僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

7/12のカープ お帰りジョンソン!お久しぶり岩本! 前半戦最後を白星で飾る ベイスターズ戦

7/12のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は5-1でカープが勝ちました。

ジョンソン投手が立ち上がりから球威・制球とも今シーズン一番のピッチングを見せると打線は3回、丸選手のタイムリーとワイルドピッチの間に2点を先制します。5回に内野ゴロの間に1点を返されますが、7回、今シーズン初打席の岩本選手がツーアウト満塁から走者一掃のタイムリーツーベースを放ち試合を決めました。8回までジョンソン投手、9回を今村投手が締めくくり、前半戦最終戦を白星で締めくくりました。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 3 0 0 0 1 0 0 0 0 4 14 0
広島 0 0 0 1 0 0 2 3 X 6 7 2

 

投手情報 

勝利投手 ジョンソン (4勝2敗0S)

敗戦投手 濱口 (6勝4敗0S)

セーブ なし

DeNA 濱口、エスコバー、砂田、藤岡、平田 - 高城

広島 ジョンソン、今村 - 石原

本塁打  なし

 

試合概要

試合はジョンソン投手、濱口投手の先発で始まります。

   

ジョンソン投手は2三振を含む三者凡退で立ち上がります。

一方のカープは初回、田中選手が初球を打ってショートへの内野安打で出塁すると菊池選手が送りバントを決め1アウト2塁のチャンスを作ります。

 

丸選手は3ボールから高めに入ってきたストレートを狙いますがミスショットでレフトフライ。

鈴木誠也選手は追い込まれて高めのボール気味のストレートに詰まらされサードフライに倒れ先制のチャンスを生かせません。

 

ジョンソン投手は2回も三者凡退に仕留めると、その裏に打線は松山選手、安部選手のヒットで1アウト1, 2塁のチャンスを作ります。

しかしここは下位打線、石原選手、ジョンソン投手が連続三振に倒れて再び先制のチャンスを逃します。

 

するとジョンソン投手は3回。

先頭の梶谷選手に外のカットボールをセンターへのツーベースとされ、ノーアウト2塁のピンチを迎えます。

 

濱口投手のバントを空振りさせ1アウトを取ると、倉本選手をセカンドゴロに打ち取り2アウト3塁。

桑原選手にはフォアボールを与えますが、飛雄馬選手を内角高めのカットボールで詰まらせショートフライに仕留め、ピンチを脱します。

 

すると打線はその裏、濱口投手に三度襲い掛かります。

 

 

先頭の田中選手が追い込まれながら低めのフォークに食らいつきレフト前ヒットで出塁すると、初回に続いて菊池選手が送りバントで1アウト2塁のチャンスを作ります。

ここで打席には丸選手。

 

追い込まれながら内角のチェンジアップに食らいつくと打球はセンターへ抜けるタイムリーヒット、ついにカープが先制に成功します。

さらに鈴木誠也選手が2ストライクから高めのストレートをレフトへ落とすと、松山選手のファーストゴロの間に2アウト1, 3塁とします。

 

エルドレッド選手の打席で濱口投手のフォークがワイルドピッチとなる間にさらに1点を追加、エルドレッド選手は3ボールから高めのストレートを打ってサードゴロに倒れますがカープがこの回2点を先行します。

 

ジョンソン投手は4回、2アウトから宮崎選手、高城選手に連打を許し2アウト1, 2塁のピンチを迎えますが梶谷選手を内角へのシュートでセカンドゴロに打ち取りピンチを脱します。

 

続く5回、1アウトから倉本選手にヒットを許すと桑原選手に初球のカーブをフェンス直撃のツーベースとされて1アウト2, 3塁の一打同点のピンチを迎えます。

ここで飛雄馬選手を追い込んでからの内角ストレートでサードゴロに打ち取る間に1点を返されます。

続く筒香選手は内角のシュートでファーストゴロに仕留めてピンチを脱します。

 

打線は6回、4回からマウンドに上がったエスコバー投手からエルドレッド選手、石原選手がヒットを放って2アウト1, 2塁のチャンスを作りますが、ジョンソン投手をそのまま打席に送り、セカンドゴロに倒れて追加点は奪えません。

 

そのジョンソン投手がヒット1本許しながらもダブルプレーもあり3人で相手の攻撃を断ち切ると、その裏、代わった砂田投手から再び打線がチャンスを作ります。

1アウトから菊池選手が外角のシュートをライトへのツーベースとすると丸選手がフルカウントからの9球目、内角へのストレートが手首を直撃するデッドボール。

治療にベンチに下がる場面もありヒヤッとしましたがそのままプレーを続行。

 

鈴木誠也選手が2-2から内角高めのスライダーを打ち上げセカンドフライに倒れると、松山選手の打席で代打・新井選手。

代わった藤岡投手から新井選手がフォアボールを選んでツーアウト満塁とチャンスを広げると、打席には途中出場、今シーズン2試合目の出場で初打席となる岩本選手。

 

低めのボール気味の変化球に2球手を出して追い込まれてから迎えた4球目でした。

外のストレートを逆らわずに打ち返すと打球は左中間を深々と破る走者一掃のタイムリーツーベースヒット。

3塁を狙った岩本選手を刺すための中継からの送球が逸れると、岩本選手は一気にホームを狙いますが、ここは必死のジャンプも及ばずにタッチアウト。

しかし貴重な3点を追加して5-1とリードを4点に広げます。

 

ジョンソン投手は8回も1安打こそ許しますが無失点で抑えてお役御免。

最後は今村投手が三者連続三振、驚異のストライク率100%で10球で仕留めてゲームセット。

 

前半戦最終戦で左腕エースが今シーズン最高のピッチングを見せたカープ、ベイスターズ戦のカード勝ち越しを決め、白星で前半戦を締めくくりました。 

 

 

 

試合感想

今日はジョンソン投手でしょう。

復帰して以来、球威が最もあり、制球も良かったです。

特に昨年までジョンソン投手を支えていた左打者への内角のシュートが今日は効いていました。

 

今日はピンチで梶谷選手、筒香選手といった左打者相手にこのボールで内野ゴロを打たせることができていました。

苦しい9連戦最終戦で8回まで投げ切ってくれる最高のピッチング。

 

正直に言えば、昨年までの良かった時期と比べるとまだもう1段階上がってきていないかなと感じる部分もありますが、今シーズン最高のピッチングを見ることができ、チームにとっても最高の形で前半戦最終戦を締めくくれたのではないかと思います。

 

復帰戦の時にもお帰りを言いましたが、今日、改めてお帰りを言わせてもらいます。

おかえりなさい、ジョンソン!

後半戦もよろしくお願いします!

 

そんなジョンソン投手とバッテリーを組んだ石原選手が1500試合出場を達成しました。

2001年に東北福祉大からドラフト4位で入団してプロ16年目での達成です。

球団史上13人目、カープの捕手の中では唯一の1500試合達成者となります。

 

出場試合数はけがなく、試合に使ってもらえる力を維持して長く現役を続け、コツコツと積み重ねるしかない記録です。

特にキャッチャーは体への負担も大きい過酷なポジションです。

素晴らしい記録です。

おめでとうございます、そして今後も1試合でも多く試合数を積み重ねてください! 

 

 

 

さて、打つ方では濱口投手からヒットを重ね、2点しか取れませんでしたが序盤でのKOに成功しています。

ここ2戦、ベイスターズの先発左腕にやられていただけに、まずは一安心しました。

 

7月に入ってから田中選手が本当に良い形でリードオフマンとして機能してくれています。

昨日までの左腕からの重い雰囲気を打破するためか、ベンチは序盤から菊池選手に手堅くバントを2度させました。

 

それが2度目に実を結び丸選手のタイムリーで先制、ワイルドピッチで追加点。

濱口投手のように制球に不安がある投手相手には3塁までランナーを進めておくことは非常に意味がありますね。

 

そして7回のダメ押しは岩本選手。

1つしか違わない松山選手とタイプ的に被ることもあり、出場機会が限られている岩本選手。 

 

一昨年はわずか7試合で10打席、昨年も27試合で21打席と背水の陣で臨んだ今シーズン。

ようやく勝ち取った昇格を生かして、掴み取った最初の打席は2アウト満塁と最高の場面で巡ってきました。

 

さすがに気負ったか、2球立て続けに低めのボールの変化球に手を出して追い込まれますが、3球目のシンカーを見逃すと、外のストライクゾーンにきたストレートを振り抜きました。

非常に大きな追加点となる走者一掃のタイムリーツーベース。

 

その後のホーム突入時に足を痛めていないか心配ですが、首脳陣へは十分なアピールとなったのではないでしょうか。

後半戦、チャンスをもらった際に続けて結果を残せるかが勝負になりそうです。

 

それにしても、前半戦最終戦を非常に良い形で終えました!

52勝29敗2分で2位に8ゲーム差の首位で折り返しです。

 

後半戦、離脱者を出さないように気を付けながら頑張っていきましょう!

オールスターに出場する7選手の活躍も楽しみですね。

 

カープ今後の試合予定

週末のオールスター2試合を挟んで、カープは来週月曜から甲子園でタイガースと、一日空いて金曜日からマツダでドラゴンズとの3連戦が予定されています。

オールスターも絡んで少し変則的な日程になります。

 

ここでローテーションを再編成することになるかと思いますが、どのような形で後半戦に臨むのか、一つ注目ですね。

そして甲子園ではあの5月の3連戦以来となります。

嫌な記憶を断ち切るためにも特に緒戦が重要になりそうですね。

 

束の間のオールスターのお祭り気分に浸りつつも、オールスター明けは真夏にひたすら6連戦が続きます。

出場する選手もお祭りの中で、出場しない選手たちはきっちりと、この4日間でコンディションを整えてもらいましょう!

 

一戦一戦、チーム一丸で後半戦も頑張ろう、カープ!

 

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