僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

6/23のカープ リーグ再開初回から隙の無い攻撃 ジョンソンも制球面を修正 阪神戦

6/23のカープ試合速報です、タイガース戦は13-3でカープが勝ちました。

打線は初回、3回と連打と無駄のないアウトでまだ本調子ではないジョンソン投手をきっちり援護しました。5回には3発で試合を決定づけました。ジョンソン投手は打線の援護と野手の好守に助けられ、今シーズン最長の7回まで投げ切りました。

リーグ戦を最高の形で再スタートを切ったカープ、がっちり首位をキープです。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 1 0 0 0 0 2 0 3 11 1
広島 3 0 2 0 8 0 0 0 X 13 17 0

 

投手情報 

勝利投手 ジョンソン (2勝2敗0S)

敗戦投手 メッセンジャー (7勝3敗0S)

セーブ   なし

阪神 メッセンジャー、柳瀬、山本、岩崎 - 梅野

広島 ジョンソン、加藤、九里 - 石原

本塁打   丸13号(5回裏2ラン)、エルドレッド17号(5回裏2ラン)、菊池4号(5回裏満塁)

 

試合概要

試合はジョンソン投手、メッセンジャー投手の先発で始まります。

  

ジョンソン投手は立ち上がり、内野ゴロ2つと外野フライで三者凡退で抑えます。 

早めに援護したい打線はその裏、メッセンジャー投手の立ち上がりに襲い掛かります。

先頭の田中選手が初球、外角高めのストレートをはじき返すと、打球は福留選手のジャンピングキャッチ及ばずフェンス直撃…でもボールがない!

 

何とレフトフェンスのラバーに穴が開いていてそこにすっぽり打球がはまっていたようです、記録はツーベースとなりノーアウトランナー2塁といきなりチャンスを作ります。

 

続く菊池選手はここも初球、三塁線へのセーフティバントでオールセーフ、ノーアウト1, 3塁と先制のチャンスを広げます。

 

ここで打席には交流戦首位打者の丸選手。

粘ってフルカウントで迎えた7球目、低めのストレートを振り抜くと打球はワンバウンドでレフトスタンドに飛び込むエンタイトルタイムリーツーベースで1点を先制、なおもノーアウト2, 3塁と立て続けに攻め込みます。

 

 

鈴木誠也選手は2ボール1ストライクから内角高めのストレートを右方向へおっつけ、ライトへの犠牲フライで2点目、なおも1アウト3塁。

続く松山選手は初球低めの難しいフォークをとらえるとセンターへ飛距離十分の犠牲フライ、アウトにはなりますがきっちりランナーを進めて点差を3点に広げます。

 

援護を受けたジョンソン投手ですが、2回、ショートへの内野安打とライト前ヒットでノーアウト1, 2塁のピンチを招きます。

迎えた鳥谷選手をフルカウントから外のカットボールをひっかけさせセカンドゴロダブルプレーに打ち取ると、大和選手を追い込んでから低めのカーブでショートゴロに打ち取りピンチを脱します。

 

ジョンソン投手は続く3回にもピンチを招きます。

先頭の梅野選手にライト前ヒットを許すとメッセンジャー投手の送りバントで1アウト2塁の場面を迎えます。

先頭に返って高山選手は内角のシュートで詰まらせ、セカンド手前でバウンドする難しい打球、これを菊池選手がきっちり処理し、セカンドランナーも2塁にくぎ付けで2アウト2塁。

 

続く上本選手はレフトへ抜けるかと言う当たりでしたが、田中選手が上手く止めて内野安打で1, 3塁。

打席には糸井選手を迎えます。

 

追い込んでから迎えた5球目、外のナックルカーブをセンター前に上手くはじき返されました。

この回3本目のヒットを許し1点を返されますが、福留選手を内角低めのシュートで見逃し三振に仕留め、何とか続くピンチは脱します。

 

突き放したい打線はその裏、田中選手がフルカウントから真ん中付近のストレートをセンター前にはじき返して塁に出ると、菊池選手もライト前ヒットでつないでノーアウト1, 2塁と攻め込みます。

 

丸選手のセンターフライの間に田中選手が3塁に進むと、打席には鈴木誠也選手。

追い込まれながらも外のスライダーに食らいつきライトへのタイムリーを放って4-1、なおも1アウト1, 3塁と攻め立てます。

 

松山選手は2ボールから初回に続き低めのフォークをセンターへの飛距離十分の犠牲フライ、点差をきっちり4点に広げます。

 

打線の援護に守られたジョンソン投手は4回を石原選手が盗塁を刺したこともあり3人で終えると、5回、2本のヒットは許しますが、ライト前ヒットで1塁から3塁を狙った高山選手を鈴木誠也選手のレーザービームで刺して3アウト、バックの守備にも盛り立てられ、5回まで1失点で抑えます。

 

すると打線はそ5回の裏、代わった柳瀬投手に襲い掛かりました。

菊池選手のライト前ヒットでノーアウト1塁から、丸選手が低めのシュートを上手く回転して拾い上げると打球は打った瞬間というライトスタンドへのホームラン、2点を追加します。

 

さらに1アウトから松山選手がツーベースで出塁するとエルドレッド選手が1-1から外のスライダーをリーチを生かしてすくい上げると今度はレフトスタンドへのツーラン、さらに2点を追加します。

 

最後は安部選手のツーベースと2つのフォアボールで作った2アウト満塁のフルカウントから菊池選手、外のストレートを振り切ると打球はバックスクリーンに飛び込むグランドスラム、この回3発で8点を奪い、13-1と試合を決定づけます。

 

援護に守られたジョンソン投手は6回、7回とヒットとフォアボールで1人ずつランナーを許しますが0で抑えてお役御免。

 

8回は加藤投手。

ここでまた悪癖が顔をのぞかせました。

先頭の上本選手をストレートのフォアボールで歩かせると、糸井選手には1ボールからストレートに的を絞られレフトへのヒットを許します。

続く糸原選手もストレートのフォアボールで歩かせたところでベンチは早々に九里投手へスイッチ。

 

九里投手は原口選手のライトへの犠牲フライ、鳥谷選手のファーストゴロの間に2点を失いますが、ノーアウト満塁から3人できっちり打ち取り、試合の流れを渡さない見事な火消しを披露。

 

9回もそのまま続投し、2アウトからツーベースこそ許しましたがきっちり無失点に抑えてゲームセット。

 

リーグ戦再開となるタイガース3連戦の緒戦を快勝したカープ、幸先良い再スタートを切りました。

 

 

試合感想

打線は休養明け早々から素晴らしい攻撃を見せてくれました。

メッセンジャー投手の球が切れていなかったこともありますが、長打2本と犠牲フライ2つでアウトになりながらもきっちりとランナーを進める攻撃でいきなり3点。

 

さらにジョンソン投手が点を取られた直後にも1, 2番で作ったチャンスに、交流戦の優勝争いの渦中には得点圏で苦しみ抜いた若き4番が追い込まれながらもしぶとく食らいつくタイムリーに好調松山選手の2打席連続犠牲フライ。

この回も無駄なアウトは全くありませんでした。

 

極めつけは5回の一発攻勢。

丸選手の個人的には一番きれいだと思う形(やや内角寄りの低めのボールを上手く回転でバットに乗せる形)でのライトスタンドへのホームラン、エルドレッド選手の得意な形(外の緩い変化球をすくい上げる形)でのレフトスタンドへのホームラン、最後は菊池選手のパンチ力をみせつけるバックスクリーンへの満塁ホームラン。

3者3様の素晴らしいホームランショーでした。

 

不調だった安部選手にも3本ヒットが出ましたし、明日からも打線は引き続き期待ができそうです。

 

 

投げてはジョンソン投手。

やはりまだ本来の球威を取り戻すには時間がかかりそうですが、今日はその中でもきっちり制球を修正してきたところを見せてくれました。

 

相手の盗塁死や走塁死も含め、味方の守備に大いに助けてもらいましたが、7回を投げて108球9安打1四球1失点。

大量リードに守られ、万全でない中でできる仕事をしっかり果たしてくれました。

 

相変わらずのテンポの良さで試合も3時間とちょっとで終了。

個人的にはジョンソン投手の数字に表れない大きな貢献だと思います。

長いシーズン、短めの試合時間で長めに体のケアをできる試合も必要です。

 

オールスター明けくらいまでは今日のようなピッチングが続く気がします、後半戦から状態が上がってきてくれればいいのですが…。

責任感の非常に強いピッチャーですからやってくれることを期待しましょう!

 

加藤投手は…2軍で中継ぎに転向してから制球面の課題を克服しつつあると聞いていたのですが、今日はバランスを崩していました。

前回登板時は良かったのですが、まだまだその日の調子に合わせて修正する力まではないということでしょうか。

 

イップスになっていないことを祈るばかりです。

球威は折り紙付きなだけに、投手陣に余裕のある今のうちにじっくりフォームを固めて課題の克服に取り組んでもらいたいところです。

 

九里投手は中継ぎ転向してから登板過多気味でしょうか。

今日も2イニングを投げる形となってしまいました。

良い投球を見せてくれているだけに、明日は他の投手に任せてゆっくり休んでもらいましょう。

 

6/24の試合展望

予告先発はカープが薮田投手、タイガースは能見投手です。

 

薮田投手は今シーズンここまで26試合に登板6勝1敗3H、防御率は6.52。

前回登板となったオリックス戦では自身最高のピッチングを披露し、8回無失点11奪三振で自身先発転向後3戦3勝となりました。

  

先発転向後、絶好調の薮田投手、明日のポイントはとにかく制球面、特に四死球の数でしょう。

休養十分で迎えられる登板なだけに球威の面での心配はあまりしていません。

心配なのは登板間隔があいたことで球が上ずらないか、です。

 

好調な打線の援護と自身の球威を信じて明日も気持ちよく投げ込んでもらえたらと思います。

 

対する打線の相手は能見投手です。

ここまで11試合に登板、2勝3敗ながら防御率は2.71。

前回登板となったライオンズ戦では5回4失点で敗戦投手になっています。

 

ここ2試合やや調子を落としている能見投手が相手になります。

カープ戦はここまで3試合に登板し、1勝1敗、防御率は3.21。

とらえきる前に相手の早めの継投もあり、上手くかわされている印象です。 

 

明日は松山選手に変えて新井選手を起用する形になるでしょうか。

とにかく今日同様、早い回に捕らえて先行する展開に持ち込みたいところです。

これまでの対戦同様、のらりくらりとかわされているうちにタイガース得意の僅差での継投での逃げ切りを図られる展開だけは避けたいところ。

 

ランナーはそれなりに出せるでしょうから、あとはそれをいかに大事に進めていけるか。

大丈夫かとは思いますが、今日の一発攻勢で大味な打撃にならないようにだけ、今日の序盤のような素晴らしい攻撃を明日もまた見せてほしいところです。

 

非常に良い形でリーグ再スタートを切れたカープです。

引き続き、一戦一戦、チーム一丸で明日も頑張ろう、カープ!

 

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