7/11のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は2-5でカープが敗れました。
カープは2回、石田投手の制球の乱れにつけこんでエルドレッド選手のタイムリーと會澤選手のダブルプレーの間に2点を先制します。しかし岡田投手は今日も先頭に出塁を許し続ける苦しいピッチング。直後に同点に追いつかれると、5回には2アウトから連打を許し勝ち越されます。続投した6回にはミスが重なり2点の追加を許し3点差に。打線はわずか3安打に終わり連勝は4でストップです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
DeNA | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 12 | 0 |
広島 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 2 |
投手情報
勝利投手 石田 (3勝3敗0S)
敗戦投手 岡田 (7勝4敗0S)
セーブ 山崎康 (1勝1敗12S)
DeNA 石田、加賀、山崎康 - 戸柱
広島 岡田、中田、九里、高橋樹 - 會澤
本塁打 なし
試合概要
試合は岡田投手、石田投手の先発で始まります。
初回、岡田投手はフォアボールとボークでノーアウト2塁とすると、石川選手に送りバントを決められて1アウト3塁のピンチを招きます。
しかしここは筒香選手を高めのストレートで押し込み浅いレフトへのファールフライ、ロペス選手は3-1としながらも外角のストレートでライトフライに打ち取り先生は許しません。
続く2回も、宮崎選手、戸柱選手に連打を許し0アウト1, 3塁のピンチを迎えます。
ここで梶谷選手を外のストレートで空振り三振に打ち取ると、石田投手は送りバントで2アウト2, 3塁となります。
倉本選手にはストレート勝負、追い込んでから内角のストレートでレフトフライに打ち取りここもピンチを脱します。
すると打線はその裏、石田投手に襲い掛かります。
鈴木誠也選手が粘ってフルカウントからフォアボールを選んで出塁すると、石田投手は制球を乱し、松山選手にストレートのフォアボールを与え、ノーアウト1, 2塁のチャンスをもらいます。
打席にはエルドレッド選手。
フルカウントから外角低め、ボール気味のチェンジアップに食らいつくと打球はレフトへ抜けるタイムリーヒットとなりカープが先制に成功します。
さらにノーアウト1, 2塁で安部選手は追い込まれながら内角ストレートに食らいつくと打球は高く弾むサードへの内野安打となりノーアウト満塁とチャンスを広げます。
會澤選手が追い込まれてから外のスライダーを引っかけショートゴロダブルプレーの間に1点を追加し、この回カープは2点を先制します。
しかし直後の3回、桑原選手、石川選手の連打で再びノーアウト1, 3塁のピンチを招くと筒香選手に低めのチェンジアップを打たれセンターへの同点2点タイムリーツーベースを浴びます。
なおもノーアウト2塁の場面でロペス選手はレフトフライに抑えますが宮崎選手にライト前ヒットを許して1アウト1, 3塁。
ここで戸柱選手をスライダーでファーストゴロに打ち取ります。
エルドレッド選手がファーストを踏んで2アウト、宮崎選手を挟殺に行く間に筒香選手がホームに突っ込みますがここは菊池選手が冷静にホームでタッチアウトに仕留め、何とか同点で踏ん張ります。
岡田投手は4回も先頭の梶谷選手にツーベースを浴び、石田投手の送りバントで1アウト3塁のピンチを背負いますが、倉本選手空振り三振、桑原選手センターフライで何とか踏ん張ります。
しかし5回、この試合初めて先頭バッターを打ち取り2アウトまでとりますが、ロペス選手にツーベースを浴びてピンチを迎えるとフルカウントから宮崎選手に外のボール気味のスライダーをライト前タイムリーとされ1点を勝ち越されます。
援護した打線ですが3回から5回までノーヒット、フォアボール1つだけに抑え込まれてしまいます。
5回に回ってきた打席に立ち6回も続投した岡田投手。
先頭の梶谷選手にライト前ヒットを許すと鈴木誠也選手が打球処理に手間取る間にセカンドまで進まれ、この試合何と5度目のノーアウトでの得点圏にランナーを背負います。
石田投手は当然のように送りバント、1アウト3塁と思いきや岡田投手が悪送球で1点を許しなおもノーアウト2塁とピンチが続きます。
ここでカープは岡田投手を諦め中田投手にスイッチ。
中田投手は倉本選手を三球三振に打ち取りますが、桑原選手にライト前ヒットを許して1アウト1, 3塁とすると、山下選手の打席で會澤選手が痛恨のパスボールで追加点を許します。
なおも1アウト3塁のピンチはしのぎますが、この回立て続けのミスで2点を追加され3点差に突き放されます。
その裏、カープは石田投手から丸選手のツーベースと鈴木誠也選手のフォアボールで1アウト1, 2塁のチャンスを作ります。
打席には松山選手。
1-1から低めのスライダーを打ちますが結果は最悪のセカンドゴロダブルプレー、得点につなげることができません。
7回、8回は九里投手がベイスターズ打線を抑え、最終回は高橋樹也投手が登板してクリーンアップを三者凡退に抑えます。
しかし打線は7回以降ヒットが出ずに無得点でゲームセット。
連勝は4でストップです。
試合感想
岡田投手は前回登板から修正しきれていませんでした。
前回も6イニング中4イニングで先頭を塁に出し苦しい登板となりましたが、今回はそれに輪をかけて苦しい登板となりました。
6イニング中、5イニングもノーアウトで得点圏にランナーを背負えばどうしても点は取られてしまいますよね。
それでも良く粘ってピンチを凌いでいましたが、最後は自らのミスも絡んでKOされました。
9連戦の8戦目、12回引き分けの試合もあり中継ぎ陣をフル回転させてきただけに、5回の打席で代打を送らなかった首脳陣の判断は個人的には問題ない、全く違和感なく受け入れられました。
岡田投手が良くないのは分かっていたでしょうが、中継ぎとのバランスを考えて何とか1点差であと1イニング投げてもらいたいという考えだったと思います。
問題は守備です。
鈴木誠也選手のファンブルで不要な進塁を許すと、石田投手の送りバントを岡田投手が悪送球、1点差でついていけば昨日の今日だけにベイスターズにもプレッシャーがかかる場面で1点をプレゼントしてしまいました。
さらに中田投手に代わった後の會澤選手のパスボールでもう1点をプレゼント。
會澤選手は去年まではよくパスボールをしていましたが、今年は劇的にキャッチングが良くなっており、今日の1試合で責めることはできません。
石田投手相手にヒットがわずか3本しか打てなかった打線にこの2点は重くのしかかりました。
僅差の場面で1イニングに3つもミスが重なるようでは負けるべくして負けたとしか言いようがありません。
光明はDeNA戦で打ち込まれていた九里投手が2イニングを抑えたことと、久しぶりの一軍登板となった高橋樹也投手がクリーンアップを三者凡退に抑えてくれたことでしょうか。
岡田投手は残念な前半戦最終登板となってしまいましたが、初のオールスター出場で気分を切り替え、後半戦立て直してもらいましょう。
打つ方も今日はパッとしませんでした。
昨年打ちあぐねた石田投手に今日も抑えられてしまいました。
フォアボールを5つもらってランナーはそれなりに出せましたが、3安打ではなかなか点は取れません。
結果的には2回、先制した後のノーアウト満塁で1点に終わったことが響きましたね。
昨日の今永投手に続き、ベイスターズの誇る先発左腕に今日も抑えられてしまっただけに、明日の試合では活発な打撃に期待したいところです。
7/12の試合展望
明日の予告先発はカープがジョンソン投手、ベイスターズは濱口投手です。
ジョンソン投手は今シーズンここまで6試合に登板、3勝2敗、防御率は4.58です。
前回登板となったジャイアンツ戦では7回途中5失点で勝敗つかずとなっています。
自身の状態と相談して打たせて取るピッチングを披露しているジョンソン投手。
少しずつ球数を投げるスタミナは戻ってきている気はしますが、やはり昨年までの球威はまだ取り戻せていません。
前半戦最後の登板となる明日もそれなりにランナーを背負うことは覚悟でしょうか。
だからこそバックの守備が重要になります。
前回登板のジャイアンツ戦や今日の試合のようにエラーで余計なランナーを出さないことをまずは徹底したいところです。
対する打線の相手は濱口投手です。
ここまで13試合に先発し6勝3敗、防御率は3.16。
前回登板となったタイガース戦では7回途中まで1失点で勝ち投手となっています。
濱口投手は自身4連勝中と波に乗っています。
それなりにフォアボールは出しながらも、高い奪三振率を武器に要所を抑えて得点はそれほど与えないピッチングを登板5試合連続で成し遂げています。
カープも2週間前に対戦していますが、その際は6回で2得点。
6安打に四球も7つもらい、毎回のように塁をにぎわせましたが、同時に7三振も喫し、あと1本が出ずに捕らえきれませんでした。
1勝1敗ながら今永投手、石田投手の両左腕に7回2失点と好投をされてしまったカープ。
明日は前半戦最終戦と言うこともあり、気分よくオールスター休みに入るためにも、しっかり打ち崩してもらいましょう。
チーム一丸で一戦一戦、明日も頑張ろう、カープ!
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