8/17のカープ試合速報です、タイガース戦は4-5でカープが敗れました。
打線は初回、今日も丸選手のタイムリーで1点を先制します。立ち上がりを無失点に抑えた福井投手ですが3回、8,9番に四球を与えてピンチを招くと北條選手、福留選手にタイムリーを浴び逆転を許すと、5回も2四球が絡んで2点を献上し1‐4と劣勢に立たされます。それでも6回に鈴木誠也選手の犠牲フライや安部選手のタイムリーで同点に追いつきますが、最後は中田投手が力尽きサヨナラ負けのカープ。連勝は4でストップです。
試合記録
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 |
阪神 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1X | 5 | 9 | 0 |
投手情報
勝利投手 ドリス (2勝3敗29S)
敗戦投手 中田 (2勝2敗0S)
セーブ なし
広島 福井 、ブレイシア 、ジャクソン 、中田 - 會澤 、石原
阪神 岩田 、桑原 、高橋 、マテオ 、ドリス - 坂本 、梅野
本塁打 なし
試合概要
試合は福井投手、岩田投手の先発で始まります。
カープは初回、先頭の田中選手がフルカウントからフォアボールを選んで出塁すると、菊池選手レフトフライで1アウトから盗塁を決めて先制のチャンスを作ります。
ここで丸選手3ボールからまっすぐに絞っていたか、真ん中のストレートをセンターへはじき返すタイムリーヒットで今日も初回に先制します。
一方、福井投手の立ち上がり。
先頭の西岡選手レフトへのヒット、北條選手送りバントで1アウト2塁の形を作られますが、福留選手見逃し三振、ロジャース選手をセンターフライに打ち取りピンチを脱します。
2回を三者凡退に押せえて迎えた3回裏の福井投手。
先頭の坂本選手にフォアボールを与えると、岩田投手にバントをさせず2球で追い込みながらそこから4球ボールが続いてフォアボール。
ノーアウト1,2塁と最悪の形で1番に打順が戻ります。
西岡選手を初球で高いバウンドのファーストゴロに打ち取る間にランナーがそれぞれ進塁して1アウト2,3塁。
ここで北條選手に追い込んでからボールゾーンに落ちるフォークに食らいつかれ、センター前に落とされるタイムリーで同点に追いつかれると、福留選手も2球で追い込んでから外のフォークをレフトへ運ばれる逆転タイムリー。
続くピンチはロジャース選手をファーストゴロダブルプレーに仕留めたことで脱しますが、2点を奪われ1‐2と試合をひっくり返されます。
さらに5回の福井投手。
先頭打者だった岩田投手にまたしてもフォアボールを与えて出塁を許すと、1アウトから北條選手にもフォアボールを与えて1アウト1,2塁のピンチを招きます。
ここで福留選手に1‐1から内角のカットボールをライトへのツーベースとされ1点を失うと、ロジャース選手にはセンターへの犠牲フライを許し、1‐4と突き放されます。
反撃に出たい打線は6回の表、1番からの攻撃を迎えます。
先頭の田中選手がレフトへのヒットで出塁すると、菊池選手が追い込まれながらもレフトへはじき返して、ノーアウト1,3塁のチャンスを作ります。
丸選手の打席で菊池選手が盗塁を決めノーアウト2,3塁となると、丸選手はフルカウントから外の逃げていくスライダーにバットを止めてフォアボールを選び満塁。
最高の場面で4番に打席を回します。
ここで鈴木誠也選手は3-1から高めに浮いたスライダーを振りに行って、高く上がるライトへの犠牲フライで1点を返し、なおも1アウト1,3塁。
松山選手への3-1からの5球目、外のスライダーがワンバウンドで外れるとこれがワイルドピッチとなり、菊池選手がホームに帰って1点差。
松山選手はフォアボールで塁に出て、なおも1アウト1,2塁と同点のチャンスが続きます。
ここでタイガースは桑原投手へ交代。
新井選手が1‐2からの4球目、内角低めのスライダーに空振り三振に倒れて2アウトとなりますが、安部選手が2ボールから高めのストレートを振り抜くと打球は一二塁間を破る同点のタイムリーヒット。
続くチャンスは代打の西川選手がセカンドゴロに倒れて逸しますが、カープが一気に4-4と試合を振り出しに戻します。
その裏のカープのマウンドにはブレイシア投手。
先頭の鳥谷選手にレフトへのヒットを許し、大山選手に送られ1アウト2塁のピンチを迎えます。
しかし、代打の糸井選手を高めの152km/hストレートで空振り三振に打ち取ると、代打の伊藤選手に粘られながらも2‐2からの8球目、外角高めのスライダーでライトフライに打ち取り勝ち越しを許しません。
7回のカープは高橋投手相手に田中選手のヒットと、丸選手のフォアボールで2アウト1,2塁のチャンスを作り鈴木誠也選手。
1‐2と追い込まれながらもファールで粘って迎えた7球目、低めのフォークでファーストフライに打ち取られこちらも勝ち越しのチャンスを逸します。
その裏をジャクソン投手が三者凡退に抑えますが8回をマテオ選手に無得点に抑えられます。
8回もイニングをまたいだジャクソン投手が上がって鳥谷選手にヒット1本許しながらも大山選手を低めのストレートでレフトフライに打ち取り無失点。
試合は同点のまま9回に入ります。
9回のカープはドリス投手相手に2三振を含む三者凡退に打ち取られ無得点。
その裏のマウンドには中田投手。
先頭の俊介選手に低めボール気味のフォークをレフトへヒットとされると、梅野選手の送りバントで1アウト2塁のサヨナラのピンチを迎えます。
西岡選手を敬遠気味のフォアボールで歩かせて迎えた北條選手。
追い込みながらも粘りに粘られ2‐2から迎えた10球目の低めのフォークをレフト前ヒットを許して満塁。
最後は福留選手に外のフォークをセンターへ打たれ犠牲フライでサヨナラ負け。
同点に追いつきながらも勝ち越せなかったカープの連勝は4でストップです。
試合感想
福井投手は岩田投手へ与えたフォアボールがいずれも失点に絡む、内容的には残念な登板となりました。
2失点ずつ喫した3回、5回ともに2四球を与え、ホームに返したランナーはそのフォアボールで出したランナーでした。
それもピッチャーの岩田投手と打率2割前後の坂本選手、北條選手に与えたもの。
打ち取っておきたい選手にフォアボールを出して中軸をピンチで迎えれば、それは失点する可能性が高くなりますよね。
今日は招いたピンチでその高い確率をいずれも引いてしまったということです。
前回登板で意地を見せてくれつつあっただけに(1球の判定に泣いてその後のインスタ炎上騒動がありましたが)、今日の投球内容は残念でした。
ジョンソン投手の復帰が迫っていることもあり、次回のチャンスがあるかは分かりませんが、相当厳しい立場に置かれたことは間違いないでしょう。
明日登録抹消されても驚きません。
しかしまだ29歳、若い投手陣にあって年長組にはなりますがまだまだ老け込むような年ではありません。
また9勝を挙げた年のようなピッチングを見せてくれることを期待したいと思います。
それにしても6回、ビハインドの展開ということで準備していたであろうブレイシア投手を同点に追いついてもそのまま起用したのには少し驚きました。
それと同時に今日は連投していた一岡投手、中崎投手、今村投手の勝ちパターンの投手の3連投を避ける方針であることが伝わってきました。
その期待に応えてブレイシア投手がピンチを招きながらも無失点、ジャクソン投手もイニングをまたいで2イニングを無失点に抑えてくれました。
最後は中田投手が犠牲フライを打たれてサヨナラ負けを喫しましたが、粘りに粘ってチャンスを拡大した北條選手が今日は上回りましたね。
先頭の俊介選手に打たれたフォークもボールゾーンの低めの球でしたし、許したヒット2本はいずれも中田投手の失投というよりも相手が上手かったというべき打席だったと思います。
打線は今日も初回から機能してくれましたし、劣勢の立たされる苦しい展開でもワンチャンスをものにして一気に同点まで持って行ってくれました。
特に安部選手の同点タイムリーは西川選手にレギュラーを奪われてなるものかという気持ちの見えるタイムリーでしたね。
その直後に代打で西川選手を起用する緒方監督の采配はしびれましたが、残念ながら今日は結果を残せませんでした。
結果的にはこの回と、次の7回のチャンスで勝ち越せなかったことが響きましたが、タイガースも勝ちパターンの投手を総動員して3連敗だけは阻止しようという気持ちを見せつけられましたね。
負けは負け、切り替えてマツダスタジアムに戻って勝ちを目指しましょう。
8/18の試合展望
明日からカープはマツダスタジアムに帰ってスワローズとの3連戦です。
予告先発はカープが中村祐太投手、スワローズはブキャナン投手です。
中村祐太投手は今シーズンここまで8試合に先発し、3勝2敗、防御率は4.30です。
前回1軍マウンドは7/27のジャイアンツ戦、その時は4回途中4失点でKOされ、以降2軍で調整を続けてきました。
交流戦優勝をかけたソフトバンクとの1戦でリズムを崩したか、以降はあまり結果を残せずに2軍に落ちてしまいましたが、一時期は先発6番手としてローテーションを回り、試合をそれなりに作ってくれていた投手です。
前回の2軍戦でも5回を投げてソロホームランによる自責点1と結果を残して、満を持しての再びの1軍マウンドです。
ここで結果を残せれば、復帰が近づくジョンソン投手が昇格してもローテーションに残れるでしょう。
期待しましょう!
対する打線の相手はブキャナン投手です。
ここまで20試合に先発し、6勝9敗、防御率は3.45。
先週のドラゴンズ戦では9回2失点で完投勝利を挙げています。
カープは7/28に対戦しており、その時はブキャナン投手の状態が底だったこともあり、6回で5点を奪いKOしています。
しかし、8月に入って底を脱して復調気配を見せているブキャナン投手。
前回対戦時のようにはいかないと思います。
ここ3戦のように、久々の1軍マウンドとなる中村祐太投手に初回に先制点をプレゼントしたいですね。
先発ローテーションに目途をつけるためにも、打線の援護に期待したいですね。
チーム一丸で目の前の一戦一戦を頑張ろう、カープ!
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