僕らもカープ

現在海外在住のカープファンが、現地観戦できない分の思いも込めて、カープを応援し続けるブログです。20数年来、カープを応援してきた視点から今年のカープの軌跡を自分なりに追いかけていくブログです。

5/5のカープ 阪神戦 投手陣の正念場 加藤は二軍で大学時代の制球力を取り戻せ

5/5のカープ、阪神戦は5-8でカープが敗れました。

序盤、難敵メッセンジャー投手相手に理想的なリードをする展開。しかしエラーをきっかけに回の途中で中継ぎ投手陣を早め早めにつぎこむ結果となり、最後は駒不足で逆転負け。チームとして序盤の正念場を迎えています。

 

試合記録

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 1 0 3 0 0 0 1 0 5 8 1
阪神 0 0 0 1 0 2 5 0 X 8 10 1

 

投手情報 

勝利投手  岩崎 (1勝0敗0S)

敗戦投手 一岡 (1勝1敗0S)

セーブ  ドリス (0勝2敗11S)

広島  加藤、中田、ブレイシア、一岡、高橋樹 - 石原、會澤

阪神  メッセンジャー、岩崎、高橋、桑原、ドリス - 梅野

本塁打    エルドレッド5号(2回表ソロ)、エルドレッド6号(4回表2ラン)

 

試合概要

今日は加藤投手とメッセンジャー投手がともに上々の立ち上がり、両者ともに結果的に3人で抑えます。

 

2回表のカープは甲子園での手ごわいメッセンジャー投手からエルドレッド選手が高めに浮いたスライダーを逃さずレフトスタンドに放り込み、1点を先制します。

 

加藤投手はこの日の序盤3回を課題の四球を1つしか出すことなく、無失点に抑えます。

 

4回表のカープは1アウトから丸選手がフルカウントからフォアボールを選び出塁すると鈴木誠也選手がフルカウントから粘るもセカンドゴロ、スタートを切っていた丸選手はセカンドに進みます。

 

迎えるは前日の打撃を評価されてこの日5番セカンドでスタメン起用された西川選手。

2-2からの5球目内角寄りのストレートをレフトへのタイムリースリーベースヒット、貴重な追加点を奪います。

 

ここで打席には先ほどホームランのエルドレッド選手。

メッセンジャー投手の2球目、またしても外角高めにきたストレートをはじき返すと打球はぎりぎりながらもバックスクリーンに飛び込む二打席連続のホームラン。

4-0と序盤で理想的なリードを奪います。

 

 

しかしこの裏、加藤投手がピリッとしません。

4番、5番を簡単に打ち取り2アウトを奪いますが、その後2人連続でフォアボール。

悪い癖をのぞかせ、ランナーを背負うと8番梅野選手の打席でワイルドピッチがあり2アウト2、3塁。

次はピッチャーですがバッテリーは勝負を選び外のストレートを素直に打ち返されライトへのタイムリーを浴びて1点を返されます。

 

さらに5回の裏、先頭高山選手にデッドボールを与えた後、北条選手は三振に打ち取り迎えた糸井選手。

初球フォークをセカンドゴロに打ち取ったかに思えましたがこの日セカンドでスタメンの西川選手がまさかのファンブル。

ピンチを広げると福留選手にストライクが全く入らずフォアボール、この日5つ目の四死球をを出して1アウト満塁としたところでベンチが我慢できずに中田投手へのスイッチを決断します。

 

このピンチで中田投手は見事な火消しを見せ、三振とセンターフライでピンチを脱します。

 

カープは6回の裏、ブレイシア投手をマウンドへ。

期待に応えて信頼を掴みたいブレイシア投手は簡単に2アウトを奪います。

しかしここからまさかの連続四球でピンチを招くと、北条選手にはフルカウントから粘られ最後は高めに浮いたストレートをレフトへライナーで運ばれ1点を返されます。

 

ここでベンチは下位の途中で一岡投手へスイッチ。

球数も30球を超えていたので致し方ないでしょうか。

 

代わった一岡投手も糸井選手に1-1からセンターへタイムリーヒットを浴び3-4、1点差に迫られます。

 

追加点を取りたいカープですが5回の2アウト2塁、6回の1アウト3塁、7回2アウト2塁、いずれのチャンスも生かすことができず、試合の流れを引き戻すことができません。

 

迎えた7回の裏、回をまたいだ一岡投手が先頭中谷選手にツーベースを浴びると続く鳥谷選手にフォアボール、糸原選手に送られ1アウト2, 3塁の一打逆転のピンチを招きます。

梅野選手に低めのボール気味のフォークボールを捕らえられ、レフトへの逆転のタイムリースリーベースヒット。

さらに原口選手にもタイムリーを浴びると、糸井選手、福留選手にもタイムリーを打たれ一気に5点を失い4-8。

 

反撃したいカープは8回先頭の丸選手がヒットで出ると鈴木誠也選手が三振に倒れます。

続く西川選手のセカンドゴロを糸原選手が後逸し1アウト1, 3塁のチャンスを作ります。

ここでエルドレッド選手がフルカウントから外のボール気味のスライダーに食らいつきレフト前に落とすタイムリーヒット、1点を返します。

 

一気に畳みかけたいカープは代打ペーニャ選手、新井選手を立て続けに送りますがいずれも凡退。

 

最後はタイガースの守護神ドリス投手の前に2アウトから振り逃げとフォアボールでチャンスは作りますが反撃もここまで。

 

カープ、4点リードから痛い逆転負けを喫し、連勝は3でストップ。5月初黒星です。

 

試合感想

ポイントは5回裏だったでしょうか。

コントロールに苦しみながらも何とか抑えていた加藤投手。

1アウト1塁から糸井選手を打ち取ったセカンドゴロ、西川選手が正面の当たりをファンブルする痛恨のエラー。

 

正直これが今日の敗因となったプレーだと思います。

直後にフォアボールを与えて満塁のピンチで中田投手を使わざるを得ませんでした。

これが6回からブレイシア投手を使うきっかけに、さらにはブレイシア投手が崩れたことで一岡投手に回またぎをさせざるを得ず、7回に打ち込まれても注ぎ込める投手がいませんでした。

 

背景には今村投手が既に3連投で今日は使えず、ジャクソン投手を9回に回さざるを得んかったチーム事情もあるとは思います。

しかしあのエラーがなければ、たらればで恐縮ですが2アウト1塁、または2塁であれば加藤投手がこの回、または次の回まで投げれたかもしれません。

 

西川選手の打撃面はもちろん素晴らしいものがあります。

しかしあのエラーは弁明のしようがありません。

逆転されたのは7回ですが、結果的にはあのエラーが導いた逆転負けだと思います。

レギュラーを掴むには守備面の底上げが必須課題、猛省してもらいたいと思います。

 

加藤投手は序盤は良かったのですが、四球癖を修正出来ていませんでした。

4回裏、1塁が空いているにも関わらず8番梅野選手と勝負せざるを得なかったのはコントロールに不安があるからでしょう。

押し出しの可能性を考えると勝負の選択は正解だったと思います。

 

ただ将来的にはここで歩かせる選択をできる投手になってもらいたい、そう思います。

大学時代の成績を見ると、4年生の春が68回で26四球、秋が63回で32四球。

せめてこれくらいに収まれば、と思っていた2イニングに1個程度です。

そもそも投球回数以上の四死球を与えるような投手であれば、どんなに球威があってもドラフト1位では指名されないでしょう。

 

何かがきっかけで崩れてしまったバランスをまだ修正する力に欠けている、そういう状態だと思います。

2軍に落とされることで次の試合までに、という制約がなくなります。

 

じっくり腰を据えて、自分の投球バランスを取り戻してもらいたいです。

球威は文句なしです、1年目はこんなんだったなあ、と将来懐かしく思えるような、そんな投手に成長してもらいたいと思います。

頑張れ、加藤投手!

 

来週は中村祐太投手、加藤投手のところで2人先発が必要になりますね。

今日好投した高橋樹也投手を個人的には先発で見てみたいですが首脳陣はどう判断するでしょうか。

福井投手を加藤投手の順番で週末のジャイアンツ戦に当てるのであれば水曜日のスワローズ戦にチャンスがあるかもしれません。

 

 

野手は菊池選手がスタメン落ち。

コンディションの問題ということでしたが、詳細は不明。

試合前の練習はアップのみで切り上げたようです。

タナキクの二遊間コンビはカープの強さの源泉です。

 

登録抹消されずに1軍帯同しているので無理すればプレーできる状態なのでしょうが出場すれば超人的な動きに具合の悪い箇所がついてこず、悪化する可能性もあります。

大変心配なニュースです、菊池選手が出られない状態が長引くようだと、一気に苦しくなります。

 

良いニュースはエルドレッド選手に久しぶりに当たりが出たことでしょうか。

打撃陣の状態が良いだけに、多少投手陣が崩れても打ち勝てる可能性があるのは救いです。

 

けが人の影響がじわじわとチームを蝕んできた今が序盤の踏ん張りどころです。

 

5/6の試合展望

5/6の予告先発はカープ岡田投手、タイガースがドラフト6位ルーキー、プロ初登板となる福永投手です。

 

岡田投手はここまで5試合に登板、3勝1敗防御率は2.55。

野村投手とエース争いを繰り広げる抜群の安定感を見せています。

ここ4試合連続で6回以上を投げて1失点以下。

前回甲子園で登板した際には初の9回完投勝利を挙げており、明日も期待できます。

 

中継ぎ投手陣がフル回転でアップアップの中、試合を作るだけでなく長い回を投げることまで期待される立ち位置まで来ています。

首脳陣も大いに期待していると思いますし、期待に応えてもらいましょう!

 

対する福永投手は四国ILリーグから入団のサウスポーです。

最速150km/hを超えるストレートとスライダーが軸になる投手のようです。

四国ILリーグでは2年連続最多奪三振に輝いています。

 

カープとしては火曜日のドラゴンズ戦同様、明日は落とせない試合になりますね。

今日の試合を逆転で落としているだけになおさらです。

早い回に先手を奪い、岡田投手を援護して余計なプレッシャーから解放したいところです。

 

明日も頑張ろう!カープ!

  

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