僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/31のカープ 西武戦 期待に応える攻撃陣 先発陣を全員でカバー

5/31のカープ試合速報です、ライオンズ戦は9-4でカープが勝ちました。

昨日とは逆で押し気味に試合を進めながらもあと一本が出ず、先制を許したカープですが、直後の會澤選手の一発で息を吹き返しました。5回にはフォアボールでもらったランナーを一発で一掃、2安打で6点を奪い試合を決めました。これで7連勝、交流戦も連勝スタートです。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 0 2 6 0 1 0 0 9 7 2
西武 0 0 1 0 0 0 0 0 3 4 7 1

 

投手情報 

勝利投手 大瀬良 (3勝0敗0S)

敗戦投手  ガルセス (1勝1敗0S)

セーブ  なし

広島 大瀬良、一岡、中田、ブレイシア - 會澤

西武  ガルセス、田村、小石、南川、平井 - 炭谷、岡田

本塁打    會澤2号(4回表2ラン)、堂林1号(5回表3ラン)、鈴木10号(7回表ソロ)、秋山10号(9回裏2ラン)

 

試合概要

試合は大瀬良投手、ガルセス投手の先発で始まります。

  

初回のカープは初先発となるガルセス投手の前に菊池選手がレフト前ヒットを放ち、丸選手のファーストゴロの間に二塁へ進み、2アウトながら先制のチャンスを作ります。

打席には鈴木誠也選手。

1ボールからの2球目、高めのシュートを狙いましたが少し力んだか、ミスショットとなりファーストへのファールフライで3アウトチェンジ、先制機を逸します。

 

対する大瀬良投手の立ち上がり。

先頭の秋山選手にセンター前ヒットを許しノーアウト1塁。

源田選手の打席で3ボール1ストライクからヒットエンドランを仕掛けてきたライオンズ、外角低めのストレートでセカンドゴロに打ち取りますが1アウト2塁とピンチを背負います。

 

続く浅村選手は3ボールから外のストレートを積極的に打ってきますがファーストへのファールフライ、中村選手は2-2から粘って迎えた8球目、高めのカットボールでショートフライに打ち取り、こちらも先制点を許しません。

 

2回のカープはガルセス投手から2つのフォアボールを奪い、1アウト1, 2塁のチャンスを掴みます。

ここで積極的にフォアボールの後の初球を狙った會澤選手は高めのスライダーにレフトフライ、ペーニャ選手は低めのシュートにライトフライに倒れてまたしても先制機を逸してしまいます。

 

その裏、大瀬良投手は快調に三振2つを含む三者凡退、つけいるスキを与えません。

 

3回のカープは1番からの攻撃、田中選手がセカンドゴロに倒れるも菊池選手がレフト前ヒットで出塁し、丸選手三振の間に盗塁を決めて2アウト2塁と再び得点圏にランナーを置きます。

鈴木誠也選手はフルカウントまで粘って迎えた8球目、内角高め、ボール気味のシュートに手が出てセンターフライ、3イニング連続でチャンスを逸します。

 

するとその裏のライオンズの攻撃。

1アウトから木村選手がフルカウントからたたきつけるバッティングでセカンドへの内野安打で出塁すると、秋山選手の打席で3球目に盗塁を決められ1アウト2塁のピンチを招きます。

 

秋山選手はフルカウントから低めのフォークでセンターフライに打ち取り2アウト。

続く源田選手、1ボール2ストライクと追い込んでから真ん中付近に甘く入ったフォークボールをはじき返されます。

外野に抜けようかという当たりを田中選手が見事に取りますが、その後ファーストへの送球が高く浮きました、悪送球となり、その間に2塁ランナーがホームに帰り、1点を先制されます。

 

なおも2アウト2塁という場面で、大瀬良投手にアクシデントが発生、治療のために一度ベンチに引き上げますが(爪ではないかと言われていましたが、どうもふくらはぎを軽くつったことが原因のようです、テーピングをほどこして)問題ないということで続投。

続くピンチで浅村選手をレフトフライに打ち取り、最少失点でしのぎます。

 

すると直後の4回、ついに打線が大瀬良投手を援護します。 

 

 

1アウトから新井選手がフォアボールを選んで出塁すると、堂林選手ライトフライで2アウト。

打席には大瀬良投手とバッテリーを組む會澤選手。

2-2と追い込まれてから迎えた6球目、内角に入ってくるスライダーを捕らえました。

 

打球はレフトスタンドに飛び込む逆転の2ランホームラン。

点を取られた直後に恋女房が大瀬良投手を勇気づける援護点を叩き出します。

 

直後の大瀬良投手はライオンズ打線をきっちり三人で斬って取り、試合の流れを引き寄せます。

 

そして5回のカープの攻撃、打線が見事な集中打を見せます。

先頭の田中選手がストレートのフォアボールで出塁すると、菊池選手の打席でスタート。

牽制球に誘い出される形となりましたが、メヒア選手が悪送球、ラッキーな形で一気に3塁を陥れ、ノーアウト3塁と絶好の追加点のチャンスを作ります。

 

菊池選手は外角高めのボール球のストレートにつられて空振り三振となりますが、丸選手は2ストライクから粘ってフルカウントまで持っていき迎えた6球目、低めのチェンジアップを見逃しフォアボール。

 

ここでライオンズはガルセス投手を諦め、田村投手へスイッチします。

1アウト1, 3塁の場面で鈴木誠也選手。

 

2打席連続でチャンスに凡退しており燃えていたはずですが、きっちりボールは見極め、フルカウントからフォアボールを選んで満塁、3つのフォアボールで塁を埋めます。

 

打席にはエルドレッド選手。

2球ボール球をファールにしますがフルカウントからの6球目、勝負に来たストレートが内角高めに外れて押し出しで追加点、フォアボール4つで労せずして点差を2点に広げます。

 

なおも1アウト満塁で新井選手。

1-1からの3球目、内角低めのストレート右におっつけ、ライト前への貴重な2点タイムリーヒット、5-1とリードを広げます。

 

なおも1アウト1, 3塁で今日スタメン起用の堂林選手。

2-2から迎えた5球目、ボール気味の内角ストレートを強引に引っ張ると打球は高く上がり何とレフトスタンドまで届くとどめの3ランホームラン。

この回一気に6点を追加し、8-1と試合を決定づけます。

 

大瀬良投手はその裏、2アウトから内野安打とフォアボール2つで満塁のピンチを招きますが浅村選手を外角低めのカットボールでサードゴロに打ち取り何とか無失点。

苦しみながらも勝利投手の権利を得ます。

 

104球と大瀬良投手の球数がかさんでいたことと、3回の何らかのアクシデントの影響でしょうか、6回からカープは継投に入ります。

6回のマウンドには一岡投手。

 

先頭中村選手、1アウトからメヒア選手にフォアボールを許し、1アウト1, 2塁のピンチを招きますが、木村選手をフルカウントから外角低めのストレートで空振り三振、外崎選手も粘られますが最後は外角高めのストレートで空振り三振、連続三振で自ら作ったピンチをしのぎます。

 

打線は7回、先頭の鈴木誠也選手がこの回からマウンドに上がった今シーズン初登板となる2年目の南川投手の低めのスライダーをすくい上げレフトスタンドへのソロホームラン。

9-1とダメ押し点を奪います。

 

7回裏のマウンドには中田投手。

1アウトから秋山選手にセンター前ヒットを許しますが、源田選手を低めのカットボールでセカンドゴロダブルプレーに打ち取り結果的には3人で抑えます。

 

8回のマウンドにはブレイシア投手。

クリーンアップ相手でしたが連続三振を含む、三者凡退に抑ます。

 

9回も続投したブレイシア投手は栗山選手ヒットと自身の悪送球で1アウト1, 3塁のピンチを招くと金子選手の犠牲フライと秋山選手にホームランを打たれて3失点。

しかし、何とか源田選手をセンターフライに打ち取りゲームセット。

 

カープ、効果的な一発攻勢で7連勝。

交流戦も連勝発進です。

 

 

 

試合感想

今日は何といっても野手陣です。

 

會澤選手の一発で今日もいける、そんな雰囲気が出ましたね。

2アウト1塁と長打が欲しい場面で長打を打ってくれるキャッチャーがいる。

 

開幕直後は打撃不振に陥り苦しみましたが、あのサヨナラ打をきっかけに気が付いたら.284。

強打のキャッチャーと言うのに十二分な打率まで上がってきています。

 

リード面でも成長が著しいだけに、正捕手の座を掴むシーズンになる可能性も十分にありそうです(まだワンバウンドを止める技術と盗塁阻止に課題はありますが…)。

 

そして試合を決定づけた6回。

田中選手がアウトにならなくて本当に良かったですね…。

逆に言えばライオンズにとってはメヒア選手のエラーが試合を決めたとも言えそうです(フォアボール4つも出した投手陣も大概ですが…カープも他人のことは言えません…)

 

4つのフォアボールでもらったランナーを新井選手のタイムリー、堂林選手の一発で一掃。

わずか2安打で6点をもぎ取りました。

 

最近当たりが出ていなかったものの今日、久しぶりに打点が付いた新井選手、出番が限られる中でも腐らずに調子を維持して今シーズン1号叩き込んだ堂林選手、首脳陣の猫の目起用がここ最近、好結果に結び付いています。

選手層も厚くなってきたのは間違いないでしょう。

 

鈴木誠也選手にも球団通算8000本目となるメモリアル弾が飛び出し、勝利に花を添えました。

大差がついたことでコンディションに不安を抱える菊池選手も、多少ながらも休ませることができたことも良かったですね。

 

投げる方では大瀬良投手。

途中ヒヤリとする場面はありましたが、何とか5回まで投げて3勝目を掴みました。

中々打線とかみ合わず、白星を伸ばせていませんでしたがこれで登板2試合続けて白星。

 

続投したので大丈夫だとは思いますが、今日の途中治療の原因が次回登板に影響がない程度であることを祈りましょう。(22:17追記:ふくらはぎをつったことが原因のようですので、次回登板にはまず問題なさそうです、一安心ですね)

 

 

 

 

ブレイシア投手は、少し安定感が出てきたかなと思っていたところで9回の自滅。

フィールディングには元々難がありそうでしたが、ああいったプレーの後に一発を浴びるようではとてもじゃないですが接戦の場面では使いづらいですね。

 

この試合の前まで不安定な状態が続く一岡投手と一度、起用順を入れ替えても良いのではと思っていましたが、そうならなかった理由がよく分かりました。

中継ぎの枚数が足りなくなるのでいないと困るのは確かですが、この起用法なら外国人枠がもったいないですね…。

 

とりあえずチームにまだ伸びしろがあると前向きにとらえることにします。

勝って連勝は伸ばしましたが終わり方があまりよくなかったですね。

ミスも目立ちましたし、今一度気持ちを引き締めなおしたいところです。

 

6/1の試合展望

予告先発はカープが岡田投手、ライオンズは十亀投手です。

 

岡田投手はここまで9試合に登板、5勝1敗防御率は3.30。

前回登板のジャイアンツ戦では7回1失点の好投を見せ、チームトップ、早くも自身最多となる5勝目を挙げています。

ジョンソン投手、野村投手の左右両輪がいない中、先発陣の1番手はこの人になるでしょう。

 

9試合のうち2試合では制球を乱し、とことん打ち込まれる試合もありましたが(あの悪夢の阪神戦含め)、開幕から安定して長いイニングを投げてくれています。

2試合で炎上しながら防御率が3点台前半、いかにその他7試合で好投してくれているかがうかがい知れるでしょう。

 

不安があるとすれば中5日での登板になることでしょうか。

前回、今シーズン初の中5日での登板となった5/19のドラゴンズ戦では、いつもと比べて明らかに球威がなく、苦労しました。

 

万全の球威があれば、そうそう連打を許す投手ではないだけに、フォアボールを乱発することさえなければまず試合を作ってくれるでしょうが、明日はどうなるでしょうか。

先発の経験がまだ浅いだけに、自分なりの中5日での調整方法を掴めているかが一つのポイントとなりそうです。

8割の期待と2割の不安、そんな気持ちですが、余計な心配だったと言えるような展開になることを期待しています!

 

対する打線の相手は十亀選手です。

4月末に1軍昇格、ローテーションに割って入っており、ここまで5試合に登板、1勝2敗防御率は4.20。

前回ファイターズ戦では6回途中で5失点、打線の援護があり、黒星はつきませんでしたがKOされています。

 

これまで好投2試合、KO2試合、そこそこ試合を作ったのが1試合となっており、良い場合と悪い場合が割とはっきりしていますが、今のカープ打線の状態であれば手も足も出ないという展開に陥る可能性は非常に低いと思います。

 

よほど運に見放されない限りはそれなりに得点を奪える展開が期待できます。

あとは岡田投手とのかみ合わせでしょう。

 

ここ2試合、中盤までにリードを奪い、ライオンズを支える勝ちパターン3人の出番を許していないカープ。

明日も3人に出番を与えずに3連戦を終える展開を期待しましょう!

 

今一度気を引き締めなおして、とにかくチーム一丸、一戦一戦です。

明日も頑張ろう、カープ!

  

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