10/19のジャイアンツ戦、クライマックスシリーズファイナルステージ第3戦は5-1でカープが勝ちました。
今日も先発の九里投手がしっかりと試合を作っている間に野手陣が得点を重ねて試合の主導権をがっちり握りました。最後は中崎投手ではなくフランスア投手が締め、短期決戦用のオプションも試しながら逃げ切ったカープが日本シリーズ進出を決めました。2年前の忘れ物を取りに、あと4勝です!
試合感想
試合前にジョンソン投手が抹消され、ヘルウェグ投手が昇格。
雨天中止があって第6戦までもつれるような展開になった場合には中4日で先発する機会がある可能性はありますが、王手をかけていて天気予報を見る限りも雨天中止の可能性は低そう。
ということでの判断でしょうかね、中継ぎ陣に厚みをもたらしたことでますます早いイニングからの継投ができる体制が整いました。
そして今日もファーストでのスタメンはメヒア選手。
昨日守備の経験不足を露呈する形になりましたが、それ以上に首脳陣のその打撃への期待が大きさが垣間見えました。
もちろん1軍投手相手の経験が足りていませんのですぐに大爆発とはいかないでしょうが、シーズン25本塁打のバティスタ選手を押しのけてCSの登録枠を勝ち取っているだけの何かがあるのでしょう。
2軍4冠王ですから、その素質には疑う余地はありませんしね。
サードは小窪選手が打てなかったこともあって安部選手と、昨日の形をベースに少しだけスタメンをいじりました。
先発の九里投手の立ち上がりは2三振を含む三者凡退と非常に安定していました。
3戦連続、初回をゼロに抑えたカープ先発陣はお見事。
しかし、2回に今日スタメンの安部選手に守備のエラーでノーアウト2塁のピンチ。
慎重になりボール先行の場面もありましたが阿部・長野両ベテラン選手を抑えて、最後は小林選手も三振に打ち取ってきっちり無失点。
するとその裏、期待のかかっていたメヒア選手が初球高めのスライダーを見事にレフトへはじき返すツーベースでチャンスを作ると、続く野間選手も初球、内角低めボール気味のスライダーを引っ張り一塁線を抜くタイムリーツーベースヒット。
この回2球で先制点をもぎ取りました。
さらにここから曾澤選手、安部選手の連続内野ゴロの間に野間選手が俊足飛ばして一つずつベースを陥れて追加点。
両選手追い込まれながらもきっちり転がし、野間選手の足をきっちり生かしたそつのない攻撃で大きな2点目を奪いました。
3回のジャイアンツの攻撃を九里投手が田中俊太選手をダブルプレーに打ち取って勢いをつかむと、その裏2アウトから丸選手の一発で貴重な3点目。
このシリーズ3戦で2発目と頼りになる男のバットは当たっていました。
2ボールからのスライダーに体勢を崩されることなくしっかりと振り抜いてライトスタンドに放り込みましたね。
九里投手は5回まで昨日のジョンソン投手に引き続きなんとノーヒットピッチング。
淡々と相手の攻撃を終わらせて攻撃のリズムを呼び込みました。
5回はこの試合3度目の先頭打者として打席に入った田中選手に今シリーズ初ヒットが飛び出すと菊池選手が送ってチャンスでクリーンアップ。
丸選手、鈴木誠也選手がきっちりフォアボールを選んで1アウト満塁。
メヒア選手は力みが出て空振り三振に倒れますが、野間選手の痛烈なショートゴロはセカンドランナーの丸選手と重なって見えにくかったか、名手坂本選手がこの日2つ目の痛恨の2点タイムリーエラー。
5点リードとなり、試合の流れは大きくカープに傾きました。
6回にその坂本選手のツーベースをきっかけに、マギー選手に外角を狙ったスライダーが少しだけ中に入ったところをバットで拾われてレフト前に運ばれるタイムリーで1点を返されました。
そこから岡本選手にも今シリーズ初ヒットを許したところでベンチは岡田投手へ交代。
持ち前の球威で相手の勢いを止める起用、ちょうど昨年の中田投手のような火消し役としての役回りを岡田投手は担うことになりそうですね。
そしてこれが見事にはまり、阿部選手相手にストレートが高めに浮きましたが力でねじ伏せるレフトフライでピンチを脱出。
しっかりと期待に応えて見せました。
7回は一岡投手が相手の下位打線をまたしても三者凡退に抑える頼もしいピッチングを披露。
田中選手の好守もありましたね。
このままいつもの勝ちパターンのリレーで締めくくるのかと思いきや、8回はジャクソン投手。
フランスア投手に異変があったのかとも思いましたが、昨日の連投となった中崎投手の内容が良くなかったこともあって今日はどうやらフランスア投手を9回に使う心づもりだったようで、空いた8回には実績もありシーズン後半でも球威を取り戻していたジャクソン投手が上がりました。
なんだかんだ言われながらも今シーズンもカープのチーム最多ホールドを稼いだジャクソン投手。
菊池選手のファインプレーもあって簡単に2アウトまで取りますがそこから田中俊太選手のヒット、マギー選手にフォアボールでピンチを招いたところでフランスア投手への早めの継投。
一本出た岡本選手に細心の注意を払って、まさに短期決戦という感じがしましたね。
真っ向からの力勝負を挑んで2球目の153 km/hのストレートでファーストファールフライ。
ストレートに狙いを絞られても簡単にはとらえられない、そんなボールの質を見せつけてくれました。
9回もそのままマウンドに上がってジャイアンツ打線を三者凡退に抑えてゲームセット。
2013年と全く逆の立場で、その時の3連敗の借りをきっちり返していよいよ2年ぶりの日本シリーズに駒を進めました!
それにしても3試合とも投手陣が1失点と見事な踏ん張り。
打線もヒットこそ限られていましたがフォアボールを絡めて、アウトになっても進塁だにつなげて粘り強く得点を重ねて3戦とも"らしさ"を発揮してくれましたね。
相手がライオンズになるかホークスになるか分かりませんが、今度こそ。
嬉しい悲鳴ですが3連勝で決めたことでまた1週間試合間隔が空いてしまうのは気にはなりますが、しっかり調整期間が取れると前向きにとらえましょ
34年ぶりの日本一奪還へ、明日からも一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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