僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

8/23のカープ 鈴木誠也ケガで途中交代に連夜のサヨナラの悪夢 大ダメージのDeNA戦

8/23のカープ試合速報です、ベイスターズ戦は6-7でカープが敗れました。

序盤、ウィーランド投手を攻め立て、丸選手、鈴木誠也選手の連続ホームランなどで5点を先行したカープ。しかし2回の守備で鈴木誠也選手がフェンス際のプレーで負傷交代するアクシデントで試合の流れが変わると、試合終盤には1点差に。何とか1点リードを守って最終回を迎えますが、連夜のロペス選手に9回同点アーチを浴び試合は延長へ。中田投手がフォアボールのランナーを梶谷選手のサヨナラタイムリーで返され万事休す。カープは連敗です。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
広島 2 3 0 0 1 0 0 0 0 0 6 11 0
DeNA 0 0 3 0 1 0 1 0 1 1X 7 10 1

 

投手情報 

勝利投手 エスコバー (1勝1敗0S)

敗戦投手 中田 (2勝3敗0S)

セーブ なし

広島 大瀬良、ブレイシア、ジャクソン、一岡、中崎、中田 - 會澤、石原

DeNA ウィーランド、田中健、砂田、エスコバー - 戸柱

本塁打   丸20号(1回表ソロ)、鈴木26号(1回表ソロ)、ウィーランド2号(3回裏2ラン)、筒香21号(5回裏ソロ)、ロペス25号(9回裏ソロ)

 

試合概要

試合は大瀬良投手、ウィーランド投手の先発で始まります。

 

カープは初回、田中選手がフルカウントからフォアボールを選んで出塁しますが、1-2からの菊池選手の打球をライトの梶谷選手がダイビングキャッチ。

スタートを切っていた田中選手は塁に戻れずダブルプレーとなり2アウトランナー無しとなります。

 

しかし続く丸選手。

1-2から内角高めのストレートを振り抜くと打球はライトスタンド上段への先制のソロホームラン。

丸選手はこれが20号アーチとなりました。

 

さらに続く鈴木誠也選手。

2ボールからの内角ストレートを振り抜くと今度はレフトスタンド中段へ飛び込む連続アーチ。

昨日のお返しとばかりに連続ホームランを叩き込みカープが2点を先制します。

 

その裏を大瀬良投手が三者凡退で立ち上がるとカープは2回。

 

 

先頭の安部選手がラッキーなセカンドへの内野安打で出塁すると、曾澤選手が2‐2から内角ストレートを流し打ちライトフェンス直撃のツーベースヒットでノーアウト2,3塁のチャンスを作ります。

大瀬良投手がフルカウントから空振り三振に倒れて2アウトで迎えた田中選手。

 

1ストライクからの2球目、低めへのカーブを捕らえると打球はライト左を破っていく2点タイムリーツーベースとなりカープが2点を追加します。

さらに菊池選手が2‐2から外のチェンジアップに食らいつきセンターへのタイムリーヒットを放って5‐0.

カープがリードを5点に広げます。

 

流れが変わったのはその裏。

2アウトから戸柱選手にライトへの大きな当たりを打たれますが、鈴木誠也選手がフェンス際でジャンピングキャッチ。

3アウトを取りますが、鈴木誠也選手が立ち上がれません。

ジャンピングキャッチの着地の際、フェンスとアンツーカーの境目、フェンスがややへこんでいた部分に右足を挟んでしまったようで、右足首・もしくは膝を負傷した模様。

 

河田コーチが駆け寄り担架を要請し、鈴木誠也選手は担架に乗せられてベンチに引き上げていきました。

 

3回の守りから岩本選手がライトに入ります。

その3回の大瀬良投手。

先頭の梶谷選手にフォアボールを与えると、続くウィーランド投手には3‐1からストライクを取りに行って甘く入ったストレートを振り抜かれると打球はライトスタンドへのツーランホームランとなり、2点を返されます。

 

さらにツーベースとフォアボールで2アウト1,2塁のピンチからロペス選手にレフトへのタイムリーを浴びこの回3点目。

一気に2点差に詰め寄られます。

 

続く4回も1アウト満塁のピンチを迎えますが、桑原選手空振り三振、柴田選手は内角ストレートで詰まらせたサードフライに打ち取り何とかピンチを脱します。

 

すると打線は5回。

先頭の菊池選手が高めのカーブを捕らえてフェンス直撃のツーベースで久々にランナーを出すと、丸選手が甘く入ってきたチェンジアップを逃さずにセンターへはじき返しタイムリーヒット。

貴重な追加点で6-3と3点差に突き放します。

 

しかしその裏、大瀬良投手は先頭の筒香選手に1-1からの3球目、内角へのカットボールをライトスタンドに運ばれすぐに1点を返されてしまいます。

ここでベンチはブレイシア投手へ交代。

 

ブレイシア投手がフォアボール1つを出しながらも後続を抑え、この回を終えます。

6回をジャクソン投手が三者凡退に抑えると打線は7回。

 

先頭の田中選手が倉本選手のファンブルで出塁し、2アウト2塁のチャンスを作りますが岩本選手が砂田投手の外へのスライダーに空振り三振に倒れ、追加点を奪えません。

 

するとその裏、イニングをまたいだジャクソン投手は2アウトを取りますが、ロペス選手に2-2から甘く入ったストレートをセンターへヒットとされ出塁を許すと宮崎選手にフルカウントからフォアボールを選ばれ1,2塁のピンチを迎えます。

 

ここで打席には戸柱選手。

1‐2と追い込みながら内角を狙ったスライダーが甘くあったところをライトへはじき返されるタイムリー。

梶谷選手をフルカウントから高めのストレートで押し込みキャッチャーへのファールフライに打ち取り同点のピンチを切り抜けますが、1点差に迫られます。

 

 8回のカープは先頭の松山選手がライトへのヒットで出塁、代走野間選手を西川選手が送りバントで得点圏に進めますが、安部選手が三球三振。

代打メヒア選手が敬遠された後、石原選手が三球三振に倒れ、追加点を奪えません。

 

その裏のマウンドには一岡投手。

先頭の石川選手を菊池選手のファインプレーでセカンドゴロに打ち取りますが、倉本選手を歩かせランナーを背負います。

しかし、桑原選手をフルカウントからの7球目、外のフォークでショートゴロダブルプレーに打ち取りリードを守ります。

 

カープの9回の攻撃。

フルカウントから田中選手がレフトへのヒットで出塁しますが、菊池選手が7回に続き2度目の送りバント失敗。

丸選手、岩本選手も凡退し、1点差のまま守りに入ります。

 

最終回のマウンドには中崎投手。

柴田選手をショートゴロ、筒香選手を2-2から外角へのスライダーで空振り三振に打ち取り2アウトで迎えたロペス選手。

1ストライクから3球続けて外角低めに外れた後の3-1からの5球目。

スライダーが真ん中高めに浮いたところを捕らえられると、昨日に続いて最終回の同点ホームランをレフトスタンド上段に叩き込まれます。

 

宮崎選手をサードフライに打ち取り3アウトを取りますが試合は延長に入ります。

 

10回の攻撃を三者凡退で終えると、マウンドには中田投手。

先頭の戸柱選手に粘られ、10球目でフォアボールを許すと、続く梶谷選手には1-1からの3球目、外の変化球を右中間へのサヨナラツーベースヒット。

 

試合終盤までリードしながら連夜のサヨナラ負けを喫し、連敗となりました。

 

 

試合感想

鈴木誠也選手2回の守備の影響で3回の守備から途中交代となってしまいました。

ライトフェンス際への大きな当たりをジャンピングキャッチした着地の際にフェンスとアンツーカーの境目、フェンスがややへこんでいた部分に右足を挟んでしまったようで、右足首を負傷してしまいました。

担架でベンチに下がった鈴木誠也選手ですが、試合途中で松葉杖をつきながら病院に向かう際に、負傷箇所が右足首であること、まだ分からないけど多分大丈夫だと思うという趣旨のコメントを残してくれています。

 

試合中はアドレナリンが出ているでしょうから痛みがマヒしているだけかもしれませんので予断は許しませんが、本人の前向きなコメントから長期離脱は避けられるかもしれないですね。

(22:32追記 筋挫傷と剥離骨折という2つの情報が錯綜していますが剥離骨折が濃厚のようです…いずれにしても本人のコメントのように軽症とはいかず長期離脱は避けられなさそうです…最悪の場合は今季絶望、良くてもCSに間に合うかどうかでしょうか。。。)

  

大瀬良投手はこの負傷交代で動揺したのか、明らかに3回からピッチングがおかしくなりました。

好調な滑り出しを見せた1,2回とは打って変わってボールが散らばり、カウントを悪くする場面が多くみられました。

 

5点リードの展開を2点差まで迫られて5回持たずに降板。

ファンも動揺したので気持ちは分からないでもないですが、残念な登板となってしまいました。

 

後を継いだブレイシア投手が抑えてくれたのは良かったのですがその後のジャクソン投手の球数への配慮の無さには疑問が残りました。

数少ない好調な投手で、またイニング跨ぎでも結果を残してくれているジャクソン投手だけに、イニングを跨がせるのは分かります。

 

2アウトを取っていただけに難しい場面だったのは間違いないのですが、さすがに51球は投げさせすぎでしょう。

今現在、調子が良さそうで元気のある数少ない投手だけに、大事に起用していってもらいたいところですね。

 

しかし普段であれば7回は一岡投手の出番のはず。

その一岡投手は8回の登板となり、最終回は中崎投手となりました。

 

果たしてこれが今村投手の休養のためなのか、配置転換なのか、はたまた今村投手が今日投げられない事情があったのかは分かりませんが、二人ともいつも通りと言って良い投球は見せてくれたと思います。

 

惜しむらくはロペス選手へのあの一球。

やはり9回、1点差だとああいう球を投げてしまうのでしょうか。。。

吸い寄せられるように外を狙った球が真ん中高めに入っていきましたね。

 

一発逆転サヨナラのランナーを出したくない気持ちはわかりますが、同時に一発だけは避けなければいけない場面でもありました。

 

また中田投手の喫したサヨナラ劇。

先頭の戸柱選手にフォアボールを与えてしまったのが一因ですが、粘られての10球目でのフォアボールなので少し意味合いが違うかなとも思います。

戸柱選手の粘りが上回ったということでしょう…

 

 

打線は序盤、最高の形で得点を重ねました。

初回、ランナーがいなくなってチャンスが潰えたかという場面での丸選手、鈴木誠也選手の連続アーチ。

昨日のお返しと言わんばかりの先制劇でした。

 

さらに2回。

ラッキーな内野安打をきっかけに不安定なウィーランド投手を立ち直らせることなく、 畳みかける攻撃でさらに3点を追加して5点リード。

これ以上ない立ち上がりの展開だったと思います。

 

しかしその後は鈴木誠也選手負傷交代の流れもあってか、菊池選手・丸選手の連打で1点こそ追加しますが、終盤突き放すことはできませんでした。

菊池選手の2打席連続の送りバント失敗や(菊池選手は今シーズンここまで送りバントの失敗はわずかに1つでした)、代役で4番に入った岩本選手もダブルプレーやチャンスで凡退と、どうもいつもの攻撃ができなかったように思います。

 

確かに選手層は厚いのですが、5月に菊池選手が膝の状態が悪く欠場した際にもちぐはぐな試合をしてしまったように主力野手の代わりはいないということでしょうか。

 

どうも追加点を奪えないこととリードを吐き出すことを同時に続けてしまっています。

完全に悪い流れとしか言いようがありません。

長いシーズンこういう時期もあります。

 

しかし今月は日程の影響もあってか、選手から疲労を強く感じる試合が続きますね…、

尾を引きそうなリードした終盤からの逆転、サヨナラ負け。

 

白星1つ取るまで、また正念場が続きそうです。

 

8/24の試合展望

予告先発はカープが中村祐太投手、ベイスターズは今永投手です。

 

中村祐太投手は今シーズンここまで9試合に先発し4勝2敗、防御率は3.71です。

先週、3週間ぶりの1軍マウンドとなったスワローズ戦では6回無失点に抑え、勝利投手となっています。

 

ベイスターズ戦はここまで1戦、6回2失点で1勝。

対戦成績が少ないので何とも言えませんが、苦手意識はないはずです。

明日は中5日、初の横浜スタジアムのマウンドで復調傾向のベイスターズ打線が相手と難しい登板になりそうですが、何とか試合を作るピッチングに期待しましょう。

 

対する打線の相手は今永投手です。

ここまで18試合に先発し、10勝5敗、防御率は2.50。

先週のドラゴンズ戦では7回無失点に抑え勝利投手となり、自身初のシーズン二けた勝利を挙げています。

カープはここまで3度対戦し、完封負けこそ喫していますが喫したのはその1敗のみ。

 

しかし防御率は2.38と抑え込まれているのに加えて、今永投手は登板5連勝中。

全てQS達成に加えて、7回無失点2度、7回1失点、7回途中無失点、6回3失点と好調が伺えます。

ホームランが出ないと複数得点は期待できないと言って良いくらい安定した登板を続けており、明日も苦戦する可能性は高そうです。

 

明日から鈴木誠也選手が抹消され、4番以降は流動的になりそうな中、新井選手の久々4番での起用はあるでしょうか。

 

明日が中5日の中村祐太投手ということは明後日、ドラゴンズとの初戦はジョンソン投手の復帰戦となる可能性が高そうですね。 

とにかく、分の悪そうな明日の試合ですが何としても勝って嫌な流れを払拭しましょう!

 

連夜のサヨナラ負けに加えて鈴木誠也選手の長期離脱がほぼ決定的になる中、一番つらいのはカープの選手たちです。

鈴木誠也選手本人も打点王のタイトルが見えていた優勝争いの佳境に、本当に悔しい離脱でしょう。

 

4番としてすっかり頼もしくなってきていた鈴木誠也選手の離脱でファンも心が折れそうな今、それでも一番つらいのはカープの選手たち、何より鈴木誠也選手本人です。

 

何とか声援を送り続け、チームを少しでも勇気づけましょう。

そんなことしかできません。

 

こんな時だからこそ、何としてもチーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!

 

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