僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

8/1のカープ リリーフ陣が1点を守り抜く 逆転許さず守備妨害で試合終了 阪神戦

8/1のカープ試合速報です、タイガース戦は4-3でカープが敗れました。

初回、カープは岩貞投手の立ち上がりを攻め、鈴木誠也選手のタイムリーとエルドレッド選手の2点タイムリーツーベースで3点を先制します。4回には會澤選手のタイムリーで追加点を挙げますが、5回に2点を返されると7回には中田投手が不運なランニングホームランを浴びてついに1点差にまで迫られます。しかし中田投手、中崎投手、今村投手が踏ん張って1点差で逃げ切り勝ち。カード初戦を取りました。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3 8 1
広島 3 0 0 1 0 0 0 0 X 4 6 0

 

投手情報 

勝利投手 野村 (7勝4敗0S)

敗戦投手 岩貞 (4勝8敗0S)

セーブ   今村 (1勝1敗19S)

阪神 岩貞、岩崎、松田、高橋、マテオ - 坂本、梅野

広島 野村、中田、中崎、今村 - 會澤

本塁打   上本6号(7回表ソロ)

 

試合概要

試合は野村投手、岩貞投手の先発で始まります。

   

野村投手の立ち上がり。

先頭の西岡選手にセンター前ヒットを許しますが、上本選手・福留選手・ロジャース選手を三者連続空振り三振に斬って取り、無失点で立ち上がります。

 

一方のカープの初回の攻撃。

岩貞投手から田中選手が粘って8球目でフォアボールを選んで出塁すると菊池選手がセーフティ気味に送って1アウト2塁のチャンスを作ります。

 

続く丸選手はフルカウントからフォアボールを選んで1, 2塁とチャンスを広げて打席には鈴木誠也選手。

1ボールからの2球目、真ん中高めに入ってきたカットボールを打ち返すと、打球はショート頭上を抜くライナー性のタイムリーヒット。

カープが先制に成功します。

 

なおも1, 2塁のチャンスで松山選手は内角へのストレートでレフトフライに打ち取られて2アウトとなるも、続くエルドレッド選手がフルカウントから外の低めへのチェンジアップに体を残して反応すると打球は左中間への2点タイムリーヒットとなり、貴重な追加点を奪います。

 

初回に3点を援護してもらった野村投手は2, 3回を三者凡退に抑える快調なピッチングを披露。

対する岩貞投手も立ち直り2, 3回は三振4つを含む三者凡退。

試合は一度落ち着きます。

 

 

 

 

野村投手の4回。

2アウトからロジャース選手に粘られフルカウントからフォアボールを与えると、中谷選手には2ボールから外のカットボールをセンターへのエンタイトルツーベースを打たれ2, 3塁のピンチを迎えます。

鳥谷選手にフォアボールを与えて満塁となって打席には大和選手。

 

1ボールからの低めのチェンジアップでセカンドゴロに打ち取り何とか無失点で凌ぎます。

 

すると打線はその裏。

松山選手のセンターへのヒットとエルドレッド選手のデッドボールでノーアウト1, 2塁のチャンスを作ると、安部選手が追い込まれながらも低めのカットボールに食らいつきショートゴロとなりますが1アウト1, 3塁とチャンスを広げます。

 

ここで會澤選手が粘って粘ってフルカウントで迎えた10球目、外角低めのスライダーに食らいつくと、鈍い当たりでしたが気持ちが乗り移ったかのように打球は三遊間を破っていくタイムリーヒット。

貴重な追加点でリードを4点に広げます。

 

なおも1アウト1, 2塁の場面で野村投手がきっちり送って2アウト2, 3塁とすると田中選手のデッドボールで満塁となります。

この場面で菊池選手は初球打ち、外角のスライダーを打ちに行きましたがサードゴロに倒れて更なる追加点とはなりません。

 

野村投手の5回。

先頭の坂本選手をサードゴロに打ち取ったかに見えましたがイレギュラーで内野安打となり出塁を許すと、代打の大山選手に初球の内角シュートをレフト前にはじき返されてノーアウト1, 2塁のピンチを迎えます。

 

さらに1番の西岡選手にも1ストライクからの低めのチェンジアップをセンターに運ばれてノーアウト満塁とピンチが広がります。

迎えた上本選手は初球のスライダーをライトフライ、これが犠牲フライとなって1点を返されなおも1アウト1, 3塁と場面は変わります。

 

迎えるは福留選手。

1-2と追い込んでの4球目、外角低めのボール気味のチェンジアップをレフトへ運ばれ、タイムリーとなり2点目を失います。

 

ロジャース選手は内角へのシュートでショートゴロに打ち取り2アウト1, 3塁となりますが、中谷選手に粘られてフルカウントからの10球目でフォアボールを与えて再び満塁となります。

しかし、鳥谷選手を初球の外角へのチェンジアップでショートゴロに仕留めて何とか2点でこの回を凌ぎます。

 

野村投手が6回を三者凡退に抑えると、2点リードの7回からは中田投手がマウンドに上がります。

1アウトを奪って迎えた上本選手。

 

2-1から真ん中低めのストレートを打ち上げさせ、松山選手が落下点に入ったようでしたが打球が風に流されどんどんセンター方向へ。

フェンス際だったこともあり、松山選手は何とかグラブには当てますが、丸選手もバックアップのために空いていたセンター方向へ大きく打球を弾いてしまいます。

丸選手が追いかけますが上本選手はこの間に快足を飛ばしてベースを一周、ランニングホームランとなり中田投手にとっては不運な形で1点を返されます。

 

しかし気を取り直して、福留選手を空振り三振。

ロジャース選手にはフォアボールを与えますが中谷選手からも三振を奪って後続を断ち切ります。

 

その裏のカープは1番の田中選手からの攻撃。

タイガース4人目の高橋投手から田中選手が外角ストレートをレフトへ流し打つと、左打者特有の切れていく打球に西岡選手が反応しきれず落球。

相手のエラーで出塁します。

 

菊池選手が送って1アウト2塁としますが、丸選手は低めのストレートにレフトフライ。

続く鈴木誠也選手も外のスライダーにレフトフライに倒れてチャンスを生かすことができません。

 

8回のマウンドには中崎投手。

先頭の鳥谷選手を1-2と追い込みますが、そこから粘られてフォアボールを与えて出塁を許します。

 

しかし、大和選手が外角高めのボール気味のストレートをバントして打ち上げキャッチャーへのファールフライで1アウトを奪うと、代打の伊藤選手を高めのストレートでセカンドゴロダブルプレーに打ち取って1点差を守ります。

 

最終回のマウンドには今村投手。

先頭の梅野選手は初球のスライダーでサードゴロに打ち取り1アウト。

続く西岡選手には2-2からの5球目、外の高めに浮いたストレートをレフトへはじき返され出塁を許します。

 

続く上本選手にはファールで粘られますが、低めのフォークで空振り三振に仕留めるとスタートを切っていた西岡選手を刺すために會澤選手がセカンドへ送球。

この送球時に上本選手に手が当たり、この行為が守備妨害となり3アウトでゲームセット。

 

やや変則的な試合の終わり方でしたが1点差で逃げ切りカード初戦を取りました。

 

 

試合感想

今日投手陣が良く粘ってくれました。

野村投手は今日もしっかり試合を作ってくれました。

タイガース打線に粘られ球数はかさみましたが6回117球6安打3四球で2失点。

 

特に4回、5回とランナーを出されて苦しいピッチングでしたが打線の援護にも守られて、連勝で7勝目。

まだ8月の頭ですから2桁勝利も十分に見えてきましたね。

 

しかし今日はリリーフ陣でしょう。

中田投手は、一岡投手がこの間打球直撃の影響でしょうか、今日は勝ちパターンの7回で起用されました。

 

不運なランニングホームランで1点こそ返されましたが、いつも通りのピッチングを披露してくれて、動揺を抑えてその後をきっちり打ち取ってくれましたね。

あの当たりはプロなら取ってもらいたいところではありますが、フェンス際でしたし風にどんどん流されていく当たりで難しかったのは間違いないですね。

 

弾いた当たりが勢いよく誰もいないセンター方向へ転がっていったのは不運でした。

それにしても打球を弾いた後にフェンスに激突した松山選手が大事に至らなさそうで何よりです。

 

中崎投手・今村投手もランナーを背負う嫌な展開でしたが抑えきって、逃げ切り勝ち。

 

タイガースに追い上げられるとあの嫌な記憶がよみがえりますが、それを見事に断ち切ってくれたリリーフ陣が今日の試合のヒーローだと思います。

本当に素晴らしかった!

 

 

打つ方では岩貞投手を初回に攻略。

先月はなかなか初回に点を奪えずに苦労しましたが、今日は立ち上がりから好機を逃さずに野村投手を援護しました。

 

鈴木誠也選手は後半に入って同点、僅差の場面できっちり価値あるタイムリーを打ってくれています。

今日も貴重な先制打で打点王争いをリードしています。

このままチームの勢いにものってタイトルを取ってもらいたいですね。

 

そして大きかったのはエルドレッド選手の一打。

追い込まれてタイミングを外されそうな球でしたが、頭に入っていたか、下半身をしっかり残して長いリーチも生かしてバットですくい上げてくれました。

展開的にあそこで1点で終わらなかったのが勝ちに結び付いたと思います。

 

そして會澤選手の泥臭い一打。

中盤、試合が硬直する中で粘って粘って好投の野村投手をバットでも援護しました。

3割近い打率を残す打てる捕手が8番に座っていることは間違いなく他チームに対する大きなアドバンテージの一つです。

 

身体を張った守備に少々の痛みでは音を上げない辛抱強さ、ついに掴みかけている正捕手の座はもう目前です。

今後のますますしびれる場面で石原選手からさらに良いところを吸収しながら、どっしりと扇の要に今後も座ってもらいましょう。

 

それにしても週の初めからしびれるナイスゲームでした!

 

8/2の試合展望

明日の予告先発はカープが大瀬良投手、タイガースは小野投手です。

 

大瀬良投手は今シーズンここまで16試合に先発して7勝0敗、防御率は2.95です。

先週のジャイアンツ戦では7回1失点に抑えて勝利投手となっています。

 

シーズンも8月に入って終盤に差し掛かろうというところですがいまだ無敗の大瀬良投手。

試行錯誤の末7月中旬から元・ホークス斎藤和巳氏の投球フォームを参考に微修正を加えたことで軸足に体重が乗るようになったそうで、直球の質が上がり投球内容も上向いています。

 

タイガース戦は今シーズン2戦2勝、防御率も1.88と上々。

明日も好投で、開幕以来の自身の連勝を伸ばしてもらいましょう!

 

対する打線の相手は小野投手です。

ここまで9試合に先発し、0勝6敗、防御率は4.74。

前回ベイスターズ戦では5回4失点で敗戦投手となっています。

 

ルーキーながら先発ローテーションに定着してそれなりのピッチングを見せていますがいまだにプロ初勝利には恵まれていません。

カープは後半戦の開幕カードで対戦しており、その時は6回途中2得点。

 

5回までわずか1安打と抑え込まれましたが、6回に3連打で1点を返したところで降板に追い込みましたが、打ち込んでいる印象はありません。

明日は2度目の対戦になるので抑えられた前回よりはややカープ打線に分がありそうですが、それでもどう転ぶかはやってみないと分かりません。

 

今日のように先行する展開に持ち込めるよう、打線には連日の早い回での援護を期待しましょう。

 

チーム一丸で一戦一戦、明日も頑張ろう、カープ!

 

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