カープの劇的な試合の余韻冷めやらぬ中ですが、どうしても明日の則本投手の登板の前にあげたい記事があったので連投になります。
皆さんご存知のように則本投手が8試合連続二桁奪三振のプロ野球記録を達成・継続しています。
今回はこの記録がどれほどすごいのかと合わせて、カープの連続二桁奪三振記録保持者について紹介したいと思います。
則本選手が8試合連続二桁奪三振のプロ野球記録を達成・継続しています。
従来の記録は、平成のメジャーリーグのパイオニア、あの野茂英雄投手がプロ2ねんっめの1991年近鉄時代に記録した6試合連続、それを2試合も更新している則本投手の記録のすごさがお分かりいただけるかと思います。
ただ野茂投手もすごいです。
従来の記録だった6試合連続のほかに5試合連続を2回 (1990年と1993年)、4試合連続を5回達成しているということ。
特に1991年は従来の日本記録の6試合連続二桁奪三振を記録した時期とは別に、2度も4試合連続二桁奪三振を記録しています、さらにルーキーイヤーだった1990年には3度の4試合連続二桁奪三振を記録…化け物ですね…
二桁奪三振を記録するには当然長い回を投げれば投げるだけチャンスは広がりますが、連続してある程度長い回を投げるには、それだけ安定したピッチングを続ける必要があります。
半分のアウトを三振で奪うとしても、20のアウト、大体7回まで投げる必要があります。
それを8試合連続で続ける、それだけでも大変なことです。
則本投手の8試合での投球イニング数を見ると、最低7回、完投2回(うち1完封)、平均で8回を投げています。
それだけでもすさまじい記録ですよね、一度でもKOされればそこで記録はストップ、長い期間にわたって安定したピッチングを続けることが最低ラインになっている記録です。
ちなみに海の向こうのメジャーリーグ記録はというと、則本投手の記録と同じ8試合連続が3度記録されています。
1999年:ペドロ・マルティネス(レッドソックス)
2015年:クリス・セール(ホワイトソックス)
2017年:クリス・セール(レッドソックス)
海の向こうではクリス・セール投手が今年、則本投手より一足先に(5月に)自身二度目の8試合連続二桁奪三振を記録しました、
残念ながら記録更新を狙った5/24のレンジャース戦では8回途中6奪三振で記録はストップしています。
今週、今度の登板で記録更新のかかる則本投手はどうなるでしょうか(リーグが違うので当然単純比較はできませんが、大リーグ記録を抜けるかという点は当然注目されると思います)。
さて、その一方でカープの球団記録が気になったので調べてみたところ、紀藤真琴投手が1994年に記録した4試合連続二桁奪三振が最高のようです。
1994年は紀藤投手が本格的に先発投手としてローテーションを回った最初の年で16勝5敗防御率は3.97、自身初のオールスターゲームにも出場しています。
4試合連続二桁奪三振を記録した8月には月間MVPも獲得しており、紀藤投手にとって大きく飛躍した年と言えそうです。
この年から紀藤投手は3年連続二桁勝利を挙げるなど、1990年代中盤のカープ投手陣を支えます。
その後、2000年オフに中日にトレード移籍、2004年オフに創設1年目の楽天イーグルスに無償トレードで移籍、8試合に先発するも白星は挙げられずにこの年限りで現役を引退しています。
球団記録を調べていくとカープを支えた過去の名選手たちの名前に触れるので個人的にも書いていて面白いです。
今後も記録達成のニュースがあれば定期的に調べて紹介していければと思います。
明日からも、チーム一丸で頑張ろう、カープ!
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