僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

後半戦だけ順位表 カープも印象ほど悪くはない 今後の連覇への条件は?【閑話休題】

オールスター明けからの後半戦に入り1か月半が経過しました。

8月は今シーズン初の月間負け越しを記録したカープと、対照的に8月を大きく勝ち越し、勢いに乗り追撃してくる2位のタイガース。

今回、後半戦だけで順位表を作ってみることで実際どのくらい差が詰まったのか、今後カープが優勝するための条件についてこのタイミングで改めてまとめてみてみたいと思います。

 

 

後半戦(オールスター明け)の順位表

9/4時点でのオールスター以降の後半戦だけの順位表は以下の通りです。

 

  勝ち 負け 分け 得点 失点
阪神 25 16 1 - 184 159
巨人 23 15 1 0.5 182 124
広島 23 17 2 1.5 210 163
DeNA 20 17 2 3.0 161 163
中日 14 23 2 9.0 147 207
ヤクルト 12 29 0 13.0 145 213

 

皆さんの予想通りかと思いますがタイガースが貯金を9つも増やし、首位に立っていますが、その一方で意外かもしれませんがカープも貯金を6つ増やしており、心配しているほど失速しているわけでもないことが分かっていただけるのではないでしょうか。

 

またジャイアンツも調子を上げてきており、ベースターズとのクライマックス出場争いを盛り上げています。

後半戦は完全に4強2弱の勢力図となっています。

 

カープは確かに8月は月間負け越しを喫しましたが、負け越しは1つ。

7月に8勝4敗、9月は3連勝とそれぞれ貯金をしているために、トータルでみれば貯金は6つ。

後半戦全体でみるとタイガースとは1.5ゲームしか縮められていないことになります。

少し長い目で見るだけで、そこまで悲観しなくてもよさそうかなと多少安心できませんか?

 

 

8月だけの順位表

とはいえ最近のタイガースが絶好調なのもまた事実。

そこでカープが初の月間負け越しを喫した8月だけの成績を見てましょう。

 

  勝ち 負け 分け 得点 失点
阪神 17 9 1 - 116

100

巨人 15 10 0 1.5 135 81
DeNA 13 11 1 3.0 124 116
広島 12 13 2 4.5 114 118
中日 10 12 2 5.0 85 116
ヤクルト 7 19 0 12.0 87 130

 

 

カープが12勝13敗2分とリーグ4位の一方でタイガースは17勝9敗1分リーグ首位。

結果として8月だけで4.5ゲームも差が詰まっており、やはりタイガースの猛チャージを受けています。

 

カープの不調とタイガースの好調期が同時に来たための急接近と言えそうです。

またここでもジャイアンツの充実ぶりが目に付きますね、投打ともに力を発揮してきています。

 

まだまだ後半戦、3位争いから目が離せない展開は続きそうです。

どこよりも充実した先発3本柱を有するだけに3位に入るようなことがあれば、短期決戦ではかなり手ごわい相手になりそうなだけにここにも注目です。

 

投手陣の成績に目を向けると、失点数はリーグ5位(試合数が多いので1試合平均の失点数ではリーグ3位ですが)。

 

特に先発が試合を作れずに平均して6回を投げ切れずに早い回で降板している(先発の防御率は4.72と非常に悪くゲームを作れていない)一方で、中継ぎ陣だけに限ると防御率は2.66とリーグトップ。

ベイスターズ戦での3戦連続サヨナラ負け(しかも逆転負け)などがあり、不調の印象が強いのですが、それでも全体でみれば優秀な成績であり、チームを支え続けてくれています。

 

9月は先発陣の踏ん張りが、今後のチーム立て直しの鍵を大きく握りそうですね。

 

一方野手陣はチーム得点数はリーグ4位とこれまでチーム最大のストロングポイントだった得点力に陰りが見えています。

参考までにおもな野手陣の8月の成績を簡単にまとめると…


田中    率.269 本2 点9
菊池    率.235 本3 点8
丸     率.302 本4 点14
鈴木    率.279 本5 点14
松山    率.292 本3 点15
エルドレッド 率.234 本4 点13
新井    率.320 本0 点7
安部    率.324 本2 点6
西川    率.257 本2 点9
會澤    率.164 本0 点1

 

手術で今シーズン絶望となった鈴木誠也選手が、出場試合数が少ないながらも8月チームトップのホームラン数、2位タイの打点数を記録しており、いかにその穴が大きいかが分かります…。

また特に田中選手、菊池選手、エルドレッド選手、會澤選手の調子が上がらずに苦しんでいるのも分かるかと思います。

 

野手陣の成績は苦しい試合日程の影響も大いにあるとは思いますが、タイガースも同じように苦しい日程でもチームとして上昇気流に乗っています。(とはいえ、カープの日程の方が厳しいですが…詳しくは過去記事を参照してください)

 www.bokuramocarp-blog.com

 

ちなみに8月の総移動距離は約3885kmでタイガースの2倍以上。

日程上は6連戦が続く同じような日程でしたが、屋外での試合の多さといい、移動ゲームの多さと言い、疲労の影響はカープの方が出やすい日程だったと思います。

(そんなことは一番西にあってかつ屋外球場が本拠地の球団なのである意味宿命であり、何の言い訳にもなりませんが、そういう状況でも負けじと踏ん張っているカープの選手たちをファンの声援で少しでも支えましょう!)

 

9月に入って、スワローズ3連戦では松山選手が打線の核となってチームを引っ張ってくれています。

また會澤選手が昨日の試合で大活躍してくれたように、不調だった選手にも上昇気配が漂い始めてはいます。

いよいよ明日からのタイガースとの直接対決3連戦、 何とか各選手がつないでカープらしい攻撃を見せてくれることを期待しましょう。 

 

 

今後の優勝ライン予想

カープは現在75勝46敗4分で残り18試合。

タイガースは68勝52敗1分で残り22試合

 

以下、各勝利数に到達するために必要な勝敗をまとめてみました。

 

勝利数 広島 阪神
90 15-3 (.647) 22-0 (.634)
89

14-4 (.640)

優勝当確

21-1 (.627)
88 13-5 (.633) 20-2 (.620)
87 12-6 (.626) 19-3 (.613)
86 11-7 (.619) 18-4 (.606)
85 10-8 (.612) 17-5 (.599)
84 9-9 (.604) 16-6 (.592)
83 8-10 (.597) 15-7 (.585)
82 7-11 (.590) 14-8 (.577)
81 6-12 (.583) 13-9 (.570)
80 5-13 (.576) 12-10 (.563)
79 4-14 (.568) 11-11 (.556)
78 3-15 (.561) 10-12 (.549)

 

以下の過去記事にまとめましたが、現在は優勝は勝率で決まることになっていますので、カープが残り試合で14勝した場合に記録する勝率.640を、タイガースは残り試合全勝しても超えることができない(勝率.634)ため、現在は"隠れマジック 14"の状態です。

 

www.bokuramocarp-blog.com

 

カープが残り試合18試合を9勝9敗の5割で乗り切れば勝率.604、タイガースがこれを上回るためには猛チャージと言われた8月の成績をはるかに上回る18勝4敗、4勝1敗を上回る驚異的なペースが必要となります。

ありえないわけではありませんが、この数字を見る限りは、カープは残り5割でいければ、優勝は95%以上固いと言えると思います。

 

一方でカープが失速して残り試合を6勝12敗で終えたとすると勝率は.583、タイガースはこの勝率を上回るには15勝7敗とそれでも8月と同等以上、2勝1敗を上回るペースが必要となります。

 

この3連戦カープは1勝2敗でもOKと世間で言われている理由はここからも見て取れますね。

この表だけを眺めていると、よほど失速しない限りは世間一般で言われているように連覇は大丈夫だろうと思えますが、机上の数字だけでは計り知れない何かがあるのが勝負の世界です。

 

3戦連続での序盤リードからのサヨナラ負けや、9点差の逆転負けに悔しい想いをしたのを忘れてはいけません。

逆に9回に5点差をひっくり返したこともありましたよね。

「まさか」があり得るのがプロ野球の世界です。

 

1勝2敗でもOKなどと計算していると相手を勢いづかせる3連敗を喫する可能性も大いにありますし、クライマックスシリーズに向けて相手に与える印象を考えてもマツダスタジアムで負け越すわけにはいきません。

 

これからはカープが1勝を積み重ねるたびにタイガースをじわじわと追い詰めていくことになります。

自分たちがこれまでやってきたように、1つ1つの勝利を積み重ねることが連覇への一番の近道です。

  

とにかく泣いても笑ってもあと18試合。

シーズン最後の踏ん張りどころに差し掛かってきているカープをファンも一丸となって応援していきましょう!

そして、必ず最後には笑いましょう!

 

明日からもチーム一丸で頑張ろう、カープ!

  

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