僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/26のカープ 巨人戦 1番手の自覚 援護を呼び込む快投で理想の展開

5/26のカープ試合速報です、ジャイアンツ戦は7-2でカープが勝ちました。

緊迫の投手戦の中、菊池選手の粘りに粘った後の一発で開けた風穴を岡田投手が死守。6回に先頭丸選手の出塁で少し落ち込みの見えたマイコラス投手の隙を逃さず4連打で体制を決します。投打がかみ合い、久々の敵地での勝利、3連戦の初戦を取りました。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 0 1 0 3 1 2 0 7 11 0
巨人 0 0 0 0 0 0 1 1 0 2 8 2

 

投手情報 

勝利投手 岡田 (5勝1敗0S)

敗戦投手  マイコラス (4勝3敗0S)

セーブ  なし

広島 岡田、一岡、中田 - 石原

巨人  マイコラス、戸根、田原 - 小林、實松

本塁打    菊池3号(4回表ソロ)

 

試合概要

試合は岡田投手、マイコラス投手の先発で始まります。

 

個人的に注目していた初回の攻撃ですが左打者の田中選手、丸選手がともにフルカウントまで持っていきますが結果的には三者凡退に終わります。

一方の岡田投手は1アウトから重信選手にフォアボールを与えますが、坂本選手を初球の内角低めストレートでショートゴロゲッツー、こちらも3人で攻撃を終わらせます。

 

2回の表、カープは1アウトから安部選手が高めに浮いたカーブをライトへのスリーベースとし、先制のチャンスを作ります。

しかし続く松山選手は内角ストレートに空振り三振、野間選手も高めのストレートに空振り三振、連続三振でチャンスを生かせません。

 

その裏の岡田投手は1アウトからマギー選手にヒットを許しますが脇屋選手を2球目のストレートでファーストゴロダブルプレー、2イニング連続でダブルプレーを奪いこの回も3人できっちり終わらせます。

 

3回の表のカープは2三振を含む三者凡退。

岡田投手も2アウトからマイコラス投手にツーベースを打たれますが、長野選手を追い込んでから外へのボール球のスライダーを打たせてセカンドゴロ。

 

両投手ともに3回まで内容良く抑え、試合は投手戦の様相を呈します。

 

そんな中で迎えた4回先頭の菊池選手、2ストライクと追い込まれてからファールで粘りに粘って迎えた9球目、内角高め、肩口から入ってくるスライダーを仕留めると打球はカープファンの待つレフトスタンドへ一直線。

貴重な一発で先制点を奪います。

 

精神的に少し落ち込んだマイコラス投手から鈴木誠也選手フォアボールと松山選手レフト前ヒットで2アウト1, 3塁の追加点のチャンスを作りますが、ここは野間選手が内角のスライダーに詰まらされピッチャーゴロ、追加点は奪えません。 

 

 

4回の岡田投手は2アウトから前回ホームランを打たれている阿部選手に低めのストレートを捕らえられますが、球が低かった分フェンス直撃のシングルヒットに留まります。

続くマギー選手の当たりを安部選手が好守ではばみ、スリーアウト。

先制した直後のイニングも無失点で終わらせ、試合の流れを掴みます。

 

続く5回のカープは先頭石原選手が粘って8球目でフォアボールを選び出塁すると岡田投手が送りバント、追加点のチャンスを迎えます。

しかしここはマイコラス投手が意地を見せ、田中選手、菊池選手を力のあるストレートで連続空振り三振。

追加点を奪うことができません。

 

その裏の岡田投手は先頭の脇谷選手にセンター前ヒットを打たれ、この試合初めて先頭打者の出塁を許します。

ここから石川選手を高めのストレートで空振り三振、小林選手を外角低めのストレートで見逃し三振、前の打席で打たれたマイコラス投手をお返しとばかりにストレートで空振り三振、3者連続三振を奪いピンチを広げることなく摘み取ります。

 

援護したい打線はついにマイコラス投手を捕らえます。

6回の表、丸選手が高めに浮いたスライダーを逃さずセンター前ヒットで出塁すると、鈴木誠也選手が外角ストレートを逆らわず右方向へ打つと打球はフェンス直撃のツーベース。

0アウト2, 3塁と絶好の追加点のチャンスを迎えます。

 

5番安部選手は高めの釣り球を何球か振りますがファールでしのぎ、2ボール2ストライクからの7球目、真ん中付近のカーブにタイミングを合わせてセンター前への貴重な2点タイムリー。

続く松山選手も初球チェンジアップをライト前へはじき返し、送球の間に2塁に進んでいた安部選手をホームに返す連続タイムリー。

一気に3点を奪いリードを4点に広げます。

 

6回を岡田投手がきっちり三者凡退で切って取り流れはがっちりとカープが掴みます。

 

すると7回、続投するマイコラス投手からさらに追加点を奪います。

1アウトから菊池選手がピッチャー強襲の内野安打で塁に出ると丸選手がヒットエンドランでライト前に転がし1アウト1,3塁とチャンスを広げます。

鈴木誠也選手の打席で盗塁を決め1アウト2, 3塁。

 

ダブルプレーの可能性がなくなったところで鈴木誠也選手は高めのストレートをきっちりレフトへ打ち上げ犠牲フライ、1点を追加します。

 

その裏、岡田投手はマギー選手ツーベースと石川選手のタイムリーで1点は失いますが後続を抑え、7回1失点の内容で中継ぎ投手陣に後を託します。

 

8回のカープは前の回途中で代わった戸根投手から代打堂林選手がライト前ヒットで出塁すると、石原選手の送りバントをファーストカバーに入った脇屋選手が捕球ミス。

0アウト1,2塁のチャンスを作ります。

 

代打・エルドレッド選手が空振り三振に倒れ、先頭に返って田中選手。

内角高めのストレートにつまりファーストゴロとなりますが、これを阿部選手が悪送球、この回2つめの相手のエラーで1アウト満塁とチャンスが広がります。

 

菊池選手は追い込まれてから外角ストレートに食らいつきショートへの内野安打で1点を追加、丸選手は2球目のカーブをひっかけセカンドゴロに倒れますがその間にさらに1点を追加。

この回2点を加えて7-1とリードを6点に広げます。

 

8回の裏のマウンドには一岡投手。

先頭立岡選手にセカンドへの内野安打を許すと2アウトから坂本選手に外角へのカットボールを素直にはじき返されフェンス直撃の2ベース、1点を返されますが後続を断ち、7-2と5点リードで9回に入ります。

 

最後は中田投手がきっちり三者凡退でリードを守り切りました。

 

カープ、勝ちパターンの3投手を温存する理想的な勝ち方で、敵地で久しぶりの勝利をおさめ、3連勝です。

 

 

 

試合感想

今日は岡田投手でしょう。

 

ジョンソン投手に続き、野村投手も離脱する緊急事態。

現状の1番手は開幕以来の好投で地位を築いてきた岡田投手です。

 

敵地で今月1勝しかできておらず(8敗)、かつ3連戦の頭を落とすことでさらに悪い展開が頭をよぎる…何としても取りたい初戦。

そんな試合で、前回内容があまりよくなかった中日戦からしっかりと修正してくれました。

 

7回まで投げて先頭を塁に出したのはわずかに1度、与えたフォアボールも一つだけ。

マイコラス投手も内容が良く、序盤戦は点が取れる気配がありませんでした。

そんな中でもしっかりと腰を据えて相手打線と向き合い、先に点を与えなかったこと、先制後も1点差のリードをしっかり守ったことで、根負けしたマイコラス投手を打線が打ち崩すことができたのではないかと思います。

 

7回6安打1失点、快投といって差し支えないと思います。

さらに大きいのは点差が開いたことで中崎投手、ジャクソン投手、今村投手を温存できたこと。

明日以降の2戦を考えると非常に大きいです。

カード勝ち越しに向けて、理想的な展開で初戦をものにしたと言えるかと思います。

 

 

 

打線もよくマイコラス投手を攻略しました。

2桁の三振を奪われているように、今日のマイコラス投手は割と調子は良かったのではないかと思います。

 

6回の4連打での3点を呼び込んだ要因は2つ。

菊池選手の先制の一発と1点のリードを守り同点を許さなかった岡田投手の好投です。

 

特に菊池選手の一発は大きかったですね。

3回まで5三振と波に乗るマイコラス投手から追い込まれながらカーブとストレートで緩急をつけられても粘って粘って、最後に甘く入ってきた肩口からのスライダーを逃しませんでした。

 

精神的に少しもろさのあるマイコラス投手にダメージを与えるには十分すぎる一発でした。

続くチャンスは生かせませんでしたが、岡田投手が同点を許さなかったことで少しずつ追い込まれていたマイコラス投手を一気に6回に攻略しました。

 

丸選手、鈴木誠也選手が積極的に早いカウントからしっかりとしたスイングでチャンスを作ると得点圏に強い安部選手しっかりとチャンスをものにし、落ち込んだところを逃さない松山選手の初球打ちで一挙3点。

試合の大勢を決しました。

 

投打ががっちりかみ合った結果と言って良いと思います。

打つだけでなく、しっかり守って岡田投手を支えました。

 

野村投手の離脱で開幕ローテーション投手が3人も離脱する非常事態ですが、チーム一丸、良い流れを掴み始めています。

 

5/27の試合展望

予告先発はカープが九里投手、ジャイアンツが宮國投手です。

 

九里投手はここまで8試合に登板、3勝4敗防御率は4.37。

前回登板のドラゴンズ戦では7回2失点(自責1)ながら打線の援護なく敗戦投手となり、黒星が1つ先行しています。

 

ただここ2試合、しっかりとしたピッチングを披露してくれており、調子は上向きです。

好投した大瀬良投手、岡田投手とともに開幕ローテーションの生き残りであり、左右両エースの離脱をきっかけに更なる飛躍をしてほしい投手になります。

 

九里投手にとっては9週連続での先発登板は既に未知の領域です。

しかし、苦労の末、強気の内角への投げ込みを軸に去年より丁寧に内外角の投げ分けを実践できるようになった技術は嘘をつかないはずです。

左打者への対策に課題を残してはいますが、今日の岡田投手のように先頭を切っていく投球ができれば結果はついてくると思います。

期待しましょう!

 

対する相手先発は宮國投手。

ここまで8試合に登板、うち先発3試合で0勝4敗 防御率は4.22。

前回スワローズ戦では7回1失点の好投をみせながらも打線の援護に恵まれず敗戦投手となっています。

 

4/27のカープ戦でも先発しておりその時も6回1失点。

まだ勝ちはついていませんし防御率もそれほど良くありませんが、先発で光る投球も見せており警戒が必要です。

ジャイアンツ期待の若手投手の台頭を許さず、九里投手を援護することができるか。

 

唯一先発登板でKOされた5/4のベイスターズ戦では、先頭にフォアボールを与えた回に立て続けに失点しており、ここにヒントがありそうです。

先頭打者の粘りと出塁に期待しましょう。

 

思い返せば開幕直後に10連勝した際もジョンソン投手の離脱ショックを他の先発投手陣の頑張りと野手の援護で埋めて掴んだものでした。

今回の野村投手の離脱も投手野手全員で、チーム一丸となって乗り越えましょう。

 

明日も頑張ろう、カープ!

  

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