僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

6/8のカープ 日ハム戦 多様な得点パターンで雪辱 ジョンソン復帰に弾みをつける

6/8のカープ試合速報です、ファイターズ戦は5-3でカープが勝ちました。

鈴木誠也選手の先制ツーランで先制したカープ。岡田投手がダブルプレーにも助けられ3回無失点で立ち上がると4回には丸選手のタイムリーツーベースで追加点。1点差に迫られるも最後は野間選手の盗塁をきっかけに追加点を奪い突き放したカープ。札幌ドームで日本シリーズの借りを返す3連戦3連勝、連勝を5に伸ばしました。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 2 0 0 0 2 0 0 0 1 5 9 0
日本ハム 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3 9 1

 

投手情報 

勝利投手 岡田 (6勝2敗0S)

敗戦投手 浦野 (3勝1敗0S)

セーブ   今村 (1勝1敗11S)

広島 岡田、中崎、ジャクソン、今村 - 會澤、石原

日本ハム  浦野、公文、鍵谷、谷元 - 市川、大野

本塁打   鈴木12号(1回表2ラン)

 

試合概要

試合は岡田投手、浦野投手の先発で始まります。

  

初回のカープは浦野投手の前に田中選手、菊池選手が連続空振り三振で簡単に2アウトを取られます。

しかし丸選手が高めに浮いたカーブを捉えてショートへの内野安打で出塁すると打席には鈴木誠也選手。

 

初球、外のストレートを積極的に振り切ると打球はライナー性の鋭い当たり。

これがぐんぐん伸びてレフトスタンドに突き刺さる先制のツーランホームラン、連勝中のカープが先手を奪うことに成功します。

 

その裏の岡田投手の立ち上がり、先頭の西川選手にフルカウントからフォアボールを与えますが、杉谷選手を高めのストレートでセカンドゴロダブルプレーに打ち取ってピンチを脱し、3人で攻撃を終わらせます。

 

  

2回表のカープはバティスタ選手のフォアボールと會澤選手のレフト前ヒットで2アウト1, 2塁のチャンスを作ります。

打席には田中選手。

3ボール1ストライクのバッティングカウントから高めに浮いたカーブを狙いますが、力んだか、打ち上げてセカンドフライでここはチャンスを生かせません。

 

その後は岡田投手、浦野投手ともに4回まで得点圏にランナーを背負うことなく、試合は膠着した展開を見せていた試合は5回に再び動き出します。

 

 

5回の表、カープの攻撃。

1アウトから會澤選手が追い込まれながらも外に逃げていくスライダーを何とかバットに当てるとサードへの内野安打となり出塁します。

先頭に返って田中選手が低めのフォークに空振り三振で2アウト。

 

菊池選手は1ボールから外のスライダーを打ち返すと打球はサードのレアード選手を強襲する内野安打、2アウト1, 2塁とチャンスを作ります。

 

打席には丸選手。

ファーストストライクから積極的に高めに浮いたストレートを振り抜くと打球はライトへの2点タイムリーツーベース。

貴重な追加点を叩き出し、リードを4点に広げます。

 

その裏の岡田投手は先頭の田中賢介選手に内角ストレートでバットを折りながらもとんだところが良く、セカンドへの内野安打で出塁を許しますが大田選手を外のストレートでショートゴロダブルプレーに打ち取りピンチを広げません。

 

6回の表を三者凡退で終えるとその裏、岡田投手がピンチを迎えます。

内野ゴロ2つで簡単に2アウトを取りますが、西川選手に高めのストレートをはじき返されセンターフェンス直撃のツーベースを許すと続く杉谷選手にはフォアボールを選ばれ、2アウト1, 2塁のピンチを背負います。

 

迎えたレアード選手、外のスライダーでストライクを取った後、高めを狙った内角へのストレートが中途半端な高さとなり、詰まりながらもレフト前に落とされタイムリーヒットを許します。

なおも1, 2塁のピンチで中田選手は追い込んでから粘られましたが外のスライダーでショートゴロに打ち取り最少失点で切り抜けます。

 

すると打線は7回、点を取られた直後にチャンスを作ります。

先頭の松山選手がファーストゴロに倒れますが、続く會澤選手が初球の外のスライダーをライト前へ運び、この日3本目となるヒットで出塁します。

 

続く田中選手も初球のカーブを捉えてセンターへのツーベースで1アウト2, 3塁とチャンスを広げたところでファイターズは浦野投手を公文投手へスイッチします。

 

打席には菊池選手。

犠牲フライでも1点の場面でしたが、追い込まれてから粘ったものの最後は7球目の外角ストレートにファーストゴロ。

丸選手も追い込まれてから外のストレートにピッチャーゴロに倒れて追加点を取ることができません。

 

するとその裏、岡田投手が先頭の田中賢介選手に粘られ8球目でフォアボールを与えると続く大田選手にヒットエンドランを決められ、0アウト1, 3塁のピンチを招きます。

この場面でベンチは中崎投手へスイッチ。

 

厳しい場面で松本選手相手に3ボール1ストライクとカウントを悪くし、真ん中付近にスライダーが甘く入りましたがショートフライに打ち取り1アウト。

続く代打・矢野選手は追い込んでから高めのストレートで力勝ち、ファーストフライに打ち取り2アウト。

さらに大野選手も外のスライダーでライトフライに打ち取り、見事に火消しに成功、継投策がピタッとはまり、無失点でこの回を切り抜けます。

 

8回のマウンドにはこれまで安定感抜群のジャクソン投手。

先頭の西川選手をフルカウントから内角高めのスライダーで詰まらせましたが、これがセンター前にポトリと落ちる不運なヒット、続く杉谷選手の初球に盗塁を決められノーアウト2塁のピンチを背負います。

 

杉谷選手には追い込みながらも高めのストレートをセンター前にはじき返されるタイムリーで2点差に迫られ、続くレアード選手。

ここも追い込みますが、外角低めのボール気味のストレートをうまくセンターへはじき返されるとタイムリーツーベースとなり1点差。

 

なおもノーアウト2塁とピンチが続きます。

中田選手は追い込んで外のボール気味のストレートで空振り三振、田中賢介選手は1ボールから内角高めのボール気味のストレートを打って詰まったショートフライで2アウトまでこぎつけます。

 

大田選手の打席、2球目の外角低めのスライダーがワンバウンドでワイルドピッチとなり2アウト3塁となりますが、最後は外のボール気味のスライダーでセンタフライに打ち取り、何とか粘って同点までは許しません。

 

突き放したいカープは9回、谷元投手を相手にワンアウトから松山選手が粘ってフォアボールで出塁すると代走は野間選手。

先ほどのお返しとばかりに會澤選手の初球、積極的にスタートを切ると大野選手の送球が逸れる間に3塁を陥れ、足で1アウト3塁のチャンスを作ります。

 

會澤選手は追い込まれながらも外のストレートをライトへ素直に打ち上げると打球は飛距離十分。

犠牲フライとなり貴重な追加点をつかみ取り5-3と2点差に突き放します。

 

最後は今村投手が先頭松本選手にヒットを許しながらも、石井選手、大野選手、西川選手を三者連続空振り三振に仕留めてゲームセット。

 

カープ、昨年の日本シリーズの借りを返す札幌ドーム3連戦3連勝で、連勝を5に伸ばしました。

 

 

 

試合感想

初回2アウトからの鈴木誠也選手の一発、5回内野安打二つで作ったチャンスを逃さない丸選手の勝負強いタイムリーツーベース、9回代走・野間選手の足と會澤選手の勝負強いバッティングでもぎ取った最後の1点。

ファイターズ投手陣にカープ攻撃陣の持つ多様な得点パターンを見せつけました。

 

少し苦しんでいた鈴木誠也選手はこれで2試合続けての複数打点。 

今日は貴重な先制点を叩き出し、4番の働きを見せてくれています。

本当に頼もしくなってきました。

 

丸選手は昨日、右太ももの裏に張りが出たということで途中交代。

心配でしたが今日のプレーを見る限り、大事を取っての交代というコメントをとりあえずは信じても良さそうですかね。

勝負強い打撃で打点を稼ぐだけでなく、その高い出塁率で得点も稼いでいます。

 

まさに攻撃陣のつながりの核を担う選手だけに、菊池選手同様に長期離脱だけは避けてもらわないといけません。

当然首脳陣も考えていると思いますが、場合によっては積極的に休ませる判断をしてもらいたいと思います。

 

それにしても9回の1点は本当に大きかったですね。

8回にやられた攻撃のお返しとばかりに、代走野間選手が勇気をもってスタートを切ってくれました。

追い込まれながらも外野まで飛ばした會澤選手もさすが。

打率は気が付いたら3割に乗り、正捕手の座にまた一歩近づいています。  

 

 

岡田投手は先頭を何度も出しながらも今日はダブルプレー3つと中崎投手に助けられ、6回0/3を5安打4四球1失点で6勝目を挙げました。

 

 

中崎投手は1人目の松本選手のスライダー打ち損じに助けられた感じはありましたが、見事な火消しを見せてくれました。

結果的にはあそこを無失点でしのいでくれたことで、リードを最後まで保つことができました。

復帰以来、投球内容も良く、調子をどんどん上げてきている感じがして頼もしい限りですね。

 

ジャクソン投手は今日は西川選手の不運なヒットと盗塁で少しリズムを崩したでしょうか。

さすがに一時期の絶好調、敵なしの状態からは少し落ちてきていますが、それでも登板27試合目で失点したのはわずか2試合目です。

 

同点のピンチはきっちり粘ってくれましたし、打たれたのが3点リードの場面で良かったと思って、明日以降の登板での修正に期待しましょう。

 

今村投手も抑えの座が板についてきました。

中崎投手が好調でも、今村投手も好調であれば守護神の座はこのままでしょう。

一度掴んだポジションは簡単には譲らない、そんな凌ぎ合いの相乗効果に期待できそうですね。 

 

6/9の試合展望

明日から仙台に移動してパリーグ首位・イーグルスとの三連戦です。

予告先発はカープがジョンソン投手、イーグルスは塩見投手です。

 

いよいよ今年の開幕投手、昨年の沢村賞、ジョンソン投手が1軍の舞台に帰ってきます。

開幕戦で寒かったこともあり咽頭炎を発症、回復に時間がかかり、静養で落ちた筋力を一から鍛えなおしたことで2か月以上の長期離脱となってしまいました。

 

ジョンソン投手は開幕戦のタイガース戦1試合の登板、3回2/3でKOされており0勝1敗防御率は12.27。

2軍では順調に調整を続けてきており、いよいよ復帰戦となります。

 

パリーグ首位を走るイーグルスの重量打線が相手です。

カープ同様、1番から8番まで2割後半から3割台の選手がずらり。

1番の茂木選手は長打もあり、ペゲーロ選手、ウィーラー選手の外国人コンビと合わせてすでに3人が二けたホームランを記録しています。

 

今日は茂木選手がホームラン2本、ペゲーロ選手にも1本、ウィーラー選手はヒット3本と揃って結果も出しています。

6番を打つことの多い島内選手も交流戦に入って好調です。

復帰戦の相手としては特に厳しい相手になりますが、とにかく1軍のバッターを相手にする感覚を取り戻すことに重きを置いてもらいたいです。

 

久しぶりにあのテンポの良いピッチングを見られるかと思うとワクワクしますね。

ジョンソン投手の球威、コントロールがどれほど戻ってきているのか注目しましょう!

 

対する打線の相手は塩見投手です。

先週今シーズン初登板となったジャイアンツ戦で5回無失点で勝ち投手となっています。

右打者を並べたジャイアンツ打線を3安打2四球と抑え込んでいます。

 

今シーズンの登板試合数が少なく、調子の良し悪しの判断はつきませんが、コントロールは割と良いピッチャーだと思います。

抑えの松井祐樹投手が防御率0.35と絶対的な成績を残しているのに加えて、さすがに首位チームだけあって、ハーマン投手、福山投手も安定した成績を残しています。

 

それまで上記3投手と勝ちパターンを支えていた森原投手は少し調子を落としていますが、それでも中継ぎ陣の層は厚いと言えるでしょう。

敵地と言うこともありますし、後手に回ると逆転が得意なカープと言えども厳しい戦いになりそうです。

 

敵地6連戦で3連勝スタートを飾り勢いに乗るカープ。

イーグルス戦を勝ち越せれば交流戦初優勝も見えてくるだけに、ジョンソン投手の復帰戦となる明日の3連戦初戦は要注目です。

 

ようやく役者がそろうカープですがやることは変わりません。

一戦一戦、チーム一丸で明日も頑張ろう、カープ!

 

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