僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

9/6のカープ 曾澤が決めた連夜の劇勝 野間・上本の足も冴える 連覇へカウントダウン開始! 阪神戦

9/6のカープ試合速報です、タイガース戦は4-3でカープが勝ちました。

カープは2回に中谷選手のホームランで先制を許しますが、この1点が重い投手戦の展開。中村祐太投手は7回に鳥谷選手にタイムリーを許すと、8回は変わったブレイシア投手が福留選手にタイムリーを浴び3点ビハインド。しかしその裏、マテオ投手から菊池選手からの3連打と安部選手のタイムリーで一気に同点に追いつき試合は延長へ。11回、上本選手のフォアボールと盗塁で掴んだチャンスで曾澤選手がサヨナラヒット。連夜の劇的勝利で5連勝のカープがマジックを10としています。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
阪神 0 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 3 8 2
広島 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 1X 4 10 0

 

投手情報 

勝利投手 一岡 (5勝2敗1S)

敗戦投手 石崎 (0勝1敗0S)

セーブ なし

阪神 岩田 、桑原 、マテオ 、高橋 、藤川 、岩崎 、石崎 - 坂本

広島 中村祐 、ブレイシア 、中崎 、今村 、一岡 - 磯村 、會澤

本塁打   中谷 19号(2回表ソロ)

 

試合概要

試合は中村祐太投手、岩田投手の先発で始まります。

 

初回、中村祐太投手は三者凡退の立ち上がりを見せると、打線は初回。

 

2アウトから丸選手がレフトへのヒットで出塁すると、松山選手の打席で2球目に盗塁を決め、2アウト2塁のチャンスを作ります。

しかし追い込まれた松山選手は内角スライダーでファーストゴロに倒れ、先制点は奪えません。

 

 

中村祐太投手は2回。

1アウトから中谷選手に対して2-1からの4球目、スライダーが高く浮いたところを捕らえられ、打球はレフトスタンドに飛び込む先制のソロホームラン。

タイガースに先制を許します。

 

 

 

反撃に出たい打線はその裏。

先頭の新井選手がストレートのフォアボールを選んで出塁すると、2アウトから磯村選手がセンター前ヒットでつないで、2アウト1, 2塁のチャンスを作りますが、打順の巡りが悪く、中村祐太投手が空振り三振に倒れ同点に追いつくことができません。

 

3回以降、両投手共に5回までシングルヒット1本ずつ許しますが、得点圏にランナーを進ませない投手戦を展開。

じりじりと1点が重い展開で試合が進んでいきます。

 

6回も中村祐太投手が三者凡退に抑えると打線はその裏。

2アウトから松山選手が2ボールから外角高めのカットボールを振り抜くと打球はライトスタンドに伸びていき、フェンス直撃のスリーベースヒット。

客席に飛び込んで戻ってきたようにも見えたため、リプレー検証となりますが、フェンス最上部の黄色い部分に当たってグラウンドに帰ってきたため判定通りでプレー再開。

 

2アウト3塁の同点のチャンスで安部選手はフルカウントからワンバウンドのフォークに空振り三振。

同点に追いつくことができません。

 

7回のマウンドにも上がった中村祐太投手。

先頭の福留選手にフルカウントからフォークを見極められ、3回以来のランナーを許すと大山選手、中谷選手をフライで打ち取り2アウト。

 

打席に迎えるは2000本安打が達成が目前に迫る鳥谷選手。

 

 1-2と追い込んでからの4球目、内角を狙ったストレートが真ん中高めに入ると鳥谷選手はお手本のような流し打ち。

レフトの松山選手がフェンス際でジャンピングキャッチを試みますが届かず、フェンスに当たった打球が勢いよく跳ね返ると、バックアップの丸選手が処理しますがその間にファーストランナーの生還を許して痛い2点目を失います。

 

しかし、なおも2アウト2塁のピンチは北條選手をライトフライに打ち取り最少失点でしのぎます。

 

その裏を岩田投手、桑原投手の継投で凌がれると、8回のマウンドにはブレイシア投手。

 

1アウトから代打上本選手に1-2からの4球目、ストレートが高く浮いたところをセンターへはじき返されツーベースを許すと、糸井選手はフルカウントからストレートが外れてフォアボールで1アウト1, 2塁のピンチを迎えます。

 

西岡選手にもボールが先行しますが3-1から内角ストレートでライトフライに打ち取り2アウト。

続く福留選手にもボールが先行。

3-1からの5球目、スライダーが真ん中付近に甘く入ったところを捕らえられ、センターへのタイムリーヒットを許し3点差にリードを広げられてしまいます。

 

さらに大山選手にもレフトへヒットを許して2アウト満塁。

中谷選手を低めのストレートでセンターフライに打ち取り、何とかこの回も最少失点で凌ぎます。

 

反撃に出たい打線はその裏。

1番からの好打順でマウンドにはマテオ投手。

 

先頭の田中選手がファーストゴロに倒れて1アウト。

続く菊池選手は3-1から真ん中付近への真っすぐを捕らえると高く上がった打球はレフトへ。

福留選手がフェンス際の難しい打球で少し打球を見失ったか、フェンスを直撃するスリーベースヒットとなり1アウト3塁のチャンスを作ります。

 

打席には丸選手。

初球、低めのスライダーを叩きつけると打球は高いバウンドでショートへ。

これが内野安打となる間に菊池選手がホームに帰って、カープが1点を奪います。

 

さらに松山選手。

2-1からの4球目、外角高めのストレートをセンターへライナーではじき返して1アウト1, 3塁と反撃ムードを高めます。

 

ファーストランナーの代走に野間選手を起用すると打席には新井選手。

粘って迎えた2-2からの7球目、外のスライダー打ち返すと打球はピッチャーの足元を抜けていきます。

 

2塁ベース上への打球でしたが、野間選手がスタートを切っていたため、セカンド森越選手が追いつきそのままベースを踏んでファーストへ送球。

ダブルプレーかと思いましたが、スタートを切っていた野間選手の足が一瞬早くセカンドがセーフ。

 

この間に丸選手がホームに帰ってさらに1点を追加し、1点差へと迫ります。

なおも2アウト2塁の同点のチャンスで打席には安部選手。

1ボールから低めのスライダーを上手くバットに乗せると打球はライト前へ。

これを糸井選手が処理できずに後逸する間に野間選手がホームに帰り同点。

 

なおも2アウト3塁と攻め立てますが、代わった高橋投手から天谷選手が高めのストレートで空振り三振に倒れ、逆転はなりません。

 

9回のカープのマウンドには中崎投手。

鳥谷選手をサードゴロ、北條選手をセカンドゴロ、坂本選手を外角ストレートで見逃し三振に打ち取る見事なピッチングを見せ三者凡退に抑えます。

 

打線はその裏。

藤川投手から代打のエルドレッド選手がフルカウントから粘って9球目でフォアボールをもぎ取り出塁すると代走に上本選手を起用。

 

曾澤選手が送りバントを決め、1アウト2塁とすると、田中選手が敬遠で歩かされ1アウト1, 2塁のサヨナラのチャンスを作ります。

打席には菊池選手。

 

1-2と追い込まれてから粘って迎えた6球目、外のフォークを捕らえると打球は高く上がってレフトフェンス際へ。

前進守備の福留選手が必死に追いつき、後ろ向きでキャッチしレフトフライで2アウト。

 

丸選手を迎えた場面でタイガースは岩崎投手へスイッチ。

1ストライクからの2球目、低めのストレートを打ち上げレフトフライに倒れ、サヨナラのチャンスを逃します。

 

10回のマウンドには今村投手。

先頭の植田選手は2-2からやや甘く入ったフォークを捕らえられますが、代走起用のままセカンドの守備に入った上本選手が一二塁間のゴロを上手くさばき1アウト。

糸井選手にはライトへのヒットを許しますが、続く森越選手は送りバントの構えから外角低めへのストレートを3球見逃し、見逃しの三振で2アウト。

 

福留選手の打席で糸井選手がスタートを切り、盗塁を決められ2アウト2塁となるとバッテリーは敬遠を選択。

2アウト1, 2塁で大山選手と勝負します。

 

今村投手は2-1からの4球目、外のフォークを引っかけさせるサードゴロでこのピンチを切り抜けます。

 

その裏のカープは続投する岩崎投手から相手のエラーで1アウトからランナー一人を出しますが安部選手のダブルプレーで無得点。

試合は延長11回に入ります。

 

11回のカープのマウンドは一岡投手。

1アウトから鳥谷選手に2000本安打まであと2本と迫るレフト前ヒットを浴びますが、伊藤選手、坂本選手をボールが先行しながらも外野フライに打ち取り無失点でつなぎます。

 

その裏のカープは石崎投手相手に1アウトから、代走起用からそのまま守備に入った上本選手がフォアボールをもぎ取り出塁します。

曾澤選手が追い込まれてからの4球目にスタート、外角スライダーが外れ盗塁も決まり、1アウト2塁とサヨナラのチャンスを作ります。

 

このチャンスでフルカウントからの外角ストレート。

曾澤選手が流し打った打球はライト糸井選手の頭上を越えていくサヨナラヒッでゲームセット。

 

連夜の劇的なサヨナラ勝ちでカープが直接対決第2戦も制して5連勝、優勝マジックを10としています。

 

 

試合感想

今日は曾澤選手が決めてくれました。

追い込まれながらも難しいボールをこらえて最後は外角ストレートを鮮やかに流し打ち。

打球は前進守備の糸井選手の頭上をライナー性で越えていく劇的な一打となりました。

中村祐太投手とのコンビで結果を残す磯村選手にスタメンこそ譲りましたが、レギュラーは譲らないと言わんばかりの素晴らしいバッティングでした。

 

このチャンスを作ったのは上本選手。

8回に代走で起用されると打順と総力戦で残り野手が少なかった関係もあり菊池選手に代わってそのままセカンドに入りました。

 

9回の守備でも先頭バッターの打球で良いプレーがありましたし、打席でも粘ってフォアボールで塁に出て、さらには貴重な盗塁も決めてくれました。

普段ベンチに控えてくれている選手が、出場機会を掴んでそれを必死にものにする。

そんな姿勢がカープの勢いを支えてくれています。

 

打線は序盤、岩田投手の前に中々チャンスを作れず、中村祐太投手の好投を援護できませんでした。

あと数cm伸びていればホームランかというフェンス最上部を直撃する松山選手の当たりもありましたが、全体的に今日の岩田投手は制球ミスが少なく、素晴らしいピッチングをされてしまいました。

 

じりじりと中押し、ダメ押しに近い点の取られ方で3点のビハインドに広がりましたが、8回にこのところ打撃に苦しんでいたキクマルコンビが反撃の勢いを与えてくれましたね。

菊池選手の当たりはややラッキーな面もありましたが気持ちのこもった走塁を見せスリーベースで球場のボルテージを上げると、丸選手は綺麗な当たりではありませんでしたが、こちらも気持ちの入った走塁で内野安打をもぎ取り、泥臭くも1点を返すと勢いに乗りました。

 

ヒットでつないだ松山選手の代走・野間選手も昨日に続きその快足で貢献。

新井選手のセンター返しがセカンド塁上に転がり、捕球と同時にセカンドを踏まれましたがそれでも野間選手の足が一瞬勝りました。

 

ここでダブルプレーだったら2点ビハインドで9回を迎えていただけに大きな貢献でした。

そして安部選手も昨日に続き、貴重な同点タイムリー。

この2戦、本当に良いところで打ってくれていますね。

 

マテオ投手、ドリス投手とタイガースの誇る外国人リリーフ2枚看板両方をこの終盤のマツダスタジアムで打ち込んだことはクライマックスシリーズに向けても大きな意味がありますよね。 

 

 

中村祐太投手はリードを許しての降板となりましたが良く投げてくれました。

7回を投げ切って104球被安打3、1四球2失点。

中5日でこれだけのピッチングを見せてくれれば十二分、期待を上回る好投でした。

 

今日浴びた先制ホームランのようにまだ制球が甘く、高めに浮いたボールを痛打されるケースも見られますが、余計なフォアボールは出さなくなってきていますし、ボールの質も上がってきているように見えます。

8月中旬以降再びローテーションに食い込み、先発の駒が足りなくて苦しんでいたチームを助けてくれており、最後のイニングとなった7回には少しまずい守備もあって追加点を許してしまいましたが、その後のベンチに戻ってタオルに顔をうずめるあの悔しがり方。

 

まだまだ大きく成長してくれそうな、そんな予感を感じさせてくれました。

今日の内容なら次回以降の先発登板もあるでしょうし、そこでまた素晴らしいピッチングを見せてもらえればと思います。

 

同点に追いついて以降は中崎投手、今村投手、一岡投手がそれぞれ気持ちの入ったピッチングを披露。

無失点でつないでくれたことがサヨナラにつながったのは言うまでもありません。

本当に素晴らしい勝ちパターンの3人です。

 

これで8.5ゲーム差にさらに突き放して優勝マジックはついに10。

いよいよ連覇へのカウントダウンが始まります。

 

このままマツダでは勝てない、タイガースにそんな印象を刷り込みましょう。

明日以降も、気を抜かず、この勢いを生かしてさらに歩みを進めましょう!

 

 

9/7の試合展望

予告先発はカープがジョンソン投手、タイガースは秋山投手です。

 

ジョンソン投手は今シーズンここまで10試合に先発し6勝3敗、防御率は3.82です。

先週のスワローズ戦は8回途中2失点(無失点で降板も残したランナーが2人帰って自責点は2)の快投で勝利投手となっています。

 

タイガース戦はここまで2試合に登板して1勝1敗、防御率は5.06。

 

8月末に復帰してから2試合続けて8HSを達成し連勝。

内容も素晴らしく、去年の良かったころのジョンソン投手本来のピッチングを披露してくれています。

 

中5日となる明日も、同様のピッチングを見せてくれればカープは優勝へまた一歩近づきます。

クライマックスシリーズ初戦の先発の座をかけた野村投手・薮田投手との争いからも目が離せません。

期待しましょう!

 

 

対する打線の相手は秋山投手です。

ここまで20試合で先発し、12勝4敗、防御率は2.72。

先週のスワローズ戦では7回無失点の好投で勝利投手となっています。

 

カープとはシーズン終盤の9月ですが今シーズン初対戦。

メッセンジャー投手が離脱しているタイガース先発陣を牽引し、QS率は75%を記録。

明日は今シーズン飛躍を遂げ、非常に安定したピッチングを披露している秋山投手の真価が問われる登板となりそうです。

 

右投手ですが右打者への被打率が比較的高く(右.295、左.222)、久しぶりに新井選手とエルドレッド選手を同時起用するのかどうか。

カープのスタメンオーダーにも注目です。

 

昨日、今日と激戦続きで両チームともに相当消耗していると思います。

それでも連夜のサヨナラのカープは疲れも吹き飛んでいるはず。

またホームの大声援からも力をもらえるはずです。

とにかく油断せず、明日もしっかり集中して戦いましょう! 

  

連覇に向けて、ファンも含めてチーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!

 

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