僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/4のカープ 中日戦 拙攻の末の土壇場での逆転 上昇気流を捉えたか

5/4のカープ、中日戦は8-7でカープが勝ちました。

大瀬良投手が4点を先制されリードを許したものの直後に同点、その後は勝ち越しては追い抜かれ、追いついては勝ち越される嫌な展開でしたが、西川選手の同点ホームランが飛び出すと最後は代打新井選手の勝ち越しタイムリーで逆転に成功。同一カード3連勝のカープは上昇ムードです。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
中日 0 0 0 4 0 2 1 0 0 7 7 0
広島 0 0 0 4 1 1 0 2 X 8 14 0

 

投手情報 

勝利投手  ブレイシア (2勝0敗1S)

敗戦投手 三ツ間 (2勝1敗0S)

セーブ  今村 (0勝1敗6S)

中日  又吉、祖父江、岡田、三ツ間 - 杉山、木下拓

広島  大瀬良、中田、薮田、ブレイシア、今村 - 會澤

本塁打    ゲレーロ4号(4回表3ラン)、丸4号(4回裏ソロ)、西川2号(8回裏ソロ)

 

試合概要

今日は大瀬良投手と又吉投手の先発です。

 

大瀬良投手は序盤3回、制球にやや不安な面はありましたが、許したランナーはフォアボールの一人だけ。

きっちりと無失点で立ち上がりました。

 

対するカープの攻撃陣。

 

初回、菊池選手のヒットと丸選手のフォアボールで1アウト1, 2塁のチャンスを作りますが、4番の鈴木誠也選手が内角低めのボール気味のシュートを何とか右に打とうとしますが結果的にセカンドゴロダブルプレーに倒れて攻撃を終えます。

 

続く2回、最近絶好調で今日は5番に入った安部選手がヒットで出塁すると続く西川選手の2球目にヒットエンドランを仕掛けます。

高めに浮いたスライダーをきっちりはじき返した西川選手でしたが打球はセカンドライナー、飛び出していた安部選手は戻れずダブルプレーとなってしまいチャンスを広げることができません。

 

さらに3回、先頭會澤選手がピッチャー強襲のヒットで出塁しますが、大瀬良投手はバント失敗。

先頭に戻って田中選手が初球をライト前へヒットで1アウト1, 2塁とチャンスを広げて菊池選手。

こちらも積極的に初球を打っていきますが外角の難しいスライダーをひっかけてサードゴロダブルプレー。

 

左打者を並べた甲斐もあって又吉投手を攻め立てますが、流れが悪くチャンスをことごとく併殺でつぶしてしまいます。

 

すると4回、大瀬良投手が崩れました。

 

先頭亀沢選手にフルカウントからフォアボールを与えると続く大島選手のバウンドの高いセカンドゴロで菊池選手がセカンド封殺を狙いますがセーフ、フィルダースチョイスとなり、ノーヒットでピンチを広げてしまいます。

4番・平田選手のファーストゴロの間にランナーにそれぞれ進塁されるとビシエド選手にフルカウントから内角のストレートをレフトへ運ばれ犠牲フライ、先制点を許してしまいます。

 

続く高橋修平選手を再びフルカウントから四球で歩かせると、ゲレーロ選手に初球に外寄りのスライダーを振り抜かれレフトスタンドに運ばれる痛恨のスリーランホームラン。

 

カープが再三併殺でチャンスをつぶす一方で、ドラゴンズはこの回わずかヒット1本で4点を一気に先制される嫌な展開となります。

 

しかし、打撃好調のカープはこのままでは終わりません。

 

 

直後の4回の裏、先頭丸選手がフルカウントからボール気味の内角低めのストレートを上手くすくい上げると打球はそのままぎりぎりバックスクリーン左まで届いたホームラン、すぐさま反撃ののろしを上げます。

 

鈴木誠也選手が四球を選び勢いをつなぐと、安部選手が初球から打って出てライト前ヒット、チャンスを広げたかに思えましたが3塁を狙った鈴木誠也選手がライトからの好返球でタッチアウト。

1アウト1塁となり西川選手が打席に入ります。

 

1ボールからの2球目外角高めのシュートをはじき返すと打球はセンターへの2ベースヒット。

安部選手が俊足を飛ばして一気にホームに帰り2-4と2点差に迫ります。

 

なおも反撃を続けたいカープは続く野間選手がフルカウントから外のシュートを見逃してフォアボールを選ぶと會澤選手が1ボール1ストライクからの3球目、内角シュートをセンターへライナーで運ぶタイムリー。

すぐさま1点差まで詰め寄ります。

 

続く大瀬良投手のセーフティスクイズ気味のバントがラッキーな内野安打となると、1アウト満塁から田中選手が真ん中よりのスライダーを打ち返すセンターへの同点犠牲フライ。

しかしこの間に3塁を狙った2塁走者の會澤選手がタッチアウトとなり同点止まり。

 

4点を一気に追いつきますが、この回だけで走塁死2つ。

追い越せそうで追い越せずにこの回の攻撃を終えます。

 

追いついてもらった大瀬良投手は5回、2アウトから内野安打を許しますが三振2つを奪い無失点でしのぐと、野手がそれに応えます。

 

ドラゴンズは又吉投手続投を決断しますが1アウトから丸選手がフルカウントから再び四球で塁に出ると鈴木誠也選手が追い込まれながらレフト前へヒットを放ちます。

スタートを切っていた丸選手は一気に3塁を陥れ、1アウト1, 3塁の勝ち越し機を作ります。

 

ここで今日2安打の安部選手。

1ボールからの2球目、低めのスライダーですが上手く拾い上げると打球はセンターへの勝ち越し犠牲フライ。

5-4とカープが勝ち越しに成功します。

 

6回、カープも大瀬良投手の続投を決断します。

期待に応えたい大瀬良投手でしたが先頭の平田選手をこの日4つ目の四球で歩かせると続くビシエド選手には追い込んでからボール気味のカットボールをひっかけさせますが飛んだコースが良く、ショートへの内野安打。

 

高橋修平選手はキャッチャーファールフライに打ち取りますがゲレーロ選手にレフトへこの日2本目のヒットを打たれたところでピッチャー交代。

1アウト満塁の厳しい場面で中田投手がマウンドに上がります。

 

代わり端、代打の藤井選手をタイミングのあっていなかったフォークボールで空振り三振に打ち取ります。

続く代打井領選手、2ボール2ストライクからの5球目、高めのフォークボールで打ち取ったかのように見えましたが打球はセンターではずむ逆転のタイムリー2ベース、5-6と再びドラゴンズにリードを許してしまいます。

 

 

早く追いつきたいカープのその裏の先頭野間選手が代わった祖父江投手からレフトへヒットで出塁すると會澤選手が送り、代打は昇格して2打数2安打のペーニャ選手。

期待を背負いますがここはフルカウントから内角チェンジアップに空振り三振。

 

しかし続く先頭の田中選手が3ボール1ストライクから低めのスライダーをはじき返すと打球はぐんぐん伸びてセンターフェンス直撃、タイムリースリーベースで試合を振り出しに戻します。

一気に勝ち越したいところでしたがまたしても積極的に初球から打った菊池選手はヘッドスライディングも及ばずショートゴロ。

追い抜くには至りません。

 

今度は7回のドラゴンズ。

カープは昨日温存した薮田投手を満を持してマウンドに送りますが先頭の亀澤選手に四球を与えると、続く大島選手の1ボール1ストライクからの3球目、外角151 km/hのストレートを打ち返されるとセンターへのツーベース。

亀澤選手が一気にホームを陥れ、痛い勝ち越し点を許します。

 

平田選手セカンドゴロの間に3進を許し、さらにビシエド選手を歩かせ1アウト1, 3塁とピンチが続きますが、高橋修平選手がショートライナー、ゲレーロ選手がサードライナー。

共に捕らえられた当たりでしたが、カープにツキがあり1点差にとどめて逆転の望みをつなぎます。

 

ブレイシア投手が3人で抑えたあとの8回裏のカープの攻撃。

先頭の西川選手でした。

三ツ間投手から10球粘り、フルカウントで迎えた11球目、真ん中に入ってきたストレートを振り抜くと、起死回生のホームラン。

 

同点で勢いに乗るカープは続く野間選手がこちらもフルカウントからきっちり四球を選んでこの日3度目の出塁を果たすと會澤選手がきっちりこの日2つめのバントを決めて1アウト2塁。

ベンチは温存していた新井選手のカードをここで切ります。

 

ベンチで仲間の猛攻撃を見ていた新井選手、燃えていました。

2ボール1ストライクから、続いていた外角を狙っていました、ストレートをライトへ素直に打ち返す勝ち越しのタイムリーツーベースヒット。

カープが再び逆転に成功して8-7。

 

最後の9回は守護神の今村投手が3連投になりましたが無失点で抑えきり1点差を逃げ切りました。

 

カープ、シーソーゲームになったルーズヴェルトゲームを制し、ドラゴンズ3連戦を3タテ、5月負けなしの3連勝です。

 

試合感想

昨日の予想とは正反対の打撃戦となりました。

 

打撃面では今日はベンチの采配がズバリと的中。

右打者に極端に強い又吉投手対策で起用した西川選手、野間選手がそれぞれ4打数2安打1本塁打2打点2得点、2打数1安打2四球3得点の大活躍。

 

序盤の3イニング連続併殺や4回の2つの走塁死などちぐはぐな攻撃でしたが終わってみれば14安打8得点。

多少のちぐはぐさを打って取り返す勢いが今の打線にはありました。

 

 

大きかったのは4回の丸選手のホームランと敗勢濃くなってきたところでの8回、西川選手のホームランでしょうか。

 

4回の丸選手のホームランは、カープのチャンスを作っても併殺に終わる攻撃とうらはらに、ドラゴンズにヒット1本で4点も先制された直後だっただけに球場の嫌な雰囲気を振り払う貴重な一本でした。

 

西川選手のホームランは本当にしびれる打席でしたね。

何としても塁に出たい先頭打者で3球で追い込まれてしまいます。

しかしそこからストレート、シュート、スライダーにフォーク、多少ボールでも何とかバットに当てて粘りに粘って迎えた11球目。

 

最後に根負けして甘く入ってきたストレートを見逃さず、ものの見事に仕留めました。

昨年から打撃センスはピカイチでしたが、今はそれにさらに磨きがかかって凄みを帯びてきています。

今後、左打者有利のデータのある先発投手が相手の時は先発起用が増えてきそうです。

 

しかし今日は先発全員安打、全員が本当によく打って最後まであきらめませんでした。

上昇気流に乗れそうな気配はバッチリです。

 

投げては大瀬良投手。

今日は序盤抑えてはいましたがコントロールが普段よりアバウトでしたね。

 

1点は仕方がなかったとしても、その後のフォアボールととどめのホームランが余計でした。

 

自身の送りバント失敗や、勝ち越してもらった直後も先頭に四球を与えるなど攻守両面においてミスが目立ってしまいました。

幸いにも勝ち試合になって前向きに反省できるのが救いではないでしょうか、きっちり次回までに修正してもらいたいところです。

 

 

 

薮田投手は状態が落ちてしまっていますね。

1点に何とか抑えましたが内容的には3点失っていても全くおかしくない投球でした。

一度、今の一岡投手のポジションに落として状態が上がるのを待った方が良さそうに思います。

 

1点ビハインドで一岡投手でなくブレイシア投手を投げさせたあたりにベンチのブルペン負担の平準化を図ろうとする意思を感じました。

 

ブレイシア投手が今日のような投球を続けられるとチームとして非常に大きい戦力アップになりますがどうですかね。

いまだ半信半疑ですが、去年のヘーゲンズ投手も正直最初は半信半疑でした。

ドキドキしながら大いに期待したいと思います。

 

今村投手も1点差で3連投と厳しい状況での登板でしたが、結果的には3人で抑えてくれました。

何だかんだで6セーブ目、セーブ機会では結果を残してくれているのはチームとしても非常に助かります。

 

 

3連勝ですが、中継ぎ投手陣は昨日、今日とフル回転です。

何とか先発が長い回を投げられると良いのですが、明日からどうなるでしょうか。

 

5/5の試合展望

カープは明日から甲子園に移動してタイガースとの上位対決です。

5/5 子供の日の試合の予告先発はカープが加藤投手、タイガースがメッセンジャー投手です。

 

加藤投手はここまで4試合に登板、1勝3敗防御率は4.13。

前回ベイスターズ戦では4回途中で4失点でKOされています。

明白な課題は24イニングで25個と信じられない数のフォアボール。

 

すぐにコントロールが良くなることはないでしょうから、もう細かいことは気にせずとにかく腕を思い切り振って投げてもらいたいところです。 

おそらく明日がラストチャンスです。

デビュー戦の気持ちを思い出し、好投で自らの道を切り開けるか。

過去は過去、一生懸命、期待のルーキーを応援したいと思います!

 

対するは開幕から好調、タイガースのエース・メッセンジャー投手です。

ここまで5試合に登板して4勝0敗防御率は1.95。

カープはここまで2度対戦して、いずれも敗れています。

特に今回と同じ甲子園で対戦した際は7回1失点に抑えられています。

 

右投手ですが左打者のひざ元へ食い込むカットボール、スライダーを操るだけに、明日は新井選手、エルドレッド選手のうち少なくともどちらかは起用される気がしますがどうなるでしょうか。

広い甲子園なのでレフトに今日結果を残した野間選手の起用もあるかもしれませんね。

 

加藤投手が3点取られるとかなり厳しい戦いになることが予想されます。

何とか打線が早い回に1点でも先行して、相手の焦りも誘いたいところです。

 

甲子園のメッセンジャー投手は特に強敵ですが、今の打線の状態なら何回かはチャンスを作れるでしょう。

いつも以上に集中してチャンスをものにしてもらいたいと思います。

 

せっかく乗りかけている再びの上昇気流です。

明日も頑張ろう!カープ!

  

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