7/21のカープ試合速報です、ドラゴンズ戦は5-8でカープが敗れました。
カープは初回2アウトからの3連打で幸先よく1点を先制しますが、直後、ジョンソン投手が四死球3つで招いた満塁のピンチでバルデス投手に走者一掃のタイムリーを浴びて逆転を許すと、3回にもミスをきっかけに3ランホームランを浴びてKO。打線は小刻みに点を返していきますが、ゲレーロ選手の連続ホームランで突き放され反撃及ばず、3連戦初戦を落としました。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
中日 | 0 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | 8 | 2 |
広島 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 | 11 | 2 |
投手情報
勝利投手 バルデス (6勝5敗0S)
敗戦投手 ジョンソン (4勝3敗0S)
セーブ 田島 (1勝4敗25S)
中日 バルデス 、又吉 、岩瀬 、田島 - 木下拓 、武山
広島 ジョンソン 、九里 、高橋樹 、ジャクソン - 石原 、磯村 、會澤
本塁打 ビシエド 14号(3回表3ラン) 、ゲレーロ 25号(5回表ソロ) 、菊池 9号(5回裏ソロ)、ゲレーロ 26号(7回表ソロ)
試合概要
試合はジョンソン投手、バルデス投手の先発で始まります。
初回、ジョンソン投手がヒットを打たれながらもダブルプレーで相手の攻撃を3人で抑えます。
その裏、打線は2アウトから丸選手のレフトへのヒット、鈴木瀬や選手のライトへのヒットと連打が出て2アウト1, 2塁とチャンスを作ります。
打席には松山選手。
2-2から外のスライダーに食らいつくと打球はライト前へのタイムリーヒット。
なおも続くチャンスではエルドレッド選手が三振に倒れて3アウトとなりますが、カープが3連打で幸先よく1点を先制します。
しかし直後の2回、ジョンソン投手が乱れます。
この回、3つの四死球で2アウトながら満塁のピンチを招くと打席にはバルデス投手。
1-2と追い込んでから投じた4球目、外のボール気味のスライダーでしたが、きれいに左中間に流し打たれました。
前進守備だった外野を深々と超えていく走者一掃のタイムリーツーベースを浴びて、3点を失い逆転を許します。
さらに3回。
先頭の谷選手のショートゴロを田中選手がファーストへ悪送球、味方のミスでノーアウト2塁のピンチを迎えると大島選手にライト前ヒットを許してノーアウト1, 3塁。
ゲレーロ選手をライトフライに打ち取って、ビシエド選手を迎えます。
その初球。
内角カットボールが高く浮いたところを捕らえられると打球はレフトスタンドへ一直線。
痛恨の被弾でさらに3点を追加され1-6と大量リードを許します。
さらに松井選手にフォアボールを出したところでベンチは九里投手へスイッチ、3回持たずにKOされます。
後続を九里投手が抑えると、打線はその裏。
2アウトから丸選手がセカンド谷選手のファンブルで塁に出ると鈴木誠也選手の打席で盗塁に成功。
鈴木誠也選手は粘って迎えたフルカウントからの8球目、内角高めのストレートをレフトへ運ぶタイムリーヒットを放ち、1点を返します。
4回を抑えて3イニング目に入った九里投手は5回。
先頭のゲレーロ選手への初球、外角へのカットボールを踏み込まれると打球をレフトスタンドへ運ばれるソロアーチで1点を追加されてしまいます。
しかし打線はその裏、2アウトからお返しとばかりに菊池選手が外のストレートをバックスクリーン右に放り込むソロアーチで1点を返して3-7。
5イニング目に入った九里投手の7回。
再び先頭のゲレーロ選手でした。
1-2と追い込みながら、内角高め、ややボール気味のストレートを再びレフトスタンドに運ばれ1点を追加されます。
その裏、1アウトから途中出場の磯村選手が真ん中付近に入ってきた甘いチェンジアップをレフトフェンス直撃のツーベースを放ちチャンスを作ります。
続く田中選手も甘く入ってきたスライダーを今度はライトフェンス直撃のタイムリーツーベース、1点を返して再び4点差に詰め寄ります。
なおも1アウト2塁で上位打線の場面でドラゴンズは又吉投手へ交代。
菊池選手は三振に倒れますが、丸選手がフルカウントから内角へのシュートを見送りフォアボールでつないで2アウト1, 2塁とします。
打席には鈴木誠也選手。
1ストライクから内角高めのストレートをセンターへ打ち返しますが、大島選手のスライディングキャッチに阻まれ、畳みかけることができません。
8回を高橋樹也投手が抑えると、打線は回をまたいだ又吉投手を攻め立てます。
1アウトからエルドレッド選手がレフトへのヒットで出塁すると、2アウトから代打西川選手がセンター前ヒットでつないで2アウト1, 2塁のチャンスを作ります。
打席には代打・岩本選手。
1-2と追い込まれながらも外のストレートをセンター前へライナーではじき返すタイムリーヒット。
大島選手の返球が逸れて、1点を返して3点差に迫ってなおも2アウト2, 3塁と、球場はこの日最大のボルテージまで盛り上がります。
ここでドラゴンズは岩瀬投手へ交代。
打席には田中選手。
初球高めのストレートを見逃し、2球目外のストレートを空振りで追い込まれると、最後も外のストレート。
変化球を意識していたのか、3球続いたストレートに裏をかかれたか、三球三振に倒れます。
9回をジャクソン投手が抑えますが、打線も田島投手に抑えられてこのままゲームセット。
今日は自滅で取られた点があまりに重く、3連戦初戦を落としました。
試合感想
今日は2回のジョンソン投手の背信投球で決まってしまったような試合でした。
ただでさえ、今シーズンはベストの体に戻せておらず被打率が高いのに、3つも四死球を出して投手に走者一掃タイムリーを浴びるようではそれはKOされてしまいます。
バルデス投手に打たれた球は悪いコースではなかったとは思いますがやや高かったですね。
またキレもなかったということなんでしょう。
3回の田中選手もミスで火に油を注いでしまいましたね。
一時期落ち着いていましたが、最近またエラーがかさんでいます。
しかも攻めた守りの末のエラーではなく、なんでもないゴロの悪送球が目立っています。
残念ながら今シーズンは打たせて取るピッチングしかできていないジョンソン投手の試合で先頭打者相手にこういうミスが出ると、今後も残念ながらかなりの確率で点につながってしまいそうです。
今シーズンに限ってはジョンソン投手が投げる試合では、ジョンソン投手自身の四死球と味方のエラー、これが複数出てしまうとこういう試合になりがちということは覚悟しないといけなさそうですね。
次回までに制球面をきっちり修正してもらいたいところです。
九里投手はよく長い回を投げてくれました。
ゲレーロ選手の2発が余計でしたが、5イニング弱投げて中継ぎを温存してくれたので役割は十分に果たしてくれたと思います。
高橋樹也投手は10日ぶりのマウンドとなりましたがストライク先行のピッチングで無失点に抑えてくれました。
今はどんな場面でも投げて、一軍の打者の雰囲気、二軍の打者との違いに慣れてもらいたいですね。
ジャクソン投手は今日は相手の早打ちに助けられた感じがあるのでまだ状態は保留でしょうか。
次回も序盤の一岡投手が担っていたようなビハインドでの登板になりそうな気がします。
投手の話題なので相手の話にはなりますが岩瀬投手がセリーグ歴代最多の945試合登板を達成しました。
プロ野球記録の949試合も射程圏内、ケガさえなければ今シーズン中にプロ野球記録を達成しそうです。
50試合登板を19年続けてようやく到達する凄まじい記録です、まだ通過点なのでしょうがおめでとうございます。
野手陣は点差をつけられてもあきらめず、2アウトからチャンスを作って得点を重ねてくれました。
欲を言えば、点を取った後に畳みかける1本が出ませんでしたが、毎度毎度大量点で逆転勝ちをできるわけはありません。
また控え野手陣で当落線上にいる岩本選手、磯村選手が今日ともに結果を出したことで明日薮田投手と入れ替わりで抹消される選手が誰になるか分からなくなってきました。
タイプが被る野間選手がいる天谷選手なのか、あるいは上本選手なのか。
レベルの高い競争ができているように思います。
もう今日は終わったこととして切り替えるしかないですね。
冷えていたビシエド選手に一発を浴び、それなりに調子の良かったゲレーロ選手にも2発を浴び、明日以降の戦いへの不安要素も抱えてしまっただけに、明日以降の両外国人への投球には要注目ですね。
いずれにせよ、今日は今日。
切り替えて明日からの戦いです。
7/21の試合展望
明日の予告先発はカープが薮田投手、ドラゴンズは柳投手です。
薮田投手は今シーズンここまで28試合に登板、うち5度は先発で8勝1敗3H、防御率は2.25です。
前回登板となったスワローズ戦では7回2失点で勝利投手となっています。
チーム事情により交流戦で先発に転向して以来、5戦5勝5QSと抜群の安定感を見せている薮田投手。
それなりに四死球は与えますが抜群の球威を誇るストレートを軸に相手打者を押し込み、力で抑え込んでいます。
自身初のオールスターでも全球ストレートで1イニングを抑え、気分よく明日の登板を迎えられているのではないでしょうか。
今日の緒戦を落とし、相手の中軸に打たれているだけに明日、力でねじ伏せて流れを変えてもらいましょう!
対する打線の相手は柳投手です。
ドラゴンズのドラフト1位ルーキーはここまで10試合に登板、うち6試合で先発し1勝3敗、防御率は4.08。
前回は後半戦初戦のジャイアンツ戦で1イニング中継ぎとして登板して無失点に抑えています。
カープ相手には7/2の試合で先発。
その際は7回5安打7三振と力投されましたが、2本のホームランで何とか3点を奪っています。
しかしうち一発は降板直前に伏兵の磯村選手が放ったツーランホームラン。
それなりに抑え込まれた印象が残っていてもおかしくありません。
2度目の対決でその印象を払拭して攻略し、余計なカープキラーを誕生させないようにしないといけませんね。
左打者相手に窮屈そうに投げている時があるので、田中選手、丸選手辺りがフォアボールをもぎ取ってくれるとそれをきっかけに攻撃のスイッチを入れられる気がするので、期待したいと思います!
今日を落としたことで明日はますます負けられませんね。
今日は今日と切り替えて、チーム一丸で一戦一戦、明日も頑張ろう、カープ!
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