僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

怒涛の追い上げも及ばず 今日の負けに意味を持たせるために…明日こそ勝つ! 10/30のカープ ホークス戦

10/30のソフトバンク戦、2018年日本シリーズ第3戦は8-9でカープが敗れました。

6点差まで突き放される大敗ムードも鈴木誠也選手、安部選手の2発ずつ、特に安部選手の2本目がグランドスラムとなりあっという間に1点差。最終回も2アウト1, 3塁とあと一本まで詰め寄りますが及ばず…。敗れましたが、意味のある負けにできるはず。明日こそやり返しましょう。 

 

 

試合感想

せっかくの良い流れを自ら手放してしまうような試合…そうなりかけたところから素晴らしい反撃で、1敗こそしましたが相手にしっかりダメージを残した試合となりました。 

いや、本当にすさまじい粘り、シーズンから積み重ねてきたあきらめない粘り強い攻撃を大舞台でもやってのけてくれる素晴らしい打線です。

 

今日のスタメンはメヒア選手がファースト、指名打者は松山選手でした。

ミランダ投手は左腕ですが対左の方が数字が悪く、松山選手が好調ということもありカープとしては5番までの形を変えないことを選択。

メヒア選手もCSファイナルでは守備でほころびを見せていただけに、まだ経験不足で積極的に守備に就かせたい選手とはまだ言えません。

それでもファースト守備は松山選手よりメヒア選手の方が上という判断だったか、松山選手の負担を減らしてバッティングに集中させたいという判断だったか。

 

結果としてはこの不安が的中するような形となってしまいましたね。

フットワーク、そしてファーストとしての捕球面では身長もあるメヒア選手が上かもしれませんが、この短期間で2回目ですから送球に課題を持つことがはっきりしましたね…。

 

投げては先発の九里投手が5回途中4失点(自責は3)。

初回から3回までは安部選手、菊池選手それに野間選手と好守が立て続けに出て無失点でしのげましたが、4回につかまりました。

中々味方が点を取れない中で慎重になったか、柳田選手、デスパイネ選手を連続四球で歩かせて自らピンチを作ると中村晃選手、今宮選手にタイムリーを浴びて2失点。

 

中村晃選手には内角高めのカットボール、今宮選手には外角低めのスライダーと打たれたのは悪いボールではなかったんですが元々シーズン中から被打率の高い投手です。

複数の四死球が絡めば失点するというのは九里投手の点をとられる典型的なパターン…

これにハマってしまいました。

 

それでも5回2失点なら合格点というところでしたが、味方が1点差に迫った直後、2本のヒットとメヒア選手の送球エラーで3点目を失ったところで降板と結果を残せませんでした。

あとを受けたヘルウェグ投手がデスパイネ選手をぼてぼてのショートゴロに打ち取りますが、この間に送球エラーで3塁にいたランナーが返って3点差。

メヒア選手がエラーしていなくても3点目は取られていたでしょうが、この4点目はエラーで献上した失点、厳しい展開となりました。

 

それでも打線が粘ってまたまた1点差に迫った6回は岡田投手。

本当に大事なイニングで2アウトを順調に重ねましたが、明石選手を球威で押し込みながらレフト線に落とされるヒットで出塁を許すとグラシアル選手にフルカウントから真ん中に入ったストレートをセンター前へ。

2アウト1, 3塁で柳田選手を迎えましたがストレートでこれまた押し込んでサードゴロ。

ただバウンドが高かったため内野安打となって大きな5点目を失いました。

続くデスパイネ選手にはストレートをライトスタンドに放り込まれて、一時は大勢決したと思った…そんな大きな一撃を浴びました。

  

 

 

7回には中田投手が高谷選手にまさかの一発も浴びる余計な失点。

打たれた時にはあまりダメージを感じない1点でしたが結果的にはこれが重たく響く1点となりました。

カープ打線の踏ん張りが期待できる分、ビハインドの中継ぎの重要性を痛感する展開でしたね…

 

8回、1点差に迫った直後は一岡投手を注ぎ込んで、柳田選手にツーベースこそ浴びましたが何とか無失点。

この試合初めて得点を取った直後のホークス打線を0に抑える大きなピッチングでした。 

 

それにしても序盤、守りの良いプレーが立て続けに出て締まった試合になりそうな雰囲気はあっただけに本当にもったいない…ホークス打線の息を吹き返させてしまう試合となりました。

  

ただ主導権を握られてしまったのは投手陣のせいだけではありません。

九里投手も3回まで抑えて打線が先制するチャンスは4度もありました。

 

3回には下位打線がランナーをためて上位打線に返す最高の形も作りましたが、菊池選手、丸選手がミランダ投手にまったくタイミングが合いませんでした。

二人とも二打席連続となる三振でバットにすら当てられず…。

最高の展開を作っただけにその分抑えたホークスに勢いを与えてしまって、この回は間違いなく一つのポイントとなっていたと思います。

4回も松山選手のツーベースでチャンスを作りましたがミランダ投手に踏ん張られてしまいました。

 

それでも2点を取られた直後の5回には地元福岡で燃える安部選手の一発で1点を返しました。

2ボールからストレートをしっかりとらえた素晴らしい一発。

 

直後に3点差に突き放されても、6回先頭の鈴木誠也選手が外角高めに来たストレートを逆らわずにライトスタンドに叩き込む反撃の一撃。

これに勇気をもらったか、松山選手のセンター前に落ちるラッキーなヒット、野間選手がつないで曾澤選手がライト前へコンパクトに外角ストレートをはじき返すタイムリーで再び1点差。

 

6点差に大きく点差が開いた8回。

点差があっても加治屋投手を出してくる万全を期すホークスサイドの継投策にさすがに厳しいか…そんな雰囲気もありましたが、鈴木誠也選手が暗雲切り裂くレフトへの2打席連続の一発。

 

松山選手の良い当たりは上林選手に好捕されてしまいましたが、そこから途中出場となったバティスタ選手の初ヒット、野間選手がフォアボールで続いて曾澤選手もヒット。満塁のチャンスを作り上げて安部選手。

1ストライクからひざ元のカーブを救い上げると、ライトフェンス、ラッキーゾーンぎりぎり超えていくライナー性の一発。

カープ側から見てもまさかの満塁ホームランで4点を一気に返してあっという間に1点差まで詰め寄りました。

  

最終回は鈴木誠也選手が状態の良さを感じさせる、粘りながらのライト前ヒットさらに2アウトからバティスタ選手のヒットで最後まで希望を感じさせてくれましたがあと一歩及ばず。

積極的に初球を打ちに行った野間選手の姿勢も良かったですが、森投手が投げ間違えませんでした。

敵ながらさすがは日本シリーズに出てくるチームの抑えを任される投手です。 

 

 

しかし下位を打つ野間選手、曾澤選手、安部選手に当たりが出たのはカープにとっては1敗こそしましたが本当に大きいです。

途中出場のバティスタ選手も悔しさを晴らすようなマルチヒットで明日以降に期待させてくれます。

 

あとは本当に丸選手待ち…シーズンを引っ張ってくれた丸選手を皆で支える。

その間に丸選手が状態を上げてくれれば…3番から動かすことは考えられない特別な選手です。

フォアボールすら獲れていないのが気がかりですが、もう信じるしかありません。

丸選手のことです、結果が出ないからといって準備からの一連の流れを変えることはないでしょう。

 

それが長年苦しみながら築き上げてきた波を少なくするための丸選手のルーティンです。

明日もいつも通りできる最高の準備をして試合に臨んでくれるはず、ならばファンもこれまで通り丸選手を信じて声援を送るだけです。

 

一方で柳田選手に打ち取ったあたりとはいえ打点がついてしまったこと、そして8回のツーベース。

いよいよ相手の主砲は目を覚ましつつあります。

こちらの主砲もきっかけをつかめるか…

 

それにしてもホークスの8回を担う加治屋投手を打ち込めたこと、下位打線が一気に当たりが出て打線の厚みがいよいよ出てきたこと。

何より6点差に突き放してもあきらめないカープ打線の怖さを相手に思い知らせたこと。

相手の工藤監督にすごいと言わせた、それがこの先絶対に生きてくるはずです。

 

日本一まで3つ負けられる、その負け方としては意味のある負けにできるはずの今日の負けです。

ヤフオクドームでホークスは日本シリーズ10連勝の偉業となりましたが、今日は勝った気がしないはず。

 

野村投手がホークス打線の勢いさえ止めてくれれば…簡単な仕事ではないですがやってもらうしかありません。

何とか1つ返して、今日の負けを意味あるものにしましょう!

 

34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!

 

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