今シーズンも1軍、2軍一体となって、快調なシーズンを送っているカープ。
そんな中で勝率7割超えと圧倒的な強さを誇る地元マツダスタジアムでの強さの理由に触れている記事があったので紹介したいと思います。
今回、元となった記事がこちら。
カープぶっちぎりから学ぶべき「2つの教訓」 | 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
記事では今の若手が活躍するチームにした野村前監督の功績、将来の主力としてタナキクマルトリオを早くからレギュラーとして固定し、菊池選手がレギュラーとして起用され始めた2013年にはリーグワーストのエラー数を記録して非難が殺到しても使い続けたことを紹介しています。
その起用を可能にした背景として、やや美化されすぎているような気もしますが、カープファンの温かい声援、エラーしてヤジが飛ぶことはなく、次は大丈夫・がんばれという声援・雰囲気があったことに触れています。
旧・広島市民球場時代のヤジ中心の雰囲気が、入場者の過半数を女性ファンが占める(記事によると57%)ようになったことで、荒っぽい応援をしていた人たちが自粛する雰囲気が生まれていることにも触れています。
そうした球場の雰囲気で育った選手たちが、結果的に最後まであきらめない姿勢を身に着け、ホームでの強さにつながっているのではないかという考察です。
さらに記事ではカープの初優勝時に18勝を挙げるなど、5年連続を含む6度の2桁勝利を挙げた名投手の池谷公二郎さんが「昔は3ボールになると、『何やってんだ! しっかりせい!』とやじられた一方で、今は『頑張れ!!』と拍手で声援される雰囲気がある。」とその違いを感じている発言をされていることを紹介。
またメジャー帰りの川崎選手の「マツダスタジアムの応援の雰囲気がすごい。やじが飛ぶこともなく、みんながワーッと応援するのに感動した。カープが強い理由がわかった」という発言も紹介。
やはりマツダスタジアムでファンが作る応援の雰囲気がカープの強さにつながっている面はありそうです。
劣勢でも一気に球場のボルテージを上げられる雰囲気があることが少しは選手たちの支えになっているのではないかと感じるエピソードですね。
またカープファンの勢いは、チームの好調さも相まって、今シーズンは6月末に球団最速の主催試合34試合目での100万人動員突破(これまでの記録は2016年・2015年の35試合目)を記録したことにも表れています。
緒方監督もこの記録達成時には「これだけのファンが球場に足を運んで声援を送ってくれることが選手の力になり、マツダでの勝率につながっている」という主旨のコメントを残してくれています。
最大33,000人収容のマツダスタジアムに数試合の地方球場開催を合わせてこの数字ですから、春先からほぼ毎試合満員近くまで埋まっていることになりますね。
ほぼ毎試合満員のため、チケット入手の困難さにつながり、市民球場時代のように気軽に行けなくなってしまった面はありますが、入場料とそれに付随するグッズや飲食物などの売上がチームの資金源となり、年俸面での不利を払拭し、戦力の維持することにつながると思えば嬉しい悲鳴と言えそうですかね。
さらには世論調査・市場調査専門機関の中央調査社が今年5月に行った全国意識調査では一番好きなプロ野球チームで1993年以来不動の巨人・阪神に続いて、初めてカープが3位に入ったことも先日ニュースになっていました。
この調査結果も、敵地でもレフト側はカープファンが赤く染めている現状とつながっている分、個人的には違和感はなかったです。
それでも15年連続Bクラスを記録していたほんの少し前の冬の時代から応援しているコアなファンと、最近強くなって興味を持ち始めてくれたライトなファンがうまい具合に融合しつつあるように感じます。
この状況が少しでも長く続くように、一ファンとしてできることをやってカープを応援し続けたいと思います。
一人一人のファンがカープを支えることができる、全員で集まって選手に力を与えられる。
そんなことを改めて感じられるきっかけになった記事だったので今回紹介させてもらいました。
明日からも厳しい夏場の6連戦が続きますがファンも含めて、チーム一丸、一戦一戦頑張ろう、カープ!
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