう。
中村祐太投手の代わりにヘーゲンズ投手を先発にという声もありますが、個人的にはもう一度、中村祐太投手にチャンスを与えてあげてほしいと思います。
あと少し、何かがかみ合えば試合は作ってくれそうな雰囲気はあるんです。
若い投手ですし、一軍マウンドで経験したことを生かしてまだまだ伸びていけるはずだと信じています。
ジョンソン投手離脱の痛みを最も感じるのは6番手だった中村祐太投手、繰り上がって先発する九里投手が打ちこまれた時です。
それだけに明日のゲームは非常に大事になりますね。
7/28の試合展望
明日からは地元マツダでスワローズ3連戦、明日は移動ゲームです。
移動ゲームになりますが、ジャイアンツ戦が大阪開催だったことで、関東や名古屋からよりは短い移動で済みますね。
昨日、カープが喫した悪夢の9点差を上回るプロ野球タイ記録の10点差をドラゴンズ相手に大逆転して、今日も2桁得点。
チームが勢いに乗っているだけに、最下位に沈んでいるとはいえ嫌な感じを持っています。
明日の予告先発はカープが九里投手、スワローズはブキャナン投手です。
九里投手は今シーズンここまで23試合に登板、うち10試合に先発して5勝5敗、防御率は3.86です。
先週のドラゴンズ戦でジョンソン投手がKOされた後、4 2/3回をソロホームラン2本の2失点に抑え、ジョンソン投手の離脱で空いた先発の枠を掴みました。
6/2のロッテ戦以来、約2か月ぶりの待ちに待った先発のマウンドのはずです。
2試合連続2ケタ得点と勢いに乗るスワローズ打線が相手ですが、持ち前の気持ちの強さで内角を上手く使ったピッチングでスワローズの各打者のバッティングを崩して2戦目以降も楽にしてくれるピッチングを期待したいですね。
対する打線の相手はブキャナン投手です。
ここまで17試合に先発、5勝7敗、防御率は3.66。
前回登板のタイガース戦では6回7失点で敗戦投手となっています。
7月に入って3連敗と調子を落としているブキャナン徒手。
3試合で最も良かった登板でも6回4失点と、6月までの安定した投球が影を潜めています。
さすがにそろそろまた上向いてくる時期かもしれませんが、明日いきなり絶好調で手も足も出ないピッチングを見せることはまず考えにくいでしょう。
久しぶりの登板となる九里投手を早めに援護して、これまでのように不安のある先発陣を野手陣が支える展開に期待したいですね。
連勝は止まってしまいましたが、切り替えて明日からまた連勝しましょう。
まずは明日の試合です。
チーム一丸で一戦一戦、明日も頑張ろう、カープ!
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