僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

9/7のカープ 勢いの差 集中打を取り戻し逆転のカープ健在 首位攻防戦3タテでマジック8 阪神戦

9/7のカープ試合速報です、タイガース戦は6-4でカープが勝ちました。

ジョンソン投手は立ち上がり、強い雨の影響もあってか2つの四球から2本のタイムリーを浴び3失点。リードを許しますが、田中選手のホームランで反撃ムードを作ると、5回には曾澤選手のツーベースをきっかけに4本のヒットを集めて4点を奪って逆転。九里投手が2回パーフェクトで流れを引き寄せると、一岡投手、今村投手、中崎投手の3連投リレーで逃げ切ったカープが首位攻防戦3連勝。6連勝でマジックを8としています。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 3 0 0 1 0 0 0 0 0 4 7 0
広島 0 0 2 0 4 0 0 0 X 6 10 0

 

投手情報 

勝利投手 九里 (7勝5敗0S)

敗戦投手 秋山 (12勝5敗0S)

セーブ 中崎 (4勝1敗5S)

阪神 秋山、榎田 - 坂本

広島 ジョンソン、九里、一岡、今村、中崎 - 石原、會澤

本塁打   田中6号(3回裏2ラン)

 

試合概要

試合はジョンソン投手、秋山投手の先発で始まります。

 

ジョンソン投手は初回、雨の中制球が定まらず、先頭の糸井選手にフルカウントからフォアボールを与えると、1アウトから福留選手にもフルカウントからフォアボールを与え、1アウト1, 2塁のピンチを招きます。

 

大山選手には2-1からの4球目、ひざ元へのカットボールを捕らえられると打球はライトへのツーベースとなり先制を許します。

なおも1アウト2, 3塁のピンチで中谷選手。

1-2と追い込んでから外角低めへのチェンジアップを打たれると打球はライトの前に落ちる2点タイムリーヒットとなり、いきなり3点を先行されます。

 

その裏、カープの攻撃。

田中選手の打席中、雨がひどすぎるということで試合は一時中断。

その後試合再開後、カープは三者凡退に抑えられ無得点に終わります。

 

 

ジョンソン投手は2回。

上本選手、坂本選手に連打を浴びノーアウト1, 2塁のピンチを迎えると、秋山投手の送りバントでセカンドをアウトにし、1アウト1, 3塁となります。

 

迎えるは糸井選手。

1ストライクから外のストレートを打ち返されると痛烈な打球はマウンドでややバウンドが変わりショート正面へ。

これをきっちりダブルプレーにつなげ、このピンチを無失点で凌ぎます。

 

3回をジョンソン投手が三者凡退に抑えると打線はその裏。

1アウトからジョンソン投手が追い込まれながらも高めのストレートをセンターへはじき返して出塁すると、打席には田中選手。

 

初球の真ん中付近に入ってくるカットボールを逃しませんでした。

完璧に捉えた当たりはライトスタンドへ一直線。

反撃のツーランホームランで2-3と1点差に詰め寄ります。

 

直後の4回。

ジョンソン投手は先頭の中谷選手をフルカウントからフォアボールで塁に出すと、1アウトから上本選手にショートへの内野安打を許し、1, 2塁とされると、坂本選手にもフルカウントからフォアボールを与え1アウト満塁のピンチを招きます。

 

打席には秋山投手。

1-2と追い込んでからの外のストレートを打たれますが、強い打球は三塁線に守っていた西川選手の正面へ。

そのまま三塁ベースを踏んでファーストへ転送。

 

ダブルプレーでピンチを脱したかと思いましたが送球がハーフバウンドとなりファーストの安部選手が捕れず。

痛いミスが出て、タイガースに追加点を許します。

 

続く2アウト1, 2塁のピンチはジョンソン投手が糸井選手をレフトフライに打ち取り、最少失点で抑えますが2-4と2点差に突き放されます。

 

その裏、カープは先頭の安部選手がレフトへのツーベースで出塁し、西川選手のファーストゴロで進塁し1アウト3塁のチャンスを作りますが、野間選手、代打の新井選手がそれぞれ内野ゴロに倒れて得点を奪えません。

 

5回のマウンドには九里投手。

わずか5球でタイガースの攻撃を三者凡退に抑えると、その裏。

 

先頭の曾澤選手が外のストレートをはじき返してツーベースでチャンスを作ると、田中選手のファーストゴロで進塁。

菊池選手がフォアボールを選んで1アウト1, 3塁で打席には丸選手。

 

2-2からの5球目、内角低めのストレートをライナー性でライト前にはじき返すタイムリーヒットで1点を返し、なおも1, 3塁で松山選手。

1-2と追い込まれて高めのストレートに差し込まれながらもレフトへ力で持っていく犠牲フライ。

カープが4-4の同点に追いつきます。

 

2アウト1塁で打席には安部選手。

1-2からの4球目、外角低めのフォークに上手くタイミングを合わせると、打球は左中間へ。

センターの中谷選手のダイビングも一歩及ばず抜けていく勝ち越しのタイムリースリーベースヒット。

カープが一気に逆転に成功します。

 

さらに2アウト3塁で西川選手。

初球、内角高めのカットボールを引っ張ると打球はライト線へのタイムリーツーベース。

野間選手がサードへのファールフライに倒れてチェンジとなりますが、この回一気に4点を奪い、6-4と試合をひっくり返します。

 

6回も九里投手が三者凡退に抑えると、7回は一岡投手。

2アウトから糸井選手にヒットを許しますが大和選手をショートゴロに抑えて無失点でつなぎます。

 

8回のマウンドには今村投手。

クリーンアップを外野フライ2つと三振に仕留め三者凡退。

 

その裏、カープは榎田選手からお見合いでのポテンヒットとフォアボールで2アウト1, 2塁のチャンスをもらいますが曾澤選手がセンターフライに倒れて追加点を奪えません。

 

最終回のマウンドには中崎投手。

先頭の鳥谷選手に2000本安打に王手となるレフト前ヒットを許しますが、続く伊藤選手を追い込んでからの高めのストレートでセンターフライに抑えて1アウト。

ロジャース選手はフルカウントから外角低めへのストレートで高いバウンドのショートゴロに抑えて2アウト2塁となります。

最後は西岡選手を2-2から外のシュートで空振り三振に打ち取りゲームセット。

 

勝負の直接対決3連戦を最高の3連勝で飾り連勝を6に伸ばしたカープ、優勝マジックを8としています。

 

 

試合感想

 

先行してリードを奪っていてもリードしている気になれない。

追いつかれる嫌な予感がしてしょうがない。

少し前の横浜スタジアムでそんな気分を味わった記憶が新しい中、この3連戦のタイガースファンの気持ちは痛いほどよくわかります。

 

逆にカープの選手たちは負けていても逆転できる、そんな自信にあふれていたように思います。

やはりホームで試合ができるアドバンテージは相当大きいですね。

 

まずは3点ビハインドでの反撃の一発。

あれで1点差に迫ったことで今日もいける、そんな雰囲気を作ってくれました。

1番打者として、気持ちよくスイングすることよりも出塁することを優先している中、ホームランのペースは去年よりも落ちていますが、先頭打者としての嫌らしさには確実に磨きがかかっています。

 

今日の一撃のように、ここぞの一発の魅力は健在。

我慢しながらも役割を全うする田中選手に今後も期待ですね。

 

そして5回。

昨日のヒーロー、曾澤選手が途中出場初打席でチャンスを作ると打順は上位へ。

 

丸選手はひざ元への難しいボールでしたが、上手くさばくタイムリーに、松山選手は追い込まれながらもレフトへ力で運んだ犠牲フライ。

 

同点に追いつくと、ここ2戦素晴らしい活躍を見せてくれている安部選手が今日もやってくれました。

外のフォークを上手くバットに乗せると、好調を象徴するように打球が良く伸びました。

センター左を破る勝ち越しタイムリースリーベース。

3塁は際どいタイミングでしたがセーフでチャンスをつなぐと、西川選手が勢いに乗り初球をライト線へ持っていき追加点。

 

4回、守りの痛いミスで追加点を献上したプレーにかかわった2人がバットで取り返してくれましたね。

 

この回、アウトになったプレーもランナーはきっちり進められており、カープのお家芸である集中打につながっていきました。

この3連戦、好調の松山選手が核となり、直後を打つ安部選手が素晴らしい活躍を見せキーマンとなると、曾澤選手や他の各野手も乗せられ、好調時のような攻撃が随所に見られました。

 

打線は湿っていた状態から立ち直って上昇気流を再び捕らえたとみて間違いないと思います。

今日も素晴らしい攻撃でした。

 

 

 

ジョンソン投手はあの悪夢の開幕戦を思い出すような雨中のタイガース戦。

強い雨の中で迎えた、立ち上がり。

どうしても制球が定まらずに2つのフォアボールをきっかけに2安打で3点を失ってしまいました。

 

その後も今一つの内容が続き、4回の味方のまずい守備で追加点を許した際には思わず頭を抱えてしゃがみ込んでしまう場面も。

苦しい中、そして何よりも味方が1点差に迫った直後で何とか満塁のピンチを凌いだと思った場面だけに気持ちは痛いほどわかりました…。

 

結局この回限りでの降板となり4回75球5安打4四球4失点。

今日は先週までの2試合と比べて、制球面だけでなく投げているボールの質も及ばないように見えました。

 

 クライマックスシリーズで欠かせない戦力として期待がかかる投手だけに、今後の登板に注目ですね。

ただ単に雨の影響だと良いのですが…。

 

それにしても試合開始時間を遅らせるという選択肢はなかったのでしょうか。

1回裏に中断となっただけに、初回のジョンソン投手がかわいそうでした。。

 

そのジョンソン投手が降板後は九里投手。

ライナー性の打球は浴びましたが、2回をぴしゃりと抑えて流れを持ってきてくれましたね。

 

本人がこだわりを持つ先発では今一つの登板が続いていますが、中継ぎではかなり安定したピッチングを見せてくれています。

スタミナは十分なだけにロングリリーフとして待機してくれると心強いですね。

今シーズン残りはこのポジションで投げそうですが、今後もチームの力になってもいましょう。

 

そして一岡投手、今村投手、中崎投手は6連勝中それぞれ5試合目の登板。

タイガース戦は3連投となりましたが、しっかりと抑えて逃げ切ってくれました。

 

そのかいもあって3連戦3連勝。

かなりフル回転を続けてくれていますのでクライマックスシリーズに向けて調子が落ちてこないかが心配です。

一息付ける状況となっただけに明日はどんな展開でも3人とも休ませてあげてほしいですね。

 

とにかくこれでタイガースにはマツダスタジアムでのカープ戦に非常に嫌な印象を与えられたのは間違いありません。

 

あとは1歩ずつ、連覇に向かって気を抜かずに進んでいきましょう!

 

 

9/8の試合展望

明日からカープはナゴヤドームでのドラゴンズとの3連戦です。

予告先発はカープが薮田投手、ドラゴンズは笠原投手です。

 

薮田投手は今シーズンここまで35試合に登板、うち12試合に先発し13勝3敗3H、防御率は2.62です。

先週のスワローズ戦は6回無失点で勝利投手となっています。

 

中5日での影響がどうでるかですが、カード頭を任されるだけに不甲斐ないピッチングは見せられません。

最多勝争いに留まるためにも、ぜひいつもの安定感を見せての快投に期待したいと思います。

  

対する打線の相手は笠原投手です。

ここまで14試合に登板、うち1試合に先発し0勝1敗、防御率は4.79です。

ドラゴンズのドラフト4位ルーキーは先週のタイガース戦ではプロ初先発し4回2失点のピッチング。

 

勢いづいた今のカープ打線であれば序盤から捕まえるチャンスは十分です。

ナゴヤドームでは重い展開の試合になって競り負ける形が続いていますので、今度はその嫌な印象をカープが払拭する番です。

期待しましょう!

 

  

あとマジック「8」に迫った連覇に向けて、ファンも含めてチーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!

 

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