6/24のタイガース戦は11-6でカープが勝ちました。
1-1の同点の6回に打線が見事につながって5点を勝ち越し。しかしまた中継ぎ陣が機能せず、2イニングで大量リードを吐き出して同点に。それでも9回、ドリス投手のエラーで勝ち越すと鈴木誠也選手が止めの一発。競り勝って3連勝です。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 5 | 11 | 10 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 6 | 9 | 1 |
投手情報
勝利投手 アドゥワ (2勝0敗0S)
敗戦投手 ドリス (1勝3敗16S)
セーブ なし
広島 岡田、飯田、永川、今村、アドゥワ、中崎 - 會澤、石原
阪神 小野、岩崎、藤川、桑原、ドリス、能見 - 岡崎、原口、梅野
本塁打 福留6号(4回裏ソロ)、鈴木10号(9回表満塁)
試合感想
勝った…けどこの2戦以上にどっと疲れる試合でしたね…
負けても何もおかしくない試合を拾えたのは良かったですが…中田投手、一岡投手に次いで今村投手まで不安…長引くようだと去年の強みだった中継ぎ陣が完全に弱点となってしまいかねません…。
やはり勤続疲労か…ここで踏ん張ってくれるのか…。
さて、試合はというと先発が我慢して試合を作れれば援護できる力が今の打線にはある、今日もそういう展開になりました。
初回、いきなり田中選手がスリーベースでチャンスを作ると続く菊地選手がきっちりライトへの犠牲フライを打ち上げて幸先よく先制点を取りました。
しかしその後は小野投手を打ちあぐね、2回から5回までわずか1安打、三者凡退を重ねて得点圏にランナーを進めることもできませんでした。
その間、岡田投手がしっかり投げ抜きました。
4回に福留選手にソロホームランを許して同点にこそ追いつかれますが、小野投手に負けじと好投。
打線の援護があるまで相手にリードを許さなかった。
そこは評価できると思います。
同点の6回、3巡目の一番からの攻撃で打線がつながります。
タナキクマルがフォアボール、送りバント、フォアボールでチャンスを作ると、鈴木誠也選手が勝負強く2-1のバッティングカウントから外寄りのストレートを弾き返すレフト前へのタイムリーで勝ち越し。
松山投手も代わった岩崎投手に追い込まれながらも外角のストレートをレフト線に流し打つタイムリーツーベースでつなぐと、野間選手も高めに浮いた変化球を左中間へ流し打つ2点タイムリースリーベース。
前進守備だったとはいえフェンスに到達しない左中間への打球でスリーベースですから本当に足が速いです…。
これを生かして會澤選手がきっちり犠牲フライを打たあげて一気に5点。
本当につながりが出てきて打線はいい感じだと思います。
その裏、岡田投手の悪癖が顔を出して雲行きが怪しくなります…。
制球を見失い、2つのフォアボールを出してピンチを作った場面で降板。
何とか2アウトまでは取りましたが、相手がボール球に手を出して助けられた部分も大きかったので仕方なさそうです。
2アウト1,2塁で昨日に続いて飯田投手をワンポイント起用しますが、今日は鳥谷選手にヒットを打たれて機能せず。
満塁で永川投手に交代となりますが外角のストレートを原口選手に上手くセンターへ打ち返されて3点差に。
7回から勝ちパターン継投で逃げ切る予定でしたがそれができませんでした。
今村投手が不調を修正しきれておらず3四球と完全に自滅。
1アウト満塁、陽川選手を迎えた場面、0-2と追い込みながらも外角のストレートがストライクゾーンにきたところをタイムリーとされ2点差。
満塁の場面で交代する投手がいれば交代だったでしょうが…残念ながら今のカープに4人目の信頼できる中継ぎ投手はいません。
代わったアドゥワ投手も中谷選手にタイムリーを打たれて同点。
5点のリードを2イニングで吐き出してしまいます。
12回まで長引く可能性のある7回終了時点で、ベンチ残りの投手はジャクソン投手、中崎投手、フランスア投手の3人のみ。
左のワンポイントは選択肢の幅は広がりますが失敗するとこういうリスクもある。
6回2アウトで5点リードでしたからこういう試合展開にはそうそうならないでしょうが、飯田投手が今後結果を出してワンポイントを続けるようであれば、教訓にしないといけない、そんな形の采配でしたね。
というわけで8回はアドゥワ投手にイニング跨ぎでいってもらうしかありませんでした。
身体の出来上がっていない19歳投手の使い方としては非常に心配ですが、現在他にいないわけですからね…難しい匙加減…今日については残り投手を考えれば選択肢が他になかったですね…
2安打にフォアボールで1アウト満塁、福留選手、糸井選手と絶体絶命の場面を迎えましたが気持ちで何とか乗り切りました。
いやいや、ピンチを作ったのも自分でしたが、この試合展開であっさり勝ち越されてもおかしくなかった場面でこれはお見事でしたね!
そして9回、先頭の西川選手が上手く流し打って全力疾走でツーベースでチャンスを作ると堂林選手の送りバントをドリス投手がファースト悪送球で勝ち越し点。
送りバントにフォアボール二つで1アウト満塁で鈴木誠也選手。
1-2と追い込まれますが、内角高めのシュート気味に食い込んできたストレートを上手く腕をたたんで打つと打球はレフトポール直撃のグランドスラム。
最後は中崎投手が締めて3連勝となりました。
課題盛りだくさんの試合でしたがアドゥワ投手の踏ん張りと野手陣の執念で勝ちをもぎとりました。
打線が点を取れている時に勝てないとどうなるかは交流戦で痛いほど身に染みていますので、まずは今日の展開で勝てて良かった。
中継ぎ陣にてこ入れをするのかどうか、まだ今村投手を落とすわけにはいかないと思いますが、野手を削って枚数を1枚増やす可能性はありますね。
火曜日に何らかの首脳陣の決断が見られるかもしれません。
カープ次週の試合予定
リーグ再開の3連戦が終わり、3連勝と結果だけ見れば最高の再スタートを切ったカープ。
少なくとも交流戦の戦いを引きずってそのままずるずる…この最悪パターンは野手陣、先発陣の頑張りによって免れそうです。
明日のお休みを挟んでリーグ戦はまだまだ続いていきます。
来週は地元マツダでジャイアンツを迎え撃った後、横浜へ移動してのベイスターズとの対戦と続く6連戦です。
ジョンソン投手、九里投手にフランスア投手かというローテーションが予想されるジャイアンツ戦ですが先発投手がひきつづき機能するかが一つのポイントとなりそうです。
今日の展開でフランスア投手が肩を作ったりしていればフランスア投手の先発に影響がある可能性もありますね…
今村投手がどうなるかも見どころです、こちらはいよいよ替えが効かないだけにより深刻です…。
とにかく3週ぶりとなるマツダスタジアムの試合で打線の好調が続くうちにしっかり勝ち越して勝てるときに勝っておきましょう!
球団初のリーグ3連覇へ、明日も一戦一戦、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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